【回想録】猛暑日の『ヘッドショット』に吹く爽やかな風と白シャツの初心者。指摘おじさんにモヤりつつ、真夏のサバゲー装備の試行錯誤
『猛暑日を中和する環境とホスピタリティ』
2026年7月末。千葉県印西市にある広大な市街地フィールド『ヘッドショット』へ向かった。
気温は35℃に達する猛暑日。数字だけ見れば地獄のような環境だが、実際のフィールドは違った。風がよく通り、建屋やブッシュ(茂み)がしっかりと日陰を作ってくれるため、直射日光に晒され続けることがない。
スタッフさんも熱中症対策の塩タブレットを配り、「エアコン付きの休憩室も使ってくださいね」など、こまめに声をかけてくれる素晴らしいホスピタリティにも助けられ、終わってみれば1日で26ゲームもの回数をこなすことができた。真夏でも十分に遊び尽くせる、最高の環境だった。
この日は、師匠であるB氏とサバゲー2回目となる初心者のZ氏と共に参加していた。
(B氏と私とで装備類を支援し、サバゲー沼に引きずり込もうと画策しているのは内緒だ)
『セーフティの洗礼と大人の情報戦』
朝のセーフティエリアでのこと。友人達と他の参加者に挨拶して回っていたところ、同チームになった軍装のおじさん2人組の1人が、Z氏の着ていた白いシャツを見て半笑いで「他にもっと違う色のシャツなかったの?」と揶揄してきた。
たしかに、市街地中心のフィールドとはいえ、白は光を反射して目立ちやすい。理屈はわかる。しかし、こちらも「初心者です」と伝えているのだから、もう少し言い方があるのではないか。
また、ゲーム開始前の待機時間も「若者はダッシュして前に出るものだ」等、作戦指示ですらない茶々を一々入れてくる。
この「指摘おじさん」の無配慮な物言いの数々に、内心モヤモヤした。こういう空気が初心者のサバゲー離れの要因ではないか、と。
ただ、モヤモヤした気持ちで雰囲気の悪いままプレイするのはもっと嫌だ。今日は久方ぶりの屋外サバゲーでとても楽しみにしていたのだ(サバゲー欲の発散のために、ブログを始めた所も大いにある笑)。
彼らがゲームで活躍した時、私は積極的に話しかけ、自分なりの反省点を伝えつつ、どのように対処したのか教えを乞うた。すると気を良くしたのか、敵が密集して動いていたのを利用し、1人がブッシュに誘い込み、もう1人が側面から掃射したという、彼らの戦術を嬉々として教えてくれたのだ。
口は悪いが、経験に裏打ちされた戦略は確かに持っている。だが、自分もいつかベテランと呼ばれる立場になった時、余計な一言で人のやる気を削ぐようなサバゲーマーには絶対にならないでおこうと、自戒した出来事だった。
『装備の引き算とM47の「油和紙のような皺」』
実際のゲームは、やはり熱波との戦いでもあった。
数ゲームを終えた時点で、見栄え重視で組んでいたチェストリグ(胴体用装備)やヘッドセットは暑すぎてすべて脱ぎ捨てた。

結果的にこの日一番頼りになったのは、腰回りのベルトキットと、フランス軍「M47パンツ」というシンプルな装備だった。
愛用しているのはWAIPER製のレプリカだ。M47特有の太めのシルエットのおかげで、見た目の分厚さとは裏腹に驚くほど風が抜ける。パンツの内側に装備するインナー二ーバッドが全く蒸れないほどだ。
草の汁や土に塗れるサバゲーで使うなら、気兼ねなくガシガシ使い込めるレプリカがいい。破ける気配のないタフな生地が、使い込むごとに少しずつ擦れ、あたりがついて、まるで油和紙のブックカバーのような皺が刻まれ、自分だけの「味」に育っていく。

トップスをUNDER ARMORのヒートギアに変更
汗だくになりながらも快適に遊べた
『市街地CQBの静寂とノイズ』
プレイでも学びは多かった。
30mほど離れた建屋同士での撃ち合い。相手がこちらを視認しようとした瞬間、建屋の暗がりと自分の黒い帽子が同化するよう完全に静止した。相手が「敵ではない」と判断して視線を逸らした隙にゆっくりと動き、ハンドガンで数発撃ち込んでヒットを取った。射線管理と忍耐が噛み合った瞬間だ。
しかし、慢心はすぐに隙を生む。
気をよくした私は、勢いにのって敵のフラッグ付近でうまく背後(裏)を取ることに成功した。
確実に仕留めようと一度下がって再び回り込もうとした瞬間、何故か突然に振り向いた敵と相対することになり、あえなく撃ち負けた。
後で相対した人に聞くと「裏からカサカサ物音がした」とのことだった。フラッグゲットに逸る気持ちを抑え、土や小石を踏む足音や夏場の濃いブッシュをかき分ける音にも気を配って動かねばならないと反省した。
次は8月初旬。サバゲー未経験の会社の後輩を連れて、再びこのフィールドへ向かう。
毎度のことだが、中腰での移動や前傾姿勢のせいか、背筋と太もも、特に大腿四頭筋の痛みがひどい。果たして当日までに快復できるのか…。
【フィールド情報】
サバイバルゲームフィールド HEADSHOT(ヘッドショット)
千葉県印西市平賀にある、総敷地面積約8,000坪を誇る日本最大級の市街地フィールド
所在地: 千葉県印西市平賀2655
フィールド環境: 2階建ての建屋が多数並ぶ市街地エリアと、外周に濃いブッシュエリアが混在。中央にはキャットウォーク(観戦台兼足場)や車両が配置され、立体的かつ複雑な交戦が楽しめる。風通しが良く、日陰も多いため、真夏でも比較的快適にプレイできるのが魅力。
備考: 広いセーフティエリアに、冷暖房完備の休憩室、更衣室、水洗トイレを備える。駐車場からセーフティまでは未舗装のため、キャスター付きのガンケースを持ち込む場合は堅牢なホイールが望ましい。何より、初心者への細やかな声掛けや、猛暑日の熱中症対策、飽きさせない特殊ルールの提案など、スタッフのホスピタリティが非常に素晴らしいフィールド。

楽しみすぎて受付開始と同時に到着した(笑)

