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Figma、バイブコーディングアプリ「Bud」開発チームを買収 ― 7月18日にサービス終了へ

デザインツール大手のFigmaが、AI活用の強化に向けた新たな一手を打ちました。バイブコーディングおよびAIエージェントプラットフォーム「Bud」を運営するチームを買収したことが明らかになっています。本稿ではTechCrunchの報道をもとに、今回の買収の内容と、Figmaが進めるAI戦略の全体像を整理します。


1. 買収の概要


TechCrunchによれば、Figmaは、今回、バイブコーディングおよびAIエージェントプラットフォーム「Bud」(旧称Orchids)を運営するチームを買収しました。BudのCEOを務めるKevin Lu氏は、X(旧Twitter)への投稿で「Figmaは、この機会を生かせる、この時代を象徴するプロダクト企業の一つ、あるいはまさにその筆頭だ」と述べ、「アイデアが生まれ、磨かれ、形になる場所であり、この新しい仕事の時代にとって自然な居場所だ」とコメントしています。

Budは、もともとY Combinator出身のスタートアップで、モバイル・ウェブ・Slack・ブラウザ向けなど、さまざまな形式のアプリをユーザーが手軽に作成できるバイブコーディングプラットフォームとしてスタートしました。その後、ウェブを閲覧し、各種サービスにアクセスし、コードを書いてタスクを自動化できるエージェントプラットフォーム「Bud」へとブランドを転換した経緯があります。

今回の買収に伴い、BudとOrchidsの両サービスは7月18日までに終了する予定で、利用者はそれまでにプロジェクトを移行する必要があるとされています。

2. 過去に指摘されたセキュリティ上の懸念


今回買収されたチームをめぐっては、今年に入ってから気になる報道もありました。BBCは、あるセキュリティ研究者の指摘を引用する形で、旧称「Orchids」で作成されたアプリがサイバー攻撃に対して脆弱であると報じています。今回の買収がこうした経緯を踏まえたものかどうかについて、Figma側からの具体的な説明はなされていません。

3. Figmaが進めるAI開発ツール強化の流れ


Figmaは、今回の買収チームをどのように活用するかについて詳細を明らかにしていませんが、これまでの製品展開からは、単なる静的なアイデアの検討にとどまらず、チームがアプリの構築・プロトタイピングをより実践的に進められるツールを提供しようとする方向性がうかがえます。

同社は、昨年、ウェブアプリ作成のための「Figma Make」をリリースしたほか、今年に入ってからは、OpenAIのCodexやAnthropicのClaude Codeとの連携を進め、さらに、独自のAIエージェント機能もコラボレーション用キャンバスに追加してきました。今回の買収は、こうした一連のAI関連投資の延長線上に位置づけられるものといえます。

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