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Jack Dorsey氏、Slack対抗の新アプリ「Buzz」発表 ― BlockがGitHub連携も統合

TwitterおよびBlockの共同創業者Jack Dorsey氏は、7月21日、新アプリ「Buzz」を発表した。SlackおよびGitHubへの挑戦者として位置づけられるこのアプリは、職場向けのグループチャットプラットフォームで、人間とそのAIエージェントを同じ会話の中に共存させる点が特徴だという。


1. 「モデル非依存・分散型・自己主権・オープンソース」


Dorsey氏は、X(旧Twitter)上で、Buzzについて「モデル非依存で、分散型、自己主権、そしてオープンソースだ」と説明した。同氏はこのプロダクトを、SquareやCash App、Afterpay、Tidalといった既存プロダクトを運営する自身の企業Blockが手がけたものだと明かしており、単なる個人的な趣味プロジェクトにとどまらない位置づけであることがうかがえる。同氏は、X上の投稿で、「あらゆる規模のチームと、あらゆる規模のエージェントのための新しいグループチャットプラットフォームを立ち上げる。SlackとGitHubへの依存を減らすために作った」と述べている。

2. Slackに似た見た目、しかしAIエージェントとGitHubを統合


スタートアップがAIエージェントに業務を任せる場面が増える中、従業員が複数のプラットフォームをまたいで協働することが難しくなっているという課題がある。Buzzの利点は、複数の異なるワークフローを一つのワークスペースに統合している点にあるとされる。見た目はSlackに近いが、AIエージェントがネイティブに組み込まれており、GitHubプロジェクトの管理も同じ画面内で行える設計になっているという。

同アプリは、オープンソースであるため、開発者は自分たちのチームの業務内容やワークフローに合わせて、独自のBuzzインスタンスをカスタマイズできる。新機能が必要な場合、ソースコードに完全にアクセスできるため、チーム自身で構築・展開することも可能だとしている。

3. 先行する競合「Centaur」との比較


Slackに代わる、あるいはSlackを補完するAIネイティブなツールを目指す動きは、Dorsey氏だけのものではない。Paradigmのパートナー兼CTOであるGeorgios Konstantopoulos氏も最近、同様のオープンソース製品「Centaur」を発表しており、同氏はこれを「バーチャル従業員」と表現している。CentaurはSlack内部、あるいはAPI経由のいずれでも動作するという。

Konstantopoulos氏はX上で、「Slack内で暮らし、チームのコーディング以上の作業をこなせるエージェントには、まだ改善の余地が大きい。エンタープライズの現場では、セキュリティとコントロールの観点から自社ホスティングが求められる一方、人々にはSlack内で使ってほしいというニーズがある」と述べている。

4. 「まだ初期段階」― 導入は慎重に


AIエージェントを活用しているものの、Slack上にまだ確立された運用基盤を持たない新興スタートアップにとっては、Buzz(あるいはその競合製品)は検討に値する選択肢となりうる。もっともBuzz自身が「まだ初期段階にある」ことを認めているため、既存チームをすぐに移行させるのは得策ではなさそうだと記事は指摘している。Buzzのデスクトップアプリは、macOS、Windows、Linux向けに無料で提供されており、コードは既にGitHub上に公開されている。

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