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[50代目前の本音] 距離を取ることも、大人のひとつ

気づけば、あの人のことを好きではいられなくなっていた。

仕事を始めた頃は、そんなふうに思う日が来るなんて想像もしていなかった。
むしろ、普通に接していたし、特別に嫌だと感じたこともなかったと思う。

でも、数年という時間が経つにつれて、少しずつ何かが変わっていった。

小さな違和感。
ちょっとした言葉。
気にしなければいいこと。

そんなものが積み重なっていって、
気づいたときには、「少し距離を取りたい」と思うようになっていた。

理由をひとつにまとめるのは難しい。
決定的な出来事があったわけではない、小さな事の積み重ねだと思う。

私ももう若くはないし、それなりに周りとうまくやってきたつもりだった。
職場で「好きではない」という感情は、本当は必要のないものだとも思っている。

それでも、その気持ちを押し込め続けることが、だんだんときつくなっていった。

考えすぎて眠れなくなることもあった。
次はうまくやれるようにと、何度も頭の中でやり取りを繰り返す。
どうすればスムーズに仕事が進むのか、
どうすればうまくコミュニケーションが取れるのか、
答えの出ないまま考え続けてしまう。

気づけば、その人の顔を見るだけで少し構えてしまい、
言葉を交わすたびに、どこか疲れている自分がいた。

このままじゃ良くないと思って、思い切って上司に相談した。

全部をうまく言葉にできたわけじゃない。
それでも、少し外に出せただけで、ほんの少しだけ心が軽くなった気がした。

誰かを好きではなくなることに、どこか罪悪感がある。
できれば、そんな感情は持ちたくなかった。

でも、自分の心を守ることも大切なんだと思う。

無理に我慢し続けるのではなく、
自分が穏やかでいられる距離を見つけていきたい。

それが今の私にできる、小さな選択なのかもしれない。

これでいいのかは、まだ分からないけど。


<追記>
こういう気持ちを書くのは、やっぱり少しむずかしい。

何度も読み返しては、
「ちゃんと伝わっているのかな」と考えてしまう。

それでも、少しずつでも言葉にしていきたいと思う。


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