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日本人はなぜそんなに痩せたいのか

最近、ふと思うことがある。

どうしてこんなにも、
「痩せたい」という人が多いのだろう。

日本、韓国、中国。

この三国では特に、
「痩せたい」という声をよく耳にする気がする。

そんなに痩せたいものなのだろうか。

痩せている体だけが、
魅力的なのだろうか。

「あと3kg痩せたい。」
「脚が太い。」

日本では、
決して太っているわけではない人まで、
「痩せたい」と口にすることが少なくない。

SNSを開いても、
街を歩いていても、
ダイエット情報が次々と目に入る。

細いことが美しい。

そんな空気を、
私たちは知らないうちに吸って
生きているように感じる。

しかも、それは
健康のために痩せるのではなく、
「細く見えること」を目指したダイエットが
多いように思う。

そんなに痩せた見た目が、
本当に魅力的なのだろうか。

もちろん、肥満になると、
さまざまな健康リスクが高まる。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの
生活習慣病の原因になりやすく、
心臓病や脳卒中のリスクも高まる
と言われている。

だからこそ、
健康のために適正な体重を維持することは
大切だ。

でも、
それは「痩せていればいい」という話ではない。

極端なダイエットで栄養が不足すれば、
貧血になったり、
免疫力が低下したり、
骨がもろくなったりすることもある。

女性であれば、
生理不順や将来の妊娠・出産に
影響が出る場合もある。

つまり、
健康は「細い体」ではなく、
「適正な体」で決まる。

それなのに、
日本や韓国、中国では、
「もっと痩せたい」と思っている人が
あまりにも多い。

BMIでは標準体型なのに、
「太っている」と
思い込んでしまう人も少なくない。

私はアメリカで暮らしたり、
アメリカ人の友人や夫、
その家族と接したりする中で、
感じたことがある。

体型は本当にさまざまだ。

細い人もいれば、
ふくよかな人もいる。

でも、多くの人が自分の好きな服を着て、
自分の体を恥ずかしがらない。

「これが私。」

そんな自信が伝わってくる。

「細くない私はダメ。」

そう考えている人は、
日本ほど多くないように感じた。

もちろん、
アメリカにもダイエット文化はある。

それでも、
「細くなければ価値がない」という空気は、
日本ほど強くはない。

本当の美しさは、
体重計の数字ではない。

健康であること。

笑顔でいられること。

そして、
自分の体を好きでいられること。

それこそが、
一番魅力的なのではないだろうか。


私は逆に、
もともと痩せ体質だ。

母も痩せていて、
父の家系は筋肉質。

そのせいか、
昔から脂肪がつきにくい。

それが、
私にとってはコンプレックスだった時期もある。

もっと健康的な体になりたい。

BMIでも「標準体重」になりたい。

そう思って、
太る方法をいろいろ試したこともあった。

でも、
どれだけ頑張っても、
やっぱり太ることはできなかった。

長年、
太ろうと努力しても太れなかった。

2度の妊娠・出産を経験しても、
体質はほとんど変わらなかった。

そんな自分と長く付き合っていくうちに、
「これが私なんだ。」
そう思えるようになった。

無理に理想の体型に近づこうとするより、
自分の体を受け入れることのほうが、
ずっと大切なのだと気づいた。

だから今は、
「もっと太りたい。」
とも、
「もっと痩せたい。」
とも思わない。

私が目指したいのは、

よく食べて、
よく眠り、
適度に体を動かし、
健康でいられること。

それが、
私にとって一番心地よい体だからだ。

だからこそ私は、
「痩せていること=美しい」
という考え方に、
少し疑問を感じる。

人それぞれ、
生まれ持った体質は違う。

遺伝も関係している。

世の中には、
私のように、
太りたくても太れない人もいる。

体質は人それぞれなのに、
なぜか「痩せていること」が理想とされる。

でも、本当に大切なのは、
誰かの理想の体型になることではない。

自分の体を知り、
その体で健康に過ごせること。

それが一番大切だということを、
もっとたくさんの人に知ってほしい。

もちろん、
健康のために体を動かしたり、
食生活を整えたりすることは大切だと思う。

でも、
誰かに認められるために痩せることと、
自分の健康のために体を大切にすることは、
まったく意味が違う。

あなたは、
「誰かの理想の体型」を目指していますか。

それとも、
「自分が健康で、自分らしくいられる体」を
大切にしていますか。

この問いが、
自分の体との向き合い方を考える
きっかけになれば嬉しい。

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