移住して独立した僕が、駆け出しカメラマンに伝えたかったこと
こんにちは、さにー(@sunny___hike)です。
大好きな山がある田舎町に脱サラ移住して、自然派フォトグラファーや小さな会社の代表をしている複業フリーランスです。
山登りのYouTube(@サニーハイク)も始めました。
今日は、以前にSNSでもらった「自分も地方移住してカメラマンとして開業したいです…」という相談から感じたことをまとめてみます。
同じように地方での独立やフリーランスを目指す方の参考になればうれしいです。

相談者さんの話を聞いて思ったこと
話を聞き始めてすぐに感じたのは、
「ほとんど調べずに、いきなり走り出そうとしているな」
ということ。
その方は「地域のカメラマン事情」をほぼ調べておらず、競合がどんな写真を撮っていて、どんな導線で集客していて、どれくらいの実績があるのか、といったことがまったく把握しないまま悩んでいたんです。
試しに検索してみると、その地域にはすでに素敵なカメラマンさんが何人もいらっしゃいました。
写真のクオリティも高く、ホームページや導線もきちんと整っている。
この状況を見て、率直にこう思いました。
「この土俵で同じように戦うと、かなり厳しいな…」と。

“なんとなく、家族写真” の落とし穴
相談者さんは家族写真の撮影を中心に考えていました。
もちろん家族写真はニーズがあるし、仕事としてイメージしやすい分野です。
ただ問題は、
・競合が多い
・自分が“選ばれる理由”を作りにくい
・そもそも家族写真を選ぶ必然性がない
という点でした。
「どうして家族写真を選んだんですか?」
と聞いてみると、
「なんとなく…カメラマンをするなら自然とそうかなと思って…」
という答え。
この“なんとなく”が一番危険なんですよね。
自分の経歴には、すでに「武器」が眠っている
話を深く聞いていくと、その方の経歴には大きな強みがありました。
・元美容師
・海外で暮らした経験がある
・クリエイティブなことが好き
・「家族写真を撮りたい」わけではない
にも関わらず、その強みとつながっていない方向へ進もうとしていたんです。
僕はこうお伝えしました。
「家族写真は一回置いておいて、あなたの経歴を全部“掛け算”で生かせる切り口を考える方が絶対に良いです」
美容師 × 写真
海外経験 × 写真
移住 × 写真
こうした掛け合わせは、唯一無二のポジションを作る武器になります。

“家族との時間を大切にしたい” と言うなら
さらに話を聞くと、その方には小さなお子さんがいて、家族との時間を大切にしたいからフリーランスになりたい、とのこと。
これを聞いて僕が思ったのは、
「それなら、なおさら家族写真は向いてないよな…」
ということでした。
家族写真って、
・土日
・七五三
・卒園卒業
・入学式
など、“家族のイベント=本人も休みたい日” に仕事が集中します。
家族との時間を大事にしたいのに、その時間を削る働き方を選んでしまっている。
ここも目的と手段がズレてしまっていました。
地方で独立するなら、必要なのは“戦略”と“知ること”
今回の相談であらためて思ったことがあります。
独立は「才能」よりも、もっと手前にある“情報”と“戦略”で大きく差がつくということ。
・地域の状況を知る
・競合を知る
・自分の経歴を棚卸しする
・働き方の条件と照らし合わせる
・掛け合わせで強みをつくる
こうした土台を整えるだけで、その人が進むべき「勝ち筋」が見えてきます。
同じように移住や独立したい方の参考になればうれしいです。
※この記事は僕が自分のstand fm チャンネルで音声配信した内容を、文字起こしして再編集したものです。
