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『本当にこれで大丈夫…?』の不安を無くす。数値で見る、我が家の無理しない療養食の成果

明日は、ちょっと時間が無さそうなので早めの公開です。

腎臓病のステージが進むと透析を少しでも遅らせるために、たんぱく質、カリウム、リン、塩分の制限が医師から指示されます。
しかし、指示をされても、この食事で合っているのか不安になる方が多いのではないでしょうか。

また、指示通りに療養食を続けていても、本当に進行を遅らせているのかも不安になるところ。

そこで、腎臓病の療養食を始めて3年になる我が家のデータをまとめてみました。

進行を遅らせる結果が必ず得られるとは断言できませんが、頑張って続ければ少しでも透析を遅らせることが出来るという希望にしていただければと思います。

過去3年分のeGFR値の推移

こちらが我が家の腎臓病患者の過去3年分のeGFR値をグラフ化したものです。

eGFRの数値データ

療養食を始める前のeGFR値は約45~50。
その後、数値は右肩下がりですが2026年時点までeGFR30を下回っていません。

ここで、もう1つ大切な指標尿たんぱく/クレアチニン比を加えてみましょう。

尿たんぱく/クレアチニン比の数値データ

尿たんぱく/クレアチニン比の正常範囲内の数値は0.15以下。
療養食開始直後は0.5~1.0と、正常範囲から考えるとかなり高い数値になっています。

この数値が高い状態が続くと、eGFRの低下以上のスピードで病状が悪化していくといわれています。

※※記事内の医学的情報は一般的な内容にとどめています。
筆者は専門家ではありません。
数値の解釈や食事療法の具体的な内容は患者さまごとに違います。
必ずご自身の主治医や管理栄養士にご相談ください。※※

このような状況で、我が家では主治医からは何と言われているのかを次にご紹介します。

主治医からのコメントと患者・家族の気付き

素人の私たちからすると、

「制限をしっかり守って療養食を続けているのに、数値悪化してるじゃん」

と言いたくなります。
しかし、直近の診察で医師から言われた言葉に「あれ?」と思いました。

「頑張ってeGFR30以上をキープしてるね。このまま頑張りましょう」

「(eGFRの数値が)3年前よりは悪くなってるけど、2年前と比較したら現状維持してると見ていいと思いますよ」

と言われたのです。
この主治医の先生にお世話になるのは、我が家で2人目。
1人目でお世話になった時にも、病状について分かりやすく丁寧に、かつ忌憚なく言ってくれる先生であることは分かっていたので、この言葉には安心しました。

ん??
ということは、私たちが継続してきた療養食は間違いじゃなかったんじゃん!!

短期的には全く気付かないことでしたが、3年経過してようやく病状の進行を遅らせていることに気付かされました。

最新状況

最直近の検査では、eGFRが38.5、尿たんぱく/クレアチニン比が0.38でした。

eGFRは、気候・摂取水分量・血圧をはじめとした様々な条件で細かく変動します。
今回は、その条件がよかったのかeGFRがここ最近で一番いい数値が出ました。

一方で、正常範囲の上限0.15に近い数値を出していた尿たんぱく/クレアチニン比が0.38とやや高め。

主治医の先生に聞いたところ、eGFRと尿たんぱく/クレアチニン比はシーソーみたいな関係にあるとのこと。

eGFRの数値が低下し、尿たんぱく/クレアチニン比の数値が上昇を続けるのでなければ、投薬内容は変えずに現状維持でいいと言われました。

※※記事内の医学的情報は主治医に聞いた話を素人知識でまとめています。
数値の解釈や投薬管理は患者さまごとに違うので、必ずご自身の主治医にご相談ください。※※

腎臓を守るための我が家の鉄壁ルール4選

eGFR値の悪化を遅らせるために我が家で継続してきた鉄壁ルール4選です。

  1. 調味料から摂取する塩分は1日5g以内

  2. 主菜のたんぱく質は、肉・魚・卵・豆類をまんべんなく使う

  3. おやつはたんぱく質、食塩相当量が少ないもの

  4. おやつとして食べたものはパッケージを残して、作っている人(私)に申告

それぞれ、理由を詳しくみていきましょう。

①調味料から摂取する塩分は1日5g以内

調味料から摂取する量を5g以内にしているのは、元々の食材に含まれているナトリウム成分から計算される食塩相当量を考慮しての量になっています。

我が家では、食材に含まれる食塩相当量は食品成分表2023(八訂)から確認しています。

②主菜のたんぱく質は肉・魚・卵・豆類をまんべんなく使う

主菜のたんぱく質をまんべんなく使っているのは、動物性たんぱく質を植物性たんぱく質をバランスよく摂取するため

動物性たんぱく質は吸収速度が速く、植物性たんぱく質は吸収速度が遅いと、2023年9月に放送された「あしたが変わるトリセツショー」でやっていました。

この吸収スピードの違いが、腎臓を守りつつ効率よくたんぱく質を吸収することに繋がるのではないかと思い、バランスよく混ぜるようになりました。


③おやつはたんぱく質、食塩相当量が少ないもの

おやつの栄養成分を制限しているのは、食事との調整が取りにくくなるため
1日くらいはOKとしても、毎日だと計算がくるってくるのでルールとしました。

④おやつとして食べたものはパッケージを残して、作った人(私)に申告

栄養成分を計算するために、パッケージ残しと食べた申告をルール化しました。

3年も経過すると完全に定着して、鉄壁ルールというよりは「ただのルーティーン」となっています。

継続のための我が家の手の抜きどころ3選

ガチガチに制限やルールを守ると、作る方も食べる方も疲れ果ててしまいます。

そのため、我が家では手の抜きどころも決めています。

  1. 作る人の調子が悪い時や忙しい時は、迷わず市販のお惣菜を買う

  2. 食べる人が完食できない時は、たんぱく質とエネルギー摂取を最優先

  3. どうしても食べたくなるジャンキーなものは月に1~2回まで

それぞれ、理由を詳しくみていきましょう。

①作り人の調子が悪い時や忙しい時は、迷わず市販のお惣菜を買う

作る人の「絶対作らなきゃ」は食べる人の「なんだか申し訳ないな」に繋がり、お互いが疲れてしまいます。
そのため、迷わず市販のお惣菜を買うこともあります。

②食べる人が完食できない時は、たんぱく質とエネルギー摂取を最優先

高齢になると食が細くなってくるので、筋肉の分解が起こらないようにたんぱく質とエネルギーの摂取を最優先にしています。
体内で栄養として機能してもらうには他の栄養素も必要になりますが、「食べないよりマシ」という苦肉の策としています。

③どうしても食べたくなるジャンキーなものは月1~2回まで

療養食を続けていると、お寿司やカップラーメンなど、たんぱく質や塩分がてんこ盛りのメニューを食べたくなることも。
完全にシャットアウトしてしまうと、ストレスになってしまうので適度に取り入れるようにしています。

まとめ

腎臓病療養食は、一度始めたら終わりのないマラソンと同じ。
作る人も食べる人も、いつの間にか心が削られていまいます。
自分で作って食べるとなると、もっともっと疲弊してしまうはず。

毎日キッチンに立ちながら、あるいは食べながら「本当にこれでいいのかな?」という不安に押しつぶされそうになる日があるかもしれません。

この我が家の実際のデータや主治医からのコメントが、療養食を続ける力に少しでもなれればいいなと思っています。

長文を最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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