ObsidianでのメインをCodexからClaude Codeに戻す
Obsidianで深く考えたい時はデスクトップ版のClaude Codeが気が利く、という投稿を昨日したばかり。
上記の投稿で「Obsidianでの日常的な作業はCodexで充分」だし、「もうこの形で完成」なんて書いている。
その結論を、翌日に自分で崩すことになるとは思いもよらず。
同じことをGPT-5.6に頼んでみた
Obsidianの中でCodexをメインに使えているのは、こちらが的確に指示を出しているからでもある。
ファイルを作らせる時は、保存先も決め打ちで伝える。
そうやって使う分には、快適そのもの。
そのことについても、以前、投稿している。
そして本日、GPT-5.6が一般公開された。
同時に、これまで開発者向けだったCodexのデスクトップアプリが、ChatGPTのデスクトップアプリへと統合されている。
Claudian上で使っていたのは5.5だが、せっかくなので最上位モデルの5.6 Solを、新しくなったデスクトップアプリで試してみよう、と。
前回、Claude Codeをデスクトップ版で動かしたのと、同じ条件でもある。
vaultを開いて、Claudeで言うCLAUDE.mdにあたるAGENTS.mdを見直してほしい、と頼んだ。
依頼の最後は、こう書いている。
よりcodexが的確に動くようにするにはどうすれば良いか提案して下さい。
返ってきたものは、良かった。
AGENTS.mdの汲み取りは的確だし、vault全体を見通した上での提案も筋が通っていて、速度に至っては、むしろ気持ち良い快適さ。
さすが!、と思っていた。
最後の最後で
やり取りの途中、AGENTS.mdに入れてある
確認なしに新規ファイルを作成しないという一行について説明した。
この一文が無い頃に、見当違いな場所へ、勝手にファイルを作られることが多々あったので、足したもの。
こんな一文が必要な程度に、Claude Codeとは全然違う。
その後、色々と確認と提案が返って来て、最後にこう言われた。
このやり取り、ファイルとして残しましょうか?と。
「お、頼んでないのに自ら言ってくれる?」
上記の経緯から、いつもこちらが決め打ちで伝えていた保存先を、自分から決めると言い出した。
ついにそこまで来たか、なんて思った。
で、出してきた保存先が、claudeという名前の、Claude関連のメモをまとめてあるフォルダだった。
ちょっと待ってくれ!
vaultには、codexという名前のフォルダもちゃんとあるし、ずっとやり取りしていたのは、Codexをどう良くするか。
最初に、そう頼んである。
なのに、直前に出てきたClaudeという名前のほうへ引っ張られた。
しかも、その直前に話していた中身は何だったか。
見当違いな場所へ勝手にファイルを作るクセがあるから、確認して欲しい、という一文を足したことに関して。
そのやり取りの直後に、適切ではない場所へファイルを作ろう、と。
提案して来たのは最新のGPT-5.6 Sol、Codex側のエンジンそのもの。
自身をどう改善すれば良いか考えてくれ、と頼まれていながら、その答えをClaudeのフォルダに作ってみよう、なんて。
愕然とした、というより、落胆した。
もちろん、AIエージェントが全て正しいなんて思っていないし、間違えることもあるし、そこはお互い様というのは大前提。
ただ、これは間違いの種類が違う。
事実を取り違えたとか、知らないことを知ったふうに答えたとか、そういう話ではなく、ここまでの流れが何の話だったのか、それを汲み取れないのはなぜなの?
そこに落胆した。
直せるのは、分かっている
こういうのは、とても簡単に直せる。
AGENTS.mdには最低限のルールだけ残して、保存先を決める手順は別のSkillに切り出し、ファイルを作る直前に必ずそこを通るようにする。
あとは「この話ならこのフォルダ」という例をいくつか書いておけば、たぶん安定する。
やれば、きっちり動くようになることは分かっている。
分かってはいるのだけれど、そこまでやる気には、ならなかった。
vaultでの作業は、プロンプトを組み立てて投げるばかりでは無い。
思いついたことを、そのまま日本語で書く、音声入力で言う。
言い落とした部分もあるし、順番もバラバラ。
こちらも人間、何でも正しい訳ではない。
それでも通じるんじゃないか?と思いながら書いたり言ったり。
その書き方のまま、どこまで通じるか。
使い方が悪いだけかも知れない
念のため書いておくと、これはGPTの欠陥だ、という話ではない。
長いやり取りの中で、最初に読んだルールが目の前の文脈に押し負ける、コンテキストドリフトと呼ばれる現象で、先に挙げた投稿でも、これに悩まされて対策を書いている。
生成AIのエージェントでは、程度の差こそあれ共通して起こりうる、仕組みの話であって、あるあるの類。
当然、重々承知している。
分かってはいるのだけれど、それでもガッカリした。
改善策を聞かれた当人が、これまでの流れを汲み取れていない。
奇しくも、出たばかり、最新最高と謳われるGPT5.6だったからこそ、仕組みだからと片付けてしまえる気分ではなかった。
同じ仕組みの上に乗っているはずのClaude Codeでは、これがあまり起きない、という比較対象があるのも大きい。
Claude Codeの場合、ターミナルのCLIか、Claudianのようなプラグイン経由か、デスクトップ版かで、こちらの汲み取られ方がけっこう変わる。前回の投稿で書いたのが、まさにそれだった。
一方で、GPT系は、どこで動かしても、そこまで変わらない印象。
今回は、いちばん条件の良いはずのデスクトップ版、しかも最新の最上位モデルを使っている。
結局、こちらが細かく的確に指示してこそ、というところに落ち着く。
新しくなっても、そこは代わってないのねー。
逆に言うと、色々と踏まえた上できっちり設計出来る人にとって、これほど頼もしいことはないのだろう。
書き切れば、書き切った通りに動くんだから。
GPT5.6シリーズがプログラミングに強いという話をいくつか聞いていたけれど、何となく分かった気が。
対してClaude Codeは、こちらの言いたいことを予想して汲み取る力が、やはり、全然、上である。
日本語のテキスト中心でやり取りする自分には、Claude Codeの方が、合っているというだけの話。
前提として、Claude Codeを使ってきた期間の方が長く、頼み方の塩梅も、そちらに慣れている。
汲んでもらっているというより、汲んでもらえる書き方が身についているだけ、なのかも知れない。
ObsidianでCodexが快適に使えていたのだって、こちらが的確に指示を出していたからこそで、任せた途端に、こうなった。
Codexに同じ時間を掛けていない分、フェアな比較とは言えないし、まだ検討の余地もあるにはある。
それでも、GPTは必要
以上の流れから、Obsidianの中で使うメインをClaude Codeに戻すことに。
Codexを止める訳ではなく、軽い整理や、対象がはっきりしているSkill経由の作業では、これからも使う予定。
ただ、vault全体を見せて考えてもらう場面は、Claude Codeに任せる。
ここまで書くと、GPTシリーズは要らなくね?ってなるはず。
そんなことはない。
GPT Image 2.0の画像生成が、圧倒的に素晴らしい。
図やアイキャッチをサクッと作るのに、現状ベスト。
だからGPTシリーズは、とっても必要なんである。
vaultの中で、言葉の流れを汲むには向いてない、と。
適材適所に使えば良いだけのこと。
Claude Code と Codex 両方で快適に
その後、徹底的にそれぞれの設定やスキルのファイルを見直して、両方でほぼ同じような挙動で快適に使えるように。
投稿もしているので、以下、ご参考までに。
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