見出し画像

最近読んでよかった将棋本『うつ病九段』

プロ棋士・先崎学九段。

才能あふれる将棋、
思わず聞き入ってしまう話術、
痛快な表現力で楽しませてくれる文才。

誰もが羨むような才能をもちあわせている先崎九段が、ある日突然
「将棋が指せなくなった」

うつ病──それは“心の病気”ではなく、“脳の病気”だった。

朝、ベッドから起き上がれない。
頭の中に「死」のイメージがよぎる。
活字が読めない。

そんな状態から、どうやって復帰することができたのか?

『うつ病九段』は、笑いと涙が交錯するリアルな闘病記でありエッセイ。

重いテーマながら、先崎九段ならではの思わずクスッと笑える描写も多く、スラスラ読める。

僕自身、うつ病についての知識はなかったけど、将棋界の話とからめて描かれることで、その苦しさや大変さを知ることができた。

ボリュームがしっかりあるのに読みやすく、満足感が高い一冊。

漫画化もされている。


自分は突っ走ってきたんだなあと思った。盤上、盤外に、がむしゃらに走ってきた。将棋界を盛り上げるために頑張ってきた。

『うつ病九段』

40~50代くらいの方であれば、この言葉にグッとくるものがあるだろう。

世界は違えど、必須に頑張ってきた日々。
会社のために、社会のために。
誰に褒められるわけでもないけれど。

先崎九段とわかり合えたような、何となくそんな気がしたのだ。


ラストの数ページは感動的だった。
こんな過去があったとは……

将棋はいいな、と思った。
将棋に出会えてよかったと思った。


「頑張る」ことに疲れてしまったら、コーヒーを飲みながらゆっくりとページをめくってみてほしい一冊です。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
フォローは100%返します。
これからも、よろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!