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子育てモヤモヤ勢!今すぐ「小橋はるか」を読もう|記事紹介

子育てをしていて、なんかこう、うまく言葉にできないな…という小さな違和感、モヤモヤってありませんか?

これって、
別に頭が悪いわけでも、
性格が悪いわけでも何でもなくて、
ただ単に

言葉を知らない

だけなんですよね。
なぜかと言うと、

思考の限界は、
言葉によって決まるから

です。

あっ、私が勝手に提唱している理論じゃなくて、ある天才哲学者が、100年前に出した結論の受け売りなんですけどね。笑

言葉そのものが考えを乗せることができるクルマなのだ。
だから、言葉がないところに「考える」ということは生まれえない

ヴィトゲンシュタイン「世界が変わる言葉」

その小さな違和感、モヤモヤ。
「ちりも積もれば…」で、放置しておくといずれ爆弾みたいになっていくんですよ。
人が自分の中にとどめておける許容量なんて、たかが知れてますから。

だから、私たちは文章を読んで、

まだ見ぬ言葉

を絶えず探し求めていく必要があるんです。

***

さて、そんな違和感とモヤモヤだらけのあなたに、今回はとっておきのエッセイストをご紹介します。

今はまだ記事数も少なく、知る人ぞ知る…という感じではありますが、この人の書くエッセイ、

マジでエモい

です。
見つけられたあなたは超ラッキー!!
一冊の本として、

その辺の本屋で売っててもおかしくない

珠玉のエッセイばかりです。
えっ、どんだけ引っ張るんだって?笑
すみません。。
本当に素晴らしい文章をお書きになる方なので、つい。。

ということで今回ご紹介するのはこちら、
「小橋はるか」さん
です!

プロフィールはこんな感じ。

東京在住シングルマザー。クセ強系男児二人との暮らしを通して感じた「まだ言葉を与えられていない小さな違和感」を中心に記録する、子ども、自分、そして社会の観察エッセイです。

この、

まだ言葉を与えられていない小さな違和感

って表現がまずエモすぎません!?

大和ハウスが

名もなき家事

というキャッチコピーで一世を風靡したように、子育ての世界には「まだ言葉を与えられていない小さな違和感」がたくさん眠っているわけですが、そういうのガンガン掘り起こしてくれるんですよ。

だから、読んでてマジで1ミリも飽きません。
全てが自分事として受け止められるし、

あのモヤモヤってこういうことか~!!

と、すとんと腑に落ちる感じがする。

「うるせえなあ、さっさと本題に入れよ!!」

と言われそうなので、そろそろ具体的なご紹介に移ります!すみません!笑


違和感① 罪悪感って、何なのさ?

まずご紹介したいのが、こちらの記事です。

小橋さんには、発達特性を持った極度の小食の長男さんがいらっしゃるんですが、彼と向き合う中で、小橋さんは気づきます。

ある

暗黙の常識

の存在を。

母としてのわたしのデビュー戦は、発達特性を持った極度の小食の長男との毎日だった。
教科書通りに作る食事が、受け入れてもらえない。
一口食べたと思ったら、どこかにふらふらと立ち歩いてしまう。

ある日ママ友が、わたしを励まそうと言ってくれた。
「うちなんて昨日の夕飯、コンビニの肉まん1個だけだったんだよ。恥ずかしくて人に言えないよね」

「一汁三菜」という

お手本

が頭の中にあって、コンビニの肉まんは「自分でつくっていない」「野菜が足りない」「コンビニ食は子どもには悪影響」、だから

逸脱

している――そんな共通の常識が、この会話の背景にある、と。

彼女は問います。

この暗黙の常識は、誰のために存在しているのだろう。
その外側にいる人は、この社会をどう感じるのだろう。

私も過去、

惣菜って、実は愛の証なんじゃね!?

という研究を紹介したことがあります

その研究が言うには、子どもの発達に重要なのは「何を食うか(What)」ではなく「どう食うか(How)」、つまり

食事中の会話

です。

なのに、私たちは「手作り」という「何を食うか(What)」に縛られ、そのために親がイライラし、食卓の空気、つまり「どう食うか(How)」を犠牲にしてしまう。

本末転倒なんです。笑

小橋さんは、この構造を的確に見抜いています。
そして、

その誰が作ったのかもよくわからない「常識」、
従えない自分を責める必要なんて……あるの?

と、静かに、しかし力強く、宣言してくれているのです。

違和感② ママが恋したら、ダメなん?

お次はこちら。

シングルマザーである小橋さん。
恋人がいらっしゃるそうなんですが、その事実を保育園で伝えることに、ためらいを感じているのだそうです。

この母親は育児をそっちのけで恋愛にうつつを抜かしているのではないか、そんな不真面目な印象を持たれそうな気がする。

そして、彼女はこう分析します。

日本では「母親」という存在が、「子どもを育てる」「家庭を安定させる」という役割の色を強く帯びている。そしてそれは、「私欲を表に出さない」ことによって「子どもを最優先にする」存在である、という前提と結びついているのだろう。

要するに、

母親は、「聖母」であることを
強制されている

んですね。

でも、彼女はこう問うのです。

恋愛しているかどうか、結婚しているかどうかと、子どもを最優先しているかどうかの間に、本当に因果関係はあるのだろうか。

当たり前ですが、

因果関係なんてない

です。笑

実際、彼女は恋人がいるのに再婚していませんが、それは、実父に愛着のある子どもたちに、母親の都合で別の人物を「お父さん」と呼ばせたくないからです。

これぞまさに

子どもを最優先に考えた結果

じゃないですか。
それ以外のなにものでもないですよ。

でも、その選択を説明する端的な言葉が、この社会にはまだない。
だから彼女は、

「婚約者です」

と言う。

結婚する予定があることが、

免罪符

として機能するからです。

本当は、彼氏でも、恋人でも、それだけで十分なはずなのに。

彼女のこの嘆きは、私たちの社会が抱える根深い問題を浮き彫りにしています。

この、

社会のエアポケット

にすっと落っこちてしまいそうな、名前のない違和感を、たぐりよせ、たぐりよせては、きちんと現実社会のまな板の上にのせてくれる感じ。

…どうです?
エモいでしょ。笑

違和感③ 「愛」って、どう伝えればいいのよ

3つ目は、この記事。

彼女は、アメリカでホームステイしたときの体験を語ります。

スクールバスに乗る直前、ホストシスターが母親に向かって言った言葉。

"I love you, mom."

これが、この国の、この家族の

「行ってきます」

なのか、と彼女は気づきます。

そして、日本語には

親子間でまっすぐに愛を伝える言葉

が乏しいことに気が付きます。

特に、子どもから親への愛情表現の言葉は、日本語には乏しい。
「お母さん、愛してる」なんて、死に際に初めて言うか言わないか、というほどの仰々しさがある。

その通りですよね。

私も、妻と子どもたちとの日常の中で、「愛してる」という言葉を使うことに、どこか気恥ずかしさを感じてしまいます。

でも、それは日本人に愛がないからではないんです。
小橋さんは、

社会が用意してきた語彙の限界

なんじゃないの、と問いかけます。

親子の感情をどう言葉にするかは、個人の問題ではなく、社会が用意してきた語彙の問題なのだと思う。

作家の塩野七生さんも、同じことを指摘されています。

つまり、日本語による愛の表現力は実に貧しいのだ。
それらを口にする時に不自然さを消してくれる、リズムが欠けているからである。
いや、リズムが伴うように、言葉自体を作らなかったからである。

塩野七生「男たちへ」

ブレーキランプを5回踏んだら

「ア・イ・シ・テ・ル」のサイン

って、誰かが歌ってますよね。
あの歌の歌詞も、よくよく読むと

わざわざカタカナ

で「ア・イ・シ・テ・ル」なんですよ。
どこか記号っぽさを感じさせる、やや身軽な「愛してる」なんです。

それくらい、日本語で愛してると伝えるのは、やっぱりこっぱずかしい。

愛してると面と向かって伝えられないのは、あなたのせいじゃない。
日本語の、文化の問題。
だから、

愛してるって言えなくても、
愛はそこにあるよね?

と。

そんなエッセイです。

エモい。
エモすぎる。

むすび

このように、
小橋はるかさんのエッセイが素晴らしいのは、

個人の悩みを、
社会構造の問題として再定義している

点です。

コンビニメシの罪悪感は、誰が作ったかもよくわからない「常識」の問題。
母親が恋愛しちゃいけないのは、勝手に聖母を期待している「偏見」の問題。
愛してると言えないのは、「日本語」の問題。

もしあなたが今、

「私の子育て、これでいいのかな」
「こんな選択、間違ってるんじゃないか」

と悩んでいるなら、絶対に小橋はるかさんの記事を読むべきです。

そこにあるのは、

「あなたは、間違っていないと思うよ」

という、静かだけど力強いメッセージです。

彼女の記事は、私たちに言葉を与えてくれます。

「まだ言葉を与えられていない違和感」に、名前をつけてくれます。

名前がつけば、認識できる。

認識できれば、変えられる。

ぜひ。

(おまけ) 違和感④ 幸せって、なに?

ここまで読んで、まだ小橋さんのページに飛んでいない、優柔不断なそこのあなた!笑

ダメ押しで、私が個人的に特に気に入った一節をご紹介しますね。

東京には、モノも、人も、情報も、価値観も、十分過ぎるほどある。その中からこれを、この生き方を、母さんは選んだんだよ。

わたしは日々、こんなメッセージを我が子たちに手渡しながら生きている。

いつか彼らがそれぞれの運転席に座り、進む先を自分で選びながら、自由に生きていけるように。

消費社会・東京で「主体的に選べる自由」がもたらす幸せについて考えた|小橋はるか

私たちは「選択肢が多いこと=自由」だと思いがちです。

でも、選択肢が増えることで、評価やブランドといった「選ばされる基準」も増える。

その結果、自分の感覚よりも外部の基準が優先される場面も存在する。

経済的に豊かになって、選択肢が増えることは否定されません。
でも、私たちが幸せになるために本当に必要なのは、
「選択肢の多さ」そのものなんかではなく、

「主体的に選んでいる」という実感

なんじゃないか、というエッセイです。

小橋さんっぽく言い換えれば、

自分の人生を、
自分で運転している

という実感。

モノがあふれる東京のコンクリートジャングルにあっても、
そんな

幸せの本質

を見失うことなく、しっかりと子どもたちに伝えていきたいよね。
そんなエッセイです。

子育てで、なんとなくモヤモヤしている。
違和感が積もり積もって、今にも身動きできなくなりそうだ。
頭じゃわかってる。

そんなあなたにこそ、ぜひ、

主体的に

この小橋さんのエッセイ群を読んでいただきたい。
そんな思いでご紹介させていただきました。

(ご参考 1/2)あなたの記事を紹介させてください!

こんな企画をやってます!
現在大絶賛セール中です!笑
今までご紹介済みの方も、ご新規の方も、どなたでも大歓迎です!
ぜひお気軽にどうぞ😎

(ご参考 2/2)引用した書籍

本稿で引用させていただいた書籍はこちら。

「ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉」は、私のNoteでも何度もご紹介させていただいている本で、100年前の超人みたいな天才哲学者の言葉をめっちゃくちゃわかりやすくかみ砕いて訳してくれている本です。

名言集みたいな感じでサクサク読めるのが推しポイント。

読むと思考がクリアになる系の本はたくさんありますが、この本はそれに加えて心がすっと楽になる点も秀逸ですね。

「男たちへ」は、ローマ人の物語で有名な塩野七生さんのエッセイ集。

フェミニスト的な視点でばっさばっさ「男性的なもの」をぶった切っていく本で、男の私が読んでいると結構心をエグられますが、それでも学びの方が多いな~と思ってどんどん読めちゃいます。ぜひ。


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東大卒2児ママの夫 お気持ちめちゃくちゃ嬉しいです!でも、本当にいいんですか?