お店を何時から開けるかで決まるのは、誰とどう生きるかだった
ビールと犬と野球を溺愛するたけしです。
2031年に看板犬のいる古民家ビアバーを開業するという目標に向け、少しずつ行動しています。
前回の記事では、サービングレクチャーとイベント出店ヘルプで感じた、ビールの泡ありと泡なしの話を書きました。
今回は営業時間の話です。
将来のお店は、早い時間から開けたいと思っています。
できれば、昼から飲めるお店にしたい。
では、なぜ早い時間に開けて、昼から飲めるお店にしたいのか?
その理由を考えてみると、以前の記事で書いた「誰に来て欲しいか?」と密接に結びついていることに気づきました。
早い時間から開けたい5つの理由
改めて、自分がお店を早い時間から開けたい理由を整理してみました。
1. 札幌中心部ではない立地
現時点で想定している立地は、札幌の中心部ではなく郊外もしくは近郊(小樽や当別など)です。
夜遅い時間に、わざわざ遠くまで足を運ぶのは、それなりに腰が重い。
自分がお客さんの立場なら、そう思います。
2. 早い時間の方が来やすい人がいる
前回の記事に書いた、サービングを教えてもらったお店。
そのお店は、平日土日問わず14時開店でした。
そのお店で知り合った人の中には、明るい時間に来て、18時前後には帰っていく人もいました。
理由を直接聞いたわけではありません。
ただ、家庭を持っている人であれば、夜の食事の支度や家での予定があるのだろうと思います。
そういう人たちにも来てもらいたいと考えています。
3. 古民家は日中にも魅力がある
自分が想定しているお店は古民家です。
古民家は、自然光が入ることを前提に作られていることが多いです。
自分も古民家を活用したお店に足を運んだことがありますが、日中に入る日差しが、木の空間をより際立たせているように感じました。
もちろん、ランプや間接照明で見せる夜の古民家も魅力的です。
どちらかを選ぶというより、日中の時間帯を使わないのはもったいないと感じています。
4. 自分自身が朝型
完全に自分の好みですが、自分は早い時間に飲んで、早めに切り上げて寝る方が好きです。
夜遅くまで働いて深夜に帰る生活を、5年、10年と続けられるか。
正直、自信がありません…。
夜が本番の飲食店は当たり前にありますし、それが悪いとは思いません。
ただ、自分が持続可能な働き方を選びたいと思っています。
5. 妻と看板犬に負荷をかけたくない
これが自分にとっては小さくない理由です。
妻にもお店を手伝ってもらう予定ですが、お店につきっきりというわけにもいきません。
看板犬にとっても、人の出入りが多い環境に長時間いるのは負荷がかかります。
夜遅くまで店を開ければ、妻にも看板犬にも当然負担が増えてしまう。
妻と看板犬は、労働力と集客のためだけの存在ではありません。
お店の空間をいっしょに作り上げる仲間である前に、いっしょに暮らす家族でもあるのです。
昼から飲めるお店に人は来るのか?
自分の理想を語ってきましたが、実際に早い時間から飲めるお店の状況はどうでしょうか?
自分も昼から飲めるお店が好きなので、札幌市内でも旅先でもいろいろと足を運んできました。
具体的には、居酒屋、ビアバー(タップルーム、ブリューパブなども含む)、角打ちなど。
そこで気づいたことが、2つあります。
1つめは、平日と土日の差です。
平日の昼は、空いているお店が多い。
土日の昼は、割と人が入っている。
先日サービングを教えてもらったとき、平日の14時すぎに伺いましたが、自分以外のお客さんはいなかったです。
一方、土日は中心部から離れたお店でも混んでいたお店もありました。
そして、2つめ。
これが一番大きいのですが、そもそも平日の昼から開いているお店が体感としてかなり少ない。
自分が昼から飲んだ経験を思い返しても、ほぼすべてが土日でした。
平日の昼に飲んだ記憶は、正直少なめです。
中心部から離れた郊外のお店だと、ほとんどないかもしれません。
これは、少なからず平日と土日の需要が関係していると思います。
昼から飲むのは好きだけど、昼から営業して集客できるかは別の話です。
お酒=夜は当たり前なのか?
ただ、視点を変えると違う景色も見えてきます。
以前、ブルワリー併設のタップルームで、仕込み見学のイベントに参加しました。
スタートは朝8時。
ブルワリーの中まで入って、仕込みを間近で見ることができます。
しかも、ビール片手でもOK。
ブルワーの方に質問するのも自由で、流れがきっちり決まっているわけでもない。
タップルームとブルワリーを自由に行き来する、ゆるい雰囲気のイベントでした。
朝8時に、工場の中でビールを片手に立っている。
なかなかの状況ですが、その場では誰も違和感を持っていませんでした。
自分も含めたクラフトビールが好きな人にとっては、こういう時間の使い方もありと思えるのかもしれません。
実際、ブルワリー併設のタップルームは、昼から開いているところが多いです。
そして、日本にも昼から飲む文化は元々あります。
角打ち、立ち飲み、朝から開いている大衆酒場。
季節イベントでは、花見やビアガーデンも。
つまり、「お酒は夜に飲むもの」というのは、思っているほど強固な前提ではないのかもしれません。
現時点の仮の営業時間を考えてみた
ここまでを踏まえた今の考えです。
平日:15:00〜21:00(6時間)
土日祝:12:00〜20:00(8時間)
定休日:週1〜2日(曜日は未定)
ラストオーダー:フード 閉店1時間前/ドリンク 閉店30分前
※まだメニューも決まっていないので、仕込みなどの想定時間は現時点で判断できません。
そして、自分でも矛盾していると思う点があります。
昼から飲めるお店にしたいと言いながら、平日は15時開店にしている。
理由は単純で、郊外の平日の昼に、そこまでお客さんは入らないと考えているからです。
前述したように、今まで昼に飲んできた体験が判断材料になっています。
願望としては、平日も昼から開けたい。
でも、それでお店が続かなければ意味がありません。
一方、土日は12時開店。
ここは思い切り昼に振ります。
そして閉店は20時と、平日より1時間早い。
開店を前倒しした分、閉店も早める。
土日は昼飲みをメインの体験にしてもらう、という考え方です。
営業時間の総量は、平日6時間、土日8時間。
週1〜2日の休みと、妻と看板犬の負荷を考えても、このあたりが妥当ではないかというのが現時点の判断です。
平日の昼は何をしているのか
ここまで書いて、1つ大事なことを書いていませんでした。
平日15時開店ということは、その前の時間が空いているということです。
仕込みだけで午前中がまるごと埋まるとは思えません。
最初の記事にも書きましたが、この場所を飲食だけの空間にするつもりはありません。
レッスンやセミナーなど、今後の仕事の拠点としても考えています。
つまり、平日の昼にお客さんが来ないのなら、その時間は別の使い方をすればいい。
午前から昼:仕込みと、レッスンやセミナーなどの場として
15時以降:ビールを出す店として
そう考えると、平日15時開店は昼を諦めた結果ではなくなります。
時間帯によって、この場所の役割を変えるという設計です。
もちろん、これもまだ構想の段階です。
何をやるのか、誰に向けてやるのかは、これから考えていくことになります。
理想と現実のはざまで
営業時間を考えるのは、単に何時から何時まで働くかを決めることではありませんでした。
誰に来て欲しいのか?
どんな時間を過ごして欲しいのか?
そして、自分と妻と愛犬がどう暮らすのか?
以前の記事で「誰に来て欲しいか」を考えましたが、営業時間はその答えを数字に翻訳したものだと思います。
15時と12時。
21時と20時。
たった数時間の差に、来て欲しい人と来られない人がわかれてしまう。
理想のお客さん像と自分のライフスタイルを見つめ直したその先に、営業時間があると気づきました。
みなさんは、どんなシチュエーションだと、昼から飲みたくなるでしょうか?
ぜひコメントで教えてください!
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