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定食型食事の考え方〈バランス最強〉 | 食事 - 1

バランスの良い食事を整えるために必要なのは、「定食の型」を意識することです。

自炊でもコンビニでも外食でも、自然とバランスが整いやすくなります。
つまり特別な食事法でも厳しいルールは不要です。

この「大人の身体リテラシーシリーズ」では、食事を身体づくりの土台として扱います。
身体を動かすための材料とエネルギーを補う部分であり、ここが整っていないと運動や回復の効果も出にくくなるからです。

だからこそ、今後も好きなものを食べながら身体を整えたい人に向けて、定食型という「型」を使って食事バランスを整える方法を解説します。

✅この記事でわかること

  • なぜ定食型がバランスの良い食事につながるのか

  • 定食型の基本の構成と考え方

  • 和食・パン食・パスタ・コンビニ別の実践例

  • よくある失敗パターンとその見分け方

  • 好きなものを食べながら続けるコツ


⚠️ よく間違える考え方

食事のバランスは「見た目」や「品数の多さ」で判断すると、ズレやすくなります。
一見すると彩りがよく、食材も多く使われている食事でも、実際には栄養バランスが崩れていることは珍しくありません。

その代表例が、おかず中心で構成された食事です。

たとえばこの写真は、多くの人が理想的と思うような食事でしょう。

しかし、実際はバランスが崩れている可能性が高い食事です。
おかず中心の食事は脂質過剰になりやすく、炭水化物が不足しがちだからです。

脂質はタンパク質・炭水化物の2倍以上のカロリーを持つ栄養素であり、メインのおかずには脂質の多いものが多く含まれています。おかずを増やすほど脂質の割合が上がり、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の理想比率)が崩れていきます。

理想のPFCバランスは脂質20〜30%・炭水化物50〜65%ですが、おかず中心の食事では脂質が40%を超えることも珍しくありません。

また、炭水化物は身体の主要なエネルギー源であり、不足すると代謝が低下し、疲れやすさや脂肪の蓄積につながります。

定食型を意識することで、主食・主菜・副菜のバランスが揃い、脂質過剰や炭水化物不足を防ぎやすくなります。これが定食型をすすめる理由です。

カロリー・PFCバランス・栄養バランスについてはそれぞれ別の記事で詳しく解説しています。記事の最後にリンクを貼っています。

👩‍🏫 定食型の考え方

定食型とは、1食の中に以下の要素を揃えることを意識する食事スタイルです。学校給食のバランスに近いイメージです。

  • 主食:ご飯、パンなど

  • 主菜:肉、魚、大豆、卵など

  • 副菜:サラダ、野菜、きのこ、海藻類など

  • いも類・穀物(炭水化物の豊富な食材):
    芋、かぼちゃ、オートミール、押し⻨、とうもろこし、栗など

  • 汁物:味噌、海藻類など

  • 果物:旬の果物

  • 乳製品:チーズ、牛乳、ヨーグルトなど

すべてを毎食揃える必要はありません。

この構成を「型」として頭に入れておくことで、何を食べるときでも「何が足りないか」を自然に判断できるようになります。
主食・野菜・果物の存在感があるものが、バランスの良い食事の基本的な姿です。

🔽食品カテゴリについて詳細はこちら

💡食事スタイル別 定食型紹介

食事のカロリーを調べるサイトは「カロリーslism」です。
自分の食事のバランスが知りたい人は、できるだけ詳細に材料を入力してください。

1. 【オススメ】和風定食(お魚)

魚は肉に比べて脂質が少ないものが多く、1食あたりの脂質を15g程度に抑えやすいです。
さらに、ビタミンD・オメガ3脂肪酸など、日頃不足しがちな栄養素も効率的に摂れるため、魚を食べる習慣をつけることをおすすめします。

お刺身や缶詰でもOKです。

2. 和風定食(お肉)

同じ和風定食でも生姜焼き定食のようなお肉系では、1食で脂質が簡単に30gを超えることがあります。1日の脂質量を調整したい場合は、生姜焼きの量を半分にするだけでもバランスが整いやすくなります。

脂質30g超え

なお、牛丼などの単体の場合、以下のようにビタミン・ミネラル系が不足しがちです。
やはり定食と同じように副菜(野菜小鉢)を追加して栄養バランスを整えましょう。

3. パン食

朝や忙しい日には手軽にパンやスープで済ませたいこともありますよね。
ただ、パンはそれ自体が高カロリーだったり、ジャムで砂糖が多くなったり、バターなど脂質が高いものと合わせることも多くいです。

野菜スープ・乳製品・果物をうまく組み合わせることで、バランスが整います。

なお、食パン(6枚切り)を1枚のみだと、成人にとっては糖質不足です。バナナなどで追加できるとよりGoodです。

例①:ジャムパン+野菜スープ+卵+バナナ+牛乳

例②:チーズサンド+野菜スープ+カフェラテ

4. パスタ

クリームパスタなどカロリーの高いものは脂質が高くなりやすいです。
もちろん好きなものを食べてOKではありますが、対応策もあるとよりバランスが整いやすいです。

  • 野菜スープなど、さっぱりとした栄養価の高いスープを追加

  • さっぱりめのパスタに切り替えて栄養価の高い卵でカバー

  • 前後の食事で脂質低めの和風定食(お魚)を食べる

例①:クリームパスタ+野菜スープ

例②:和風パスタ+野菜スープ+半熟卵


5. コンビニ食

コンビニは全体的に脂質が高いものが多いため、無難に行くならおにぎりがおすすめです。
具沢山のおにぎりや魚系のおにぎりが比較的バランスを取りやすいです。

または魚系の幕の内弁当などもいいでしょう。
肉系はどうしても脂質が高くなりがちです。

また、サンドイッチや菓子パンも脂質が高めなので、単品では栄養バランスが崩れやすくなります。先ほど記載した「パン食」を参考にバランスを整えてみてください。

とはいえ、無理しすぎず、できる限りPFCバランスや食物繊維を意識した組み合わせであればOKです。

🔥 【実践】食事を改善するには

この記事の最初に、以下の食事はおかず中心で組まれているため、バランスが崩れている可能性が高いと記載しました。

そこでこの定食型を使うことで、「何を減らすか」「何を足すか」を判断できるようになります。

⚠️以下、筆者が目分量で測った結果で解説しておりますので、ご理解ください。

このご飯は、見た目もよく栄養素も充実しておりますが、
カロリーが高めでPFCバランスが脂質に大きく偏っています。

カロリー :890kcal
タンパク質:42.5g (19%)
脂質   :42g (42.5%)
炭水化物 :98.5g(38.5%)

改善ポイントを3つあげます。

  1. 1食のカロリーとしては多く、無理なく消化するためには550〜800kcal程度に収めたいです。

  2. 脂質が42gと多く、PFCバランスが崩れる要因となっています。

  3. タンパク質は1食あたり20〜30g程度を目安に分けて摂る方が効率が良いとされているのに、42.5gと過剰になっており、消化不良・腸内環境悪化の原因になりやすいです。


改善案をお伝えします。

  1. 卵焼き、ひじき煮は無くす

  2. 焼き鯖を半分にする

  3. 果物を追加する(orふかし芋増量)

こうすることで、メニュー数を減らしても十分な栄養素が摂れてPFCバランスも整います。

カロリー :704kcal
タンパク質:28g (16%)
脂質   :22.5g(27.5%)
炭水化物 :109g (56.5%)

✅ 定食型は「我慢しない食事管理」になる

定食型はルールではなく、判断の「型」です。
この型を頭に入れて、日々意識することで、どんな食事の場面でも自分でバランスを判断できるようになります。

この意識が定着し、身体も慣れててくると、
・加工肉ばかり
・カップラーメンばかり
・主食の重ね食い
・お菓子がご飯代わり
このような食事がそもそもできなくなってきます。
禁止しているわけではなく、身体がバランスを求めるようになるからです。

また、日々バランスを意識していれば、基本的に「これは食べてはダメ」「これは病気になる」といったものはありません。
逆に、日々きちんと食事を意識するからこそ、たまにの外食や、自分へのご褒美など、好きなものも罪悪感なく食べられるようになります。

食事のカロリーや栄養素を調べたいときは「カロリーSlism」や「カロミル」で食材を入力すると確認できます。自分の食事のバランスが気になる人は、できるだけ詳細に材料を入力してみてください。

📝まとめ

食事のバランスを整えるために有力なのは、特別な食事法ではなく、日々「定食の型」を意識することです。

定食型はルールではなく判断基準です。
この型を頭に入れておくことで、好きなものを食べながらでも食事を整えられるようになります。

主食・主菜・副菜をベースに、不足している要素を足す、という判断ができるようになるだけで、自炊・外食・コンビニ問わず、食事のバランスは自然と整います。

そして、おかず中心の食事は見た目に反して脂質に偏りやすく、バランスが崩れやすいため注意が必要です。

まずは次の食事から、「主食・主菜・副菜が揃っているか」だけでも確認してみてください。


以下の記事では、食事の大切な考え方を様々な観点から解説しています。
全て考慮しようとすると、定食型がとても便利なことがわかると思います。
ぜひ読んでみてください。

🔽食事の考え方についてはこちら

🔽カロリーコントロールについてはこちら

🔽PFCバランスについてはこちら


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