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【中学受験】4歳から塾で「席をキープ」する親たち。都市部の中学受験、ここまで来たか!

先日、誰か記事で、都市部の中学受験の過熱ぶりについて書かれた内容を見た。それは私が住んでいる地方都市からでは考えられないほどの視点、内容で衝撃を受けたので紹介したい。

塾の席をキープとは?

その記事に登場する子たちは4,5歳。既にサピックスへ通っているらしいのだが、それには理由があるらしい。

本来、中学受験を目指し、小学4年から本格的に勉強を開始させる為に、親としては小学3年の3月に入塾、入塾テストを受験させたい思惑があるという。しかし現在、都市部では中学受験が過熱しており、塾によっては、校舎によってはその時点では既に定員が一杯で、入塾テストすら受け付けてもらえず、受験できない状況があるらしい。

その結果、どんどん入塾の早期化が進み、結局、年中である4、5歳のころからサピックスへ入塾し、「来たるべき日」に備えて席をキープしておく、というのだ。

通う本人が納得していれば、問題にはならないと思うのだが、4、5歳の子どもにそれを求めるのは流石に酷だろう。恐らく分別も判らないうちに入れられている、が正解だろう。仮にその場合、親が考える「来たるべき日」が来る前に、子どもが潰れてしまわないか、他人の子ながら心配になるし、とてつもない闇を感じてしまった。もちろんサピックスは単なる一例に過ぎず、きっと都市部の他の中学受験塾も同様なのだろう。

札束で殴り合う親たち

言い方は悪いし、私のやっかみかもしれないが、全ては「子どもの為」という大義名分のもと、子どもの学歴の為、ひいては子どもの将来の為に、親が札束で殴り合っているようにも思えたのだ。経済格差と学歴社会の縮図、ここに極まれり、といった感じがして戦慄すら覚える。

というか、都市部の人は皆、そんなに高所得者なのだろうか。都市部で生活コストが高い上に、4、5歳から通塾し、その先の中高一貫校となると、一体どれだけのコストになるのやら想像できない。

我が家の4、5歳の頃

一方、地方住まいの我が家の子どもが4、5歳の頃、どうだったかと思い返すと、まだまだ子育てに日々追われていて将来のことなど考える余地がなかったように思う。

子どもが生まれた時、ただ元気でいてくれればいい。健康でいてくれればいい。人並みに喋って、歩いて、集団の中で楽しく過ごしてくれればいい。私たちが願っていたのはそれだけだった。当時、子育てをしていく中で、私には子どもの将来や学歴のことを考える余裕なんてなかった。目の前の子どもと向き合うことで精一杯で、そんなことより大事なことがたくさんあったと思っていたから。

学歴や教育を真剣に考え始めたのは、子どもが「私立中学に行きたい」と言い出した小学五年の秋頃だったと思う。それ以前は気持ちの面でも、金銭面でも、そんな余裕はなかった。

もっと言えば正直なところ、なぜ子どもが医師になろうと思ったのか、なぜそこまで頑張れたのか、明確な答えは未だに私たちにもわからない。私たち夫婦を含め、身内は医師ではないし、医師になれと言ったこともない。幼い頃から医学部を目指して教育していたわけでもない。でも結果として国公立医学部へ合格し、本人も親も周りも皆、結果を嬉しく思っている。

周りが見えている親、見えていなかった私

こう比較して考えると、4、5歳で子どもの教育面まで気を配れる親御さんは、周りが見えてるな、と素直に感心する。生まれてまもなく「この子を絶対、東大へ」「この子は医学部へ」と決めて、小さい頃から英才教育をしている親御さんの目線や思考は、自分の子どもにやってやれるなら、学ぶべきかも知れない。本当は小さい頃から準備をして、競争を勝ち抜いてきた子どもたちが目指すのが、東大であり、医学部なのかもしれない。

ただ、我が家でそれをやっていたら、同じ結果になっていたか私にはわからない。一つ言えるのは、子どもは私たちの想像を超えて、親の足りない部分は、自分で考えて補い、自分の道を見つけたということだ。

最後に

結局、子育てや教育に、万人に当てはまる正解はあるようで無いのだと思う。4、5歳から塾に通わせることが正解の家庭もあるだろう。でも、我が家のように、小学5年から始めても間に合う家庭もある。

大切なのは、子ども自身がどう感じているか。知らないうちに子どもの心に深い傷を追わせていないか、その子が本当に幸せなのか、親は一度、立ち止まって考えるべきではないだろうか。子どもの為、と思ってやっていることが、本当に子どもの為になっているのか。それを考えるのが、親の役割だと思う。私は子どもの学歴や将来よりも、そちらの方が心配になる。


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太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。