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2025年に買った/読んだ本まとめ

最終更新 2025-12-21:4冊追加しました。

「買った/読んだ本」(再読含む)のリストを随時更新していきます。

2026年は月次でやってみたいと思いますが、2025年はとりあえずこの記事1本にまとめます。(執筆時点で11月です 笑)

読み終えた本ばかりではない&必ずしも“おすすめ”な本ばかりではないので、各書籍の紹介文はあくまで参考程度でお願いします。具体的に書籍についての記事を書いた場合はそのリンクをぶら下げていく予定です。

筆者プロフィール:照沼健太
ポップアート2.0作家、YouTuber、音楽家。テレビ東京やNetflixのメディア運営、レディオヘッドら数々のアーティストのCD封入解説文、HIKAKIN、米津玄師、押井守、藤本タツキなどのクリエイターや多くのビジネスパーソンの取材を担当。2023年末からはYouTubeチャンネル「てけしゅん音楽情報」を運営(2025年9月末時点でチャンネル登録者数約6万人)。

↑YouTubeでよく見るストアフロントページを作ってみました。まずは「愛用ガジェット」と「愛読書」を紹介しています。

まとめてみたら自分で思っていたよりも10倍くらいの量を読んでいて驚いたのですが、端的にKindleとAudibleのおかげだと思いました。その辺はこちらの記事で書いていますので、よかったら参考にしてください。


リック・ルービンの創作術

アデルやレッチリを手掛けた伝説的プロデューサー、リック・ルービンの「創造」のバイブル。ニール・ストラウスと共に言語化した本書は、具体的なハウツーではなく、創造性を「在り方」として捉える哲学的指南書といった感じ。

日本人にどうしても伝えたい 教養としての国際政治 戦争というリスクを見通す力をつける

テレビ東京のキャスター・豊島晋作氏が、複雑な世界情勢を「地政学」と「歴史」から読み解く入門書。ウクライナ侵攻や台湾有事など、なぜ戦争が起きるのか、その論理と背景を明快に解説しています。単にニュースを追うだけでなく、日本に迫るリスクを自分の頭で考え、未来を見通すための確かな「教養」が身につく一冊です。

『これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント』

米ウォートン校のイーサン・モリック教授が、生成AIを単なる道具ではなく「共同知能」として捉え、共に働くための実践知を説く一冊です。仕事や教育の現場でAIをどう活用し、どうマネジメントすべきか。その具体的なヒントと、AI特有の「嘘」やリスクへの対処法を明快に解説しています。AIと共生し、人間の能力を拡張するための「正しい付き合い方」が学べる必読書です。

空想映像文化論 怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ

アニメ・特撮研究家の第一人者・氷川竜介氏が、かつて「テレビまんが」として渾然一体だった60〜70年代の映像文化を読み解く論考。「怪獣ブーム」から『宇宙戦艦ヤマト』に至る変遷の中で、なぜアニメと特撮は分断され、独自の進化を遂げたのか。産業構造やメディアの変化を緻密に分析し、日本が世界に誇るコンテンツの原点と本質に迫る一冊です。

新ジャポニズム産業史 1945-2020

日本在住の米国人作家マット・アルト氏が、戦後日本が「ファンタジー」というソフトパワーで世界を変えた軌跡を描く産業史です。ブリキのおもちゃからハローキティ、ウォークマン、ゲーム機、絵文字まで。生活必需品ではない「夢を与える製品」がいかにして現代人のライフスタイルを決定づけたのか。世界を席巻した日本文化の正体を、豊富な取材と愛ある視点で解き明かす内容。

NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

『サピエンス全史』の著者が、石器時代からAIまでの情報の歴史をたどる最新作です。ハラリ氏は、情報を単なる真実の伝達手段ではなく、社会の「秩序」を作る力であると定義します。過去の宗教や政治が情報をどう利用したかを分析し、AIという非人間的な知性が加わった現代のリスクを指摘。歴史的な視点から、これからの社会のあり方を考察する一冊です。

NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

上巻の歴史的考察を受け、下巻では現代のコンピューターとAIがもたらす変化に焦点を当てています。ハラリ氏は、AIを単なる道具ではなく自ら決断を下す「エージェント」と定義し、それが民主主義や社会システムに与える影響を分析。アルゴリズムによる監視や操作のリスクを検証しつつ、人間が技術の主導権を保つために必要な制度や規制のあり方について論じています。

三四郎

夏目漱石が1908年に発表した長編小説で、前期三部作の第一作にあたります。熊本から上京した青年・小川三四郎が、帝大での生活や都会の空気に触れ、戸惑いながら成長していく様を描いています。自由奔放な女性・美禰子への恋心や、広田先生ら知識人との交流を通じ、近代化の進む明治の東京で「迷える羊(ストレイ・シープ)」として生きる若者の不安定な自我を映し出した作品です。

罪と罰

ドストエフスキーの代表的長編小説です。独自の理論に基づき、強欲な高利貸しの老婆を殺害した元大学生ラスコーリニコフの心理的葛藤を描いています。犯行後に彼を襲う激しい良心の呵責、予審判事との心理戦、そして娼婦ソーニャとの交流を通じた魂の救済が物語の主軸。罪とは何か、人間が抱える倫理的な苦悩と再生への道を重厚に綴った作品です。

AI分析でわかった トップ5%社員の読書術

1万8千人の行動データをAIで分析し、成果を出し続ける「トップ5%社員」に共通する読書習慣をまとめた一冊です。著者の越川慎司氏は、彼らが「完読」や「多読」自体を目的にせず、課題解決やアウトプットのために本を活用していると指摘。単なる知識収集ではなく、意識や行動を変えるための効率的で実践的な読み方を解説しています。

スプートニクの恋人

村上春樹が1999年に発表した長編小説です。小学校教師の「ぼく」、小説家志望のすみれ、そしてすみれが恋に落ちた年上の既婚女性ミュウ。3人の関係と、ギリシャの島ですみれが忽然と姿を消す事件を描いています。理解し合えても決して完全に交わることのない人間の根源的な孤独を、闇を旅する人工衛星「スプートニク」になぞらえて静かに描いた物語です。

少年たち

ロシアの文豪チェーホフの名作短編です。クリスマス休暇に帰省した少年ボロージャと友人が、密かに「アメリカ」への家出を企てる騒動を描いています。荒野や黄金への憧れを語り合う子供ならではの滑稽さと、現実の家庭の温かさの対比が鮮やか。過ぎ去る少年期の無邪気な情熱を、ユーモアとペーソスを交えて温かく綴った一編です。

断食芸人

フランツ・カフカ晩年の代表的な短編小説です。檻の中で絶食し、その痩せ細った体をさらす「断食芸人」の栄光と没落を描いています。かつては人気を博したものの、やがて世間から忘れ去られていく男の孤独。死の間際に彼が語った「断食を続けた本当の理由」は、芸術家の孤立や他者との相互理解の不可能性といったテーマを含んでおり、現代にも通じる不条理を描き出しています。

プロジェクト・ヘイル・メアリー

『火星の人』のアンディ・ウィアーによる宇宙SFの傑作です。地球滅亡の危機に、記憶喪失の男と異星人が種族を超えた友情で挑みます。ライアン・ゴズリング主演、『スパイダーバース』のロード&ミラー監督による映画化も進行中で、2026年の公開が予定されています。科学的興奮と熱いドラマが融合した、映像化も待ちきれないエンターテインメント大作です。

DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある

作家・橘玲氏が、現代社会を覆う「善悪二元論」の危うさを説く一冊です。ウクライナ戦争やガザ紛争など、双方が「正義」を主張する複雑な問題を、単純な勧善懲悪で断じることの限界を指摘。一見嫌われがちな「どっちもどっち(DD)」という視点こそが、解決不能に見える現実の対立構造を理解し、冷静に世界と向き合うための鍵であると論じています。

タイタンの妖女

カート・ヴォネガットの代表作とされるSF小説の金字塔です。大富豪マラカイ・コンスタントが、運命に操られ火星や水星を経て土星の衛星タイタンへと旅する流転の物語を描いています。人類の歴史さえも、ある「些細な目的」のために操作されていたという虚無的な世界観を、独特のユーモアと優しさで包み込んだ、読む人の人生観を揺さぶる名作です。

動物たちは何をしゃべっているのか?

ゴリラ研究の第一人者・山極寿一氏と、シジュウカラに「言葉」があることを証明した鈴木俊貴氏による対談本です。音楽のようなゴリラの会話や、文法を操る鳥の声。全く異なるフィールドの二人が、動物たちの豊かなコミュニケーションと、そこから見えてくる「人間語」の起源について語り合います。人間だけが特別ではないと気づかせてくれる、知的興奮に満ちた一冊です。

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YouTube「てけしゅん音楽情報」を運営し、音楽などのカルチャー系ライター/編集者である照沼健太と…

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