イップス克服に向けて049:所詮ウォームアップ時のミニラリーの時だけの問題
テニスゼロ 吉田様
追加のアドバイスありがとうございます。
さて、早速 昨日のレッスンで試してみたのですが、正直頭では分かっていながら、なかなかできなかったという感じでした。やはり、ミニラリーでフォアハンドを打とうと思うと、恐怖心が湧いてきて、腕がむずむずしてくる感じです。
ただ、自分で、ミニラリー中に気づいたのが、明らかにインパクトの瞬間にボールを見ず/見えずに、心配と恐怖心からボールが行く先を先にみてしまい、ネットにかけるという感じでした。
また、その後、コーチとのボレストの練習があったのですが、その時は考える時間がないのと、ボールの回転まではっきり見える状態でプレーできたからか、非常に質の高いボレーができた気がします。このボールの見方が、ミニラリーや、ボールが遅いときにもできれば、フォアハンドも打てそうな気がするのですが、これは来週の課題にしようと思っています。
あと、気にしない、治そうと努力しない(努力逆転の法則)ように心がけていくつもりです。今、気になっているのは、所詮ウォームアップ時のミニラリーの時だけの問題で、実際のテニスのゲームや、試合ではそれほどイップス症状はでないので、まミニラリーが下手な人ということでも、良いかなと思えてきました。
また、何かありましたら、連絡させていただきます。
※※
回答
▶ボールを見るには「自己肯定感」が必要
恐らく、こうやってやり取りさせていただく過程で、いろんな「気づき」が出てくると思います。
そう、頭では分かっていてもできないことや、ボールの見方に不具合があったことなど。
「ボールをよく見る」というアドバイスについて、みんな頭では分かっていながら、それができないのですね。
それは宮本武蔵の関連記事でもお伝えしている、自己肯定感が関わっていたりするからです(関連記事「ノールックに必要な『自己肯定感』by宮本武蔵」)。
▶「諦め」が突破口を開く
「まミニラリーが下手な人ということでも、良いかなと思えてきました」とお聴きし、安心しました。
相対的に「軽い問題」へと位置づけ直す変化が見て取れます(関連記事「誰にも明かせないから『重く』なる」)。
なぜなら「ミニラリーができなきゃダメだ!」という思いは、「自分はミニラリーができない人」のイメージが反映された結果だから。
痩せている人は、「痩せなきゃダメだ!」などとは思いません。
むしろ「痩せなきゃダメ」っていう思いでいると、食事のときにも、食事以外のときにも、食事について四六時中意識するので我慢がストレスとなり、しんどくなります(関連記事「『食べてはだめ』と思うと、食べたくなる」)。
同様に、ボールを見ようと意識したら見えなくなるし、勝とうと思えば勝てなくなるのが、イメージの世界です。
「まミニラリーが下手な人ということでも、良い」という「諦め」が、突破口を開きます(関連記事「関連記事「書評第4弾『諦める力』勝てないのは、努力が足りないからじゃない」)。
▶頭のいいフリする「おバカ」と、本当は賢い「無知の知」
諦めるとは「明らむ」、つまり「明らかにする」こと。
本当はおバカなのに「頭がいいフリ」をするのって、本当のおバカじゃないですか。
「自分はバカだ」と明らかにしたのが「無知の知」であり、「実は賢い」という理屈になります。
「ミニラリーのできない人でも良い」イメージは、できるようになる人になるための、パラダイムシフトと言えます。
▶100%じゃなくてもいいと気づいて、100%以上の能力を発揮するイラストレーターさん
こちらのイラストレーターさんは、若い頃はいつも100%で描こうとしていた。
「それこそが間違いだと気づいた」と顧みます。
つまり今は、「100%の力じゃなくても良い」という自己肯定です。
そうすると、「100%以上の能力」が横溢するのです。
「100%じゃなくても良い」とは、言い換えれば「余裕・余白・余地・余力」と言ってもいいかもしれません(関連記事「集中力の『再エネ』で、どんどん優秀になる!」)。
「ミニラリーができない自分はダメだ」というマイナスの自己否定から、プラスに転じることはない。
マイナスにいくら努力や練習やといったプラスの要素を掛け合わせても、「マイナス×プラス=マイナス」です(関連記事「マイナスにプラスを掛け合わせてもマイナス」)。
「できなくてもいい人」という自分(他者にも)に対する無条件のリスペクトが、プラスの掛け合わせとなってパラダイムがシフトします。
▶「実践」すれば、能力はどんどん引き出される
私はいつも申し上げています。
「イップスにはなるだけの価値がある」と(関連記事「自分を大切にする」)。
多くの人は、頭で分かったらできるようになると思い込んでいます。
でも、決してそうではないのです。
ですから少しずつでも体による「実践」が欠かせません。
なので前回お伝えしたように、頭による想像ではなく「箸置き」を使うのです(関連記事「まさか『箸置き』ひとつで人生が好転するとは(時間もお金も余る!)」)。
テニスのコントロールは、ターゲットを頭の中の想像で狙うのではなく、実際に的を置いて乖離を目で見るから、みるみる磨かれるのと同じです(関連記事「的は『魔法のような道具)』」)。
そうすれば「芋づる式」に能力は引き出されてきますので、どうぞお楽しみに!
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(テニスゼロ)
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