サロン楽屋話063:怖れない環境だと、能力は自然に覚醒する(連載中編)
名門アカデミーの強さは「秘密練習」ではなく、厳しくも安全安心な環境にあり。ミスしても責められず「よし、もう一度」とリセットできる場では、トライ&エラーが宝に変わる。高所恐怖症でも、畳の上ならスーイスイ。テニスも語学も人生も、環境を味方につけるほどパフォーマンスは上がります。連載前編からの続き。
▶「怒られない環境」こそ、能力が勝手に伸びる理由
安全安心な環境が能力を覚醒させると、連載前編でお伝えしました。
名門アカデミーが強くなるのは、何も特別な「秘密練習」をしているからではなかったのでしたね。
厳しくとも、優しい。
ミスしても「おまえのせいだ」などと、だれかの非を責めたりせず(集中を乱したりせず)、「よし、もう一度やってみよう」とリセットする「環境」が整っているのです。
そこでは、トライアンドエラーが、非ではありません。
エラーしてもむしろ、それが是なのです。
▶高所恐怖症でも畳の上なら歩ける──それと同じ話
そうはいってももちろん、危険不安な現場でプレー(作業)せざるを得ない人もいます(関連記事「3K職場だって、ロッククライミング気分でゴー」)。
だけどそういう人も安全安心な「訓練」のほうが、発揮されるパフォーマンスは高いのではないでしょうか?
使う使わないは別にして「命綱」があれば、より自由に動けて、より高いパフォーマンスを発揮できるもの。
幅30センチの板が、高層ビルにかけられたら渡れないけど、畳の上ならスーイスイ。
テニスも同じ。
「練習」のほうがパフォーマンスが高いのは、それが安全安心だからです。
練習だったら上手く打てるのに、試合になると打てなくなるというプレーヤーは、少なくないでしょう。
だったら、打ち方やフォームの問題などではありませんよ。
「答え」が、見えかけてきましたね。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
