第144話 自分を変えようとし続けて、やっとわかったこと
教員として働く中でうつ病を経験し、休職・入院・リワークを経て回復の途中にいます。
このnoteでは、うまくいかない日も含めた闘病の記録と、自己肯定感について綴っています。
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長い間、
自分を変えようとしていました。
もっと強くなりたい。
もっとうまくやれるようになりたい。
もっと自己肯定感を高めたい。
変わることが、
前進だと思っていました。
変わらないことが、
停滞だと思っていました。
でも、
変えようとし続けた先に待っていたのは、
疲弊だけでした。

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変えようとし続けた日々
うつになる前から、
私は「自分を変えること」に熱心でした。
自己啓発の本を読む。
セミナーに参加する。
毎日日記を書く。
習慣を変えようとする。
どれも、最初は効果がある気がしましたが、
長続きしませんでした。
私の性格もあるのかもしれませんが、
それでも何か違う気がする。
また元の自分に戻って、
「やっぱり自分はダメだ」と落ち込む、
そんな繰り返し。
そしてまた、
「何かしなきゃ」と焦り、
次の「変え方」を探しました。
この繰り返しが、何年も続きました。
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変えようとするほど、苦しくなった
気づいたことがあります。
自分を変えようとするたびに、
今の自分を「ダメなもの」として扱っていました。
変えなければいけない自分=不十分な自分。
変われない自分=意志が弱い自分。
「変わること」を目指すほど、
今の自分への否定が深まっていきました。
自己肯定感を高めようとして、
自己肯定感を下げていました。
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療養中に、変えるのをやめた
うつになって、
変えるためのエネルギーがなくなりました。
本を読む気力もない。
習慣を変える余裕もない。
成長しようとする力もない。
仕方なく、変えることをやめました。
ただ、今の自分のままで、
一日を過ごしました。
すると、不思議なことが起きました。
変えようとしていないのに、
少しずつ変わっていきました。
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変えようとしないときに変化した
変えようとやめてから気づいたことがあります。
以前の「変化」は、
外から無理やり加えるものでした。
でも本当の変化は、
内側から自然に起きるものでした。
たとえば、自分責めをやめたとき。
意識して、
自己肯定感を高めようとしたわけではないのに、
自分への見方が少し変わっていきました。
たとえば、頑張るのをやめたとき。
動けるようになろうと
努力したわけではないのに、
自然に動きたいという気持ちが戻ってきました。
変えようとやめたとき、変化が始まりました。
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やっとわかったこと
長い間、自分を変えようとし続けて、
やっとわかったことがあります。
変えなければいけないのは、
自分ではありませんでした。
自分への見方でした。
今の自分を
「不十分なもの」として扱うのをやめる。
今の自分を
「変えなければいけないもの」として
扱うのをやめる。
今の自分を、ただそのまま見る。
それだけで、少しずつ動きやすくなりました。
自分を変えようとするより、
自分を知ることの方が、ずっと大切でした。
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おわりに
自分を変えようとし続けた時間は、
無駄ではありませんでした。
その試行錯誤があったから、
「変えようとしないこと」の大切さに
気づけました。
変わることをやめたとき、
初めて自分のままで生きることができました。
自分を変えることが目標だと、
ゴールは永遠に来ません。
自分を知ることが目標になったとき、
今日から始められます。
今、自分を変えようとして疲れていませんか。
もっとこうなりたい、ああなりたいと、
今の自分を否定していませんか。
一度だけ、やめてみてください。
変えようとすることを。
そのままの今日の自分を、
ただ眺めてみてください。
変えなくても、あなたはあなたです。
そのあなたが、出発点です。
変わろうとしない日が、
一番自分に近い日です。
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自分を変えようとし続けて、
やっとわかりました。
変えなくても、よかったのだと。

