OBSBOT Tail 2を一台の三脚に三台載せて運用をしてみた
今回のテーマはPTZカメラの「OBSBOT Tail 2」について。
先日の現場では、一台の三脚に三台のOBSBOT Tail 2を載せる運用にトライしてみました。
荷物やスペースを大きく効率化することができ、やって良かったと思える構成でした。
今回は使った機材や、実際に運用してみて感じたことなどを紹介したいと思います。
OBSBOT Tail 2とは
OBSBOT Tail 2は2025年3月に発売されたPTZカメラです。
P(横)T(縦)Z(ズーム)を遠隔操作できるカメラのことで、リモコンやアプリなどから操作できます。
カメラマンが動かすスムーズなカメラワークはできないものの、人がつかずとも画角調整ができるのはとても便利です。

OBSBOT Tail 2の強みはそのコンパクトさです。
一般的なPTZカメラに比べると本体サイズが小さく、普段とは違うカメラの置き方もしやすいです。俯瞰カメラに使ったり、軽量のスタンドでも運用がしやすいです。
自動水平調整の機能も備わっているため、水平調整のできない三脚でも手軽に使うことができます。

とても便利なのがスマホアプリです。
安定性・操作性ともに良く、常に映像を確認しながら柔軟に操作することができます。
OBSBOT Tail 2にはホットスポット機能あるため、自身でWi-Fiを作ることができます。他のネットワークに繋げなくとも、起動してすぐアプリと接続できるのが一番気に入っています。

弱点はズーム性能です。
OBSBOT Tail 2のズーム性能は光学で5倍、デジタルを含めると最大12倍です。フルサイズ換算にすると、光学で22mm-110mm、デジタルだと最大264mmとなります。
小規模の部屋なら問題ないのですが、大きな部屋では出演者に寄り切れない可能性があります。

OBSBOT Tail 2については、これまでにも記事を書いてきました。
機能や使い勝手の詳細については、こちらの記事もご覧ください。
一つの三脚に三台載せる
先日の配信では、このOBSBOT Tail 2を一つの三脚に三台並べて使う運用にトライしてみました。
三脚の上にプレートを設置して、通常の1/4ネジで固定をしています。


背景は適当に生成AIで変更しています
使用したプレートは「ユーエヌ UNX-5708」です。
ヨドバシカメラで6,000円ほどで購入しました。この手のプレートとしてはお高めですが、その分かなりしっかりした剛性感の高い製品です。
三脚への取り付けはアルカスイス互換プレートか、底面のネジ穴で行うことができます。
今回は脱着がしやすいよう、三脚のプレートにアルカスイス互換のマウントを装着し使っていました。



OBSBOT Tail 2はネットワーク伝送方式の「NDI」、そしてLANケーブルから電源を供給する「PoE」に対応しています。
そのため、各OBSBOT Tail 2に繋げたケーブルはLANケーブル1本に済ませることができました。
映像と電源のケーブルがいらず、また配信卓から遠隔で操作できるのは、大きく運用を効率化することができたと思います。

STREAM DECKから遠隔操作
OBSBOT Tail 2の操作はSTREAM DECKから行っていました。
配信用の卓から、一つのSTREAM DECKで三台分をまとめてコントロールしていました。


STREAM DECKとOBSBOT Tail 2の連携には「Bitfocus Companion」という仲介ソフトを使います。
PTZカメラ用のコントローラーも試したことがあるのですが、今はStream Deckからの操作に落ち着きました。
設定方法は以前にも記事をまとめたので、詳しくはこちらをご覧ください。
三台同時に接続するCompanionの設定方法を質問されたことが何度かあるので、少し紹介したいと思います。
設定方法はシンプルで、Connectionsに三台分を個別に追加します。その上で、3台分のボタンを個別に設定していく形です。
1ページに置けるのは2台分が限度なので、1ページ目に2台分のボタンを置き、もう一台分は2ページ目に配置していました。

運搬ケースについて
最後に余談なのですが、OBSBOT Tail 2と言えば専用ケースがなく運搬に悩みます。
私は所有しているOBSBOT Tail 2は一台のみで、今回の残りの二台は借り物でした。ただ、一台だとなかなか良いケースが見つけられていませんでした。
色々探した結果、最近はレンズケースの「Summit Creative SUM-LENSCASE-L-BK」を試しています。

ソフトタイプですが、エラーで膨らましているタイプなので、安心感は高いです
幅・奥行きはちょうどぴったりです。ただ、高さはかなり余裕があるので、クッション材を入れるようにしています。
Mサイズもあるのですが、店舗で試したところ少しキツイ印象でした。締めることはできるのですが、力を入れながら締める必要がありました。
もし試せる場所があれば、お試しいただいても良いかもしれません。


以上、OBSBOT Tail 2を一台の三脚に三台載せて運用したお話でした。
今回の運用は個人的にはとてもしっくり来ており、今後も使っていきたいと思えるものでした。
OBSBOT Tail 2は決して安く無いカメラですが、大きく無い会場であればオススメのカメラです。気になっている方はぜひレンタルなどでも試してみてください。
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