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一期一会の職員旅行【島小②#44】/離島の小学校編Season2 44

2004年の3月。 まだブログという言葉そのものが少し新しく、学校にLANが入っただけでも「時代が変わってきたな」と感じていた頃でした。

卒業を前にした島の学校は慌ただしく動き続けていましたが、その合間に、職員旅行で大阪へ向かうことになります。

今振り返ると、あの頃の街の空気には、もう戻れない2004年らしさが確かに残っていました。


1.島で2年目の春

3月に入っても、学校の慌ただしさは相変わらずでした。
卒業関係の準備、年度末の仕事、進学への引き継ぎ。
気がつけば、何曜日なのかもよくわからなくなるような毎日です。

そんな中、市の教育会が毎年発行している冊子をいただきました。
各部会の活動報告や実践記録、市内の学校や園の紹介などが載っている冊子で、それぞれの学校の教職員がひとことコメントを書く欄もあります。

ほとんどの先生は、短い挨拶のような文章を書いていました。
ところが、自分はなぜか少しだけ長めに書いていました。
すっかり忘れていたのですが、改めて読み返してみると、意外となるほどと思いました。

そこには、こんなことが書いてありました。

「島での生活も2年目になりました。夏の強烈な紫外線にも冬の猛烈な北風にも負けずがんばっています。太陽光風力発電を設置したいと思う今日この頃です。」

今思えば、完全に島の気候に振り回されています。それでも、あの頃は本気で
「この2つがあれば電気代はいらんな。」
と思っていました。

2.職員旅行は大阪へ

そんな慌ただしい時期でしたが、週末は職員旅行でした。
「この時期に・・・」
という気持ちがなかったわけではありません。
けれど、一生のうちで何かの縁があって同じ職場で働くことになった仲間です。

「一期一会」という言葉もありますし、思い出づくりと思って参加することにしました。
若い先生方が企画してくれた行き先は大阪です。
予定表を見ると、昼は「かに道楽」、夜は鶴橋で焼肉。
完全にグルメツアーでした。

まずは、かに道楽で昼食です。
昼の会席だったので、量としては少し控えめでしたが、どうせ大阪へ来たのなら他にも食べ歩きしたくなります。
むしろちょうどいいくらいでした。

昼食後は自由行動です。
赤鬼のたこ焼きを食べ、神座の煮卵ラーメンを食べました。
白菜が入った独特のラーメンで、当時は「大阪にはこんなラーメンがあるのか」と思った記憶があります。

そのあと、日本橋の電気街までぶらぶら歩きました。
気がつけば、またたこ焼きを食べています。
大阪へ来ると、なぜか歩きながら食べ続けてしまいます。

ホテルは東横インでした。
ロビーには無線LANがあり、部屋ではLANケーブルを借りればネットが使えます。
2004年当時としてはかなり快適で、
「これは速いなあ」
と妙に感心していました。

3.鶴橋の夜

夜は鶴橋へ移動し、有名な「鶴一」で焼肉でした。
自分がここへ来るのは3回目です。

初めて来たのは大学卒業の頃でした。
ゼミの先輩方と一緒に来て、生まれて初めて生レバーを食べたのを覚えています。
この当時からもう20年近く前の話ですから今からだとさらに前のことなります。

店へ入ると、煙と匂いだけで
「ああ、鶴橋へ来たな」
という気分になります。
骨付きカルビ、ロース、上タン。
当時はまだ生レバーも普通に出ていました。

久しぶりに「本格的な焼肉」を食べた気がしました。
さすがにずっと食べ続けていると、だんだん飽きてきました。

結局、店を出る頃には全員かなり満足していました。
難波へ戻ってからも、みやげ物を見たりしながら少し歩き回りましたが、さすがに
「もう1軒飲みに行こう」
という元気は残っていませんでした。

最後は不二家レストランでお茶を飲み、そのままホテルへ戻りました。
かなり歩き回った1日でしたが、不思議と疲れより「よく食べたなあ」という記憶のほうが残っています。

4.390円のマウス

翌日、職員旅行から戻ってきたのは昼頃でした。
夕方の便で島へ渡るまで少し時間があったので、そのままホームセンターへ向かいました。

その前に、日本橋で買ったものがあります。
マウスです。
学校へ置いてある私物パソコンのマウスが調子悪くなっていたので、電気街で買ってきました。
値段は390円です。

しかも、ボール式でした。
以前、光学式マウスを買ったことがあったのですが、どうも調子が悪く、結局ほとんど使わなかった記憶があります。
だから今回も、
「一番安いのでいいか」
という選び方でした。

今ではワイヤレスマウスどころか、タッチパッドやタブレットまで普通になっています。
そう考えると、あの頃はまだ「マウスを選ぶ」こと自体が結構大事なことでした。

そのあと、ホームセンターで棚を探しました。
少し前に給湯器を設置した関係で、それまで使っていた棚が置けなくなってしまったのです。

ようやく代わりの棚が見つかり、これでしばらくは食器類も片づきそうでした。
とはいえ、落ち着く暇はありません。

卒業式まで、もう残りわずかです。
気がつけば、また次の週が始まろうとしていました。


ここまで読んでいただきありがとうございました。。
次回に続く・・・👇

前回の話👇

◆本シリーズについて(初めて読んでいただく方へ)👇👇

約25年前の2002年、船が生活のすべてを左右する離島の小学校に赴任しました。
予定通りにいかないことが当たり前の中で、学校と暮らしが地続きの毎日を過ごしていました。

そんな環境の中でも、子どもたちに自信をもたせたいと考え、総合的な学習の時間に取り組んでいました。
▶ 離島の小学校編Season1〜教室とくらしの物語 マガジン
このシリーズでは、当時の日記をもとに、島での仕事の大変さと、その中にあるささやかな温かさを綴っていきます。
2年目2003年の、Season2(2年目)3学期のお話です。
※本文中の地名・固有名詞は一部仮名としています。

離島の小学校編Season2👇👇👇


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