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関われてよかった、キーボード実践【研#10】/研修で出会う探究の風景

全国小学生キーボード検定のモニター校として、2003年度の離島の小学校2年目では取り組みを進めていました。
子どもたちの実践に関わりながら、現場の声を届ける立場として参加してきました。

当時スタートした無償のキーボード検定システムは、「キーボー島アドベンチャー」として現在も同じ名称で続いており、小学生のキーボード入力練習の先駆けとなった取り組みです。
その立ち上げ期にあたって、モニター校の実践や意見を共有する報告会が開かれることになりました。

離島の総合編2の全国小学校キーボード検定参加の記事👇👇

初めてこのページに来られた方へ

「研修で出会う探究の風景」は、教師としての学びの記録です。
教育公務員特例法には、「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない」と記されています。
教師にとって学びは、仕事の一部でもあります。

私自身、これまで校内研修や教育センターでの研修、研究大会、学会、そして自主研修など、さまざまな学びの場に関わってきました。
そこには毎回、出会いがあり、葛藤があり、ときに自分の教育観が静かに塗り替えられる瞬間がありました。

このシリーズでは、そうした研修の風景を綴っています。
現在進行中の連載とも時系列でつながる形で、掲載しています。

今回は勤務していた離島の小学校(へき地2級)2年目、2003年度での記録です。

これまでの研修シリーズはこちら
👉「マガジン 研修で出会う探究の風景」


1 全国小学生キーボード検定との出会い

2003年6月の土曜日の話です。
この日は、東京まで足を運びました。
9月から正式にオープンする「全国小学生キーボード検定」サイトのモニター校として関わっており、その関係での会議参加です。

この検定サイトは、楽しみながらキーボードのスキルが身につき、しかも小学生にとって学習として成立するよう設計されています。
すでにモニター校では全級対応のα版を使用してきましたが、前日から一般向けにも体験版が公開されました。

モニター校は全国で約20校。
各校の担当教員がMLで日常的に情報を共有し、子どもたちに実際に使わせた反応や不具合、改善点などを継続的に報告してきました。
単なる試用ではなく、現場から育てていくプロジェクトであることを、この時点ですでに強く実感していました。


2 東京という舞台で始まった再会と合流

会場は都市センターホテルでした。
羽田から京急で品川へ、品川からJRで有楽町へと移動し、地下鉄に乗り換えようとしたところで、同じ県のお二人の先生方と偶然出会い、自然と合流することになりました。

さらに地下鉄有楽町駅でも、同じプロジェクトに参加されている静岡県の先生とも合流しました。
最終的に永田町駅で下車しましたが、これまで都内に来るとJR移動が多かった私にとっては、少し勝手の違う当時の東京の移動体験でもありました。

こうした道中の偶然の出会いが、これから始まる会議への気持ちをほぐし、同時に全国規模の取り組みに関わっている実感を静かに高めてくれました。


3 プロジェクトの意義と、現場の声が集まる時間

会議は15時から始まりました。
まず、このプロジェクトのリーダーである静岡大学(当時)のH先生から、あらためて検定の意義と趣旨について説明がありました。

続いて、各モニター校からの実践報告が行われました。
子どもたちの反応、取り組む姿勢の変化、学習としての手応え、そして細かな使いにくさまで、現場ならではの具体的な声が次々と共有されました。

その後、実際にこのプロジェクトを運営しているS社から、これまでモニター校が提出してきた資料をもとに、今後の改善点や方向性について説明がありました。
このS社が無償で本プロジェクトを運営していること、そして9月の正式オープン後も無料で利用できることがあらためて示され、産学協同という言葉の重みを感じる時間となりました。

日本の子どもたちのために、という強い思いが随所に伝わってきました。
だからこそ、モニターメンバーとして関わっている責任の大きさを、あらためて自分自身に言い聞かせることになりました。


4 情報教育への確かな手応えと、これから

17時からは教育関係者向けのプレス発表が行われました。
モニター校として関わっている立場を差し引いても、この取り組みが日本の情報教育に与えるインパクトは非常に大きいと感じていました。

モニター校同士の情報交換でも、子どもたちが夢中になることはほぼ共通認識でした。
それでいて、指導する教員の負担が過度に増えないよう、さまざまな工夫が随所に施されています。

正式オープンまで、モニター校としてはまだ改善点を出し続ける必要があります。
しかし、それも含めてより良いものを現場から育てていく過程だと考えています。

9月から、日本中の多くの学校で、まずはとにかく使ってみてほしい。
その思いを胸に、東京を後にしました。


次回に続く・・・👇


前回の研修編はこちら👇👇

これまでの研修編(マガジン)👇👇👇


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