【上海ディズニー⑤】圧倒的没入感のカリブの海賊
一応上海編の続きです。見なくても大丈夫ですが、良ければこちらから
・上海編①↓
・上海編②↓
・上海編③↓
・上海編④↓
ようやく今回のnoteでは、語りたくてたまらなかった上海カリブについて語っていく。すべて書くので、過去最大熱量と文章量になることが見込まれる。覚悟して読んでください。
ひとまず結論だけ言うと、「絶対に人生で1回は行って体験してきてほしい」です。絶対に後悔させないことだけはお約束します。
読む際のお供です。この音源大好き
カリブの海賊
ソアリン乗車後、マップで待ち時間を見るとソアリン60分、ズートピアは100分待ちになっていた。
ソアリンがある現在位置と待ち時間を考えた結果、今回のメイン目的であるカリブの海賊へ。最初から1日数回乗る計画だったからある意味丁度いい。
計画編でも少し触れたが、上海ディズニーの目玉といえば「トロン」、「ズートピア」、そして「カリブの海賊」である。その中でも、カリブの海賊は”パーク1の高クオリティアトラクション”と言われることが多い。そんな事言われたら自然と期待値も、テンションも上がる。
ディズニーパークにあまり興味がない人は、カリブの海賊ってどこも同じ内容じゃないの?と思われるだろう。
確かに世界のパークに多く存在し、東京にもある。しかし、他のパークにあるライドと比べると根本的なところが異なっている。
それが…
”映画が先”か、”アトラクションが先”か
という要素。
・日本をはじめとするほとんどのパークのカリブの海賊
アトラクション完成→映画『パイレーツオブカリビアン』公開→映画要素をアトラクションに逆輸入
という流れである。アトラクションに出てくるジャックスパロウなどのキャラも映画公開後に追加されたものだ。
一方、
・上海にあるカリブの海賊
映画公開→アトラクション完成
そのため、映画の世界観をはじめから再現した全く別のアトラクションとなっているのだ。
簡単に言えば、名前は同じだが、全くの別物のアトラクションであると認識してほしい。
その上でどんなアトラクションだったかについて軽く解説する。
まずはチャッピーに、アトラクション内容と特徴を説明してもらう。
🎢 ストーリーの流れ
・港の要塞から出発
・海賊の世界に入り込む
・海の中(海底)に潜る ←ここが最大の特徴
・デイヴィ・ジョーンズや怪物と戦う
・海賊同士の大海戦に巻き込まれる
・宝を巡る戦いの結末へ
👉映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界をそのまま体験する感じ
⭐ 特徴(超重要)
・水に落ちるだけじゃなくて、海の中に潜る演出がある
・巨大スクリーン+ロボットで本物みたいな戦闘シーン
・従来のカリブと違って、完全に映画ストーリー型
もうこれだけで、なんかすごいんだろうなって言うのが伝わってくれると嬉しい。
・エリア
上海ディズニーの何がいいって、エリアからパイレーツの世界に没入できるところ。
日本ではアドベンチャーランドというエリアにカリブの海賊があるが、上海では「トレジャーコープ」というオリジナルエリアがある。エリアに入った時点で映画の世界観に没入できる。

ズートピアエリアに目が引かれがちだが、このオリジナルエリアはもっと注目されていいと思う。
ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界に基づいて設計されたテーマランドです。このエリアの大半を占める海(ラグーン)には「要塞」「ガリオン船」「スカル・アイランド」といった、海賊にまつわるスポットが数多く見られます。インタラクティブなアトラクションも導入されているため、誰もが ” パイレーツ ” の気分を味わえる、陽気でワイルドな世界が広がっています。

・qライン(待ち列)
いろいろな要素が確認できるのだが、その中でも、映画のbgmを聞きながら並べるのが非常に素晴らしい。しかも平均20分前後、最高かよ。
並んでいると、アトラクションに乗車している人たちの様子が上から観察できる構造になっている。もうすぐ自分も体験できるのか…と心臓が高まってしょうがない。

qラインからジャックスパロウの姿(イラスト)が見られるとは、、、。


・アトラクション
頑張って言語化はするが、到底文字だけだと説明できないので、興味があればこの動画を見てください。現実の方がよりすごいですが、イメージは伝わっていただけると思います。
開始冒頭、いきなりテンションMAXへ。
なんと船が進み始めた瞬間、パイレーツのbgmが【船に搭載されたスピーカー】から同時に流れ始める。なんだと!?!?!
かつて存在しただろうか、船に直接スピーカーをつけるという技が。
ホーンテッドマンションのようなタイプのアトラクションでは、ビークル(乗りもの自体のこと)にスピーカーが付いているのもあるが、船型のアトラクションでスピーカーが付いているのは初めて見た。スピーカーが近いからか、臨場感と音の重低音が心の奥にずんずん響く。
開始から全然違うじゃんと思ったが、10秒ほどでbgmが消えると共に開けた場所に出る。そこに現れるのは日本にもあるブルーバイユレストラン。ここだけちゃんと音がなくなり、静かなのがまた嬉しい。
あれ、意外とおんなじか?とか思ったが、レストランを見れるのはわずか20秒ほどで短い。
あっという間に静かなフェーズは終わり、骨になった海賊たちがいる洞窟へ。ここからbgmが復活し、セリフも流れ始める。
なにやら骨になった海賊たちがテーブルを囲んで会議している様子。誰がいるのか一瞬すぎてわからなかったが、のちほどGPTに聞いたところ、デイヴィ・ジョーンズ軍団が海底の財宝について話している様子だったらしい。
そう、このアトラクションは
「ジャック・スパロウ vs デイヴィ・ジョーンズ」で、「海底の財宝」を巡る争いを始める。その争いにジャックの船員として参加するというストーリーなのだ。
そんなことはさておき、これまた日本にもある「牢屋に閉じ込められた海賊が、牢屋のカギを持った犬を骨で寄せようとしている」シーンが登場。ただ違うのが、海賊も犬もすべて骨の姿になっている。すげぇ日本と違う!!!と心の中で大はしゃぎ。
さらに進むと雨が降る、真っ暗な洞窟へ。
真ん中には船のかじ取り台(舵輪)と、そこに立つ骸骨の姿が。
雷がその骸骨に当たった瞬間、ジャックスパロウのアニマトロニクスに大変身。
んえぇ!?!? なんだそれは!?!?
最近、ゴーストペッパー現象を使ったアニマトロニクス変身が主流になってきたけど、目の前で見れるのはやはりすごいな。
美女と野獣の変身がパーク1だと偏見を持っていたけれど、こんなに溜めの時間がなく、さらっとすごいのをやられるとは。
※ここで少し脱線して、現実要素を考える。
このシーンで、とんでもないアトラクションなのが発覚する。
乗車している人たちは変身技術に身をとられて、誰一人として、船の挙動が恐ろしいことに気が付いていない。
どういうことか、つたない言語能力で説明する(詳しくは映像参照だが、見ても伝わらないと思う。)
私たちの乗ってきたボートは、まっすぐ水力を使って進んでいた。ボート右側に先ほど紹介したジャックスパロウ変身場所がある。
通常であれば、変身シーンは水の流れで船が通り過ぎる前に行われる。そうでなくては、船後方の様子を、右側に頭をひねってわざわざ見なくてはいけないからだ。
しかしこのアトラクションは違う。
初めは右側にあるので視点を右前に寄せて眺めていたのだが、近づくにつれて、徐々に船が水の流れに逆らって旋回し始める。
(意識してなくては気が付けない)。
変身シーンの瞬間までには船が骸骨の正面に向いており、そのまま船が固定され、変身シーンが始まる。
雷と共に骨がジャックに変身し、中国語で話しているうちに船がまた進みだす。体はジャックの方を向いたまま、今度は後ろ向きに出発するのだ。
つまり、この変身シーンで視点誘導をしている間に、船が半回転旋回していることになる。
旋回をイメージしようとするとき、日本のアナ雪ライドを想像するだろう。アナ雪も初めは前向きに進み、途中で後ろ向きに進むスイッチバックを行うアトラクションである。
だが、そうではない。
スイッチバックのようなわかりやすいものではなく、意識していても気が付かないくらい、ただ水の力でボートが前に進んでいるような感覚でヌルっと方向転換するのだ。
まるで水を使っていないトラックレスライドのような感覚。
イメージしやすいように言うなら、ゆっくり右側にドリフトした後、バックする感覚に近いのかな。
この進行方向が変わるだけでない。
なんと、船の速度も変わるのだ。まじで謎すぎる!?!?
これまで水力で進んできたのだが、なんといきなり速度が急加速し、船に体が引っ張られる感覚になる。
どうやら地面と船に磁石をつけて、速度を自由に変化させているんだとか。
このアトラクションは、従来の水力で進むカリブの海賊とは全く別物なのだ。この凄さと恐ろしさ伝わったかな
話をもとに戻そう。
変身シーン後、ジャックから中国語セリフでこんなことを言われていたらしい(事前予習していかなかったので知らなかった)
「忠実な船員たちよ。俺たちでジョーンズの宝を奪いに行くぞ。俺達って言ったけど、行くのはお前たちだけな」と突き放される。おいっ
後ろ向きに進んだままの船は、そのまま大型スクリーンの前へ。そのスクリーンの映像で、船が海中に沈んでいく様子が描かれる。
このスクリーンを見ているうちに、再び旋回し、今度は前向きに出発。
海底に沈んでいくシーンはまだ、デかスクリーンだなという印象を持ったが、その後の実物セットとスクリーンの組み合わせはやばい。
海底に沈んで、朽ちはてた船の中を進むシーンなのだが、海底ということもあり、部屋や映像がそれに合わせて暗くなっているので一気に没入感が増す。
不穏なbgmが流れ、より不気味な雰囲気に。
船の板に絡まった草が、水の流れで揺れている様子や、かすかに地上からの光が入り込んでいる感じが、事細かに再現されているのが素晴らしい。マニアックだけど、ディズニーの海を表現する照明演出結構好き(ニモとか)
そんなことを思っていたら、徐々にbgmが盛り上がっていく。映画で出てきたキャラたちが登場し、中国語で何かを話しているのを素通りしていく(なにも理解できない)
そしていよいよ重要キャラであるデイヴィ・ジョーンズが登場。
てっきりゲストが侵入してきて怒り狂うパターンを想像していたが、意外と穏やかな反応でびっくり。友達だったっけ?
後日なんて言っているのか確認したら
「お前たち!ジャックスパロウに伝えろ。財宝が欲しければ俺と戦え、とな」らしい。
友達ではなく、部下だったのかも。
俺たち部外者が船の中に入り込んでいることには、特に反応しないんだw
デイヴィ・ジョーンズの「一同、戦闘準備!」の声で、不気味な雰囲気から、争いの幕開けの騒がしさへ変化する。
「警報を鳴らせ」
「艦隊を出撃させろ」
「海面に浮上せよ!」
ふさがれていた前の壁が、カーテンのように開く(カーテンって何?と思われた方、ぜひ映像を見てほしい。本当にカーテンを開けるように揺らぎながら開くから。これどういう技術なのか本当にわからん)
カーテンが空くと、360度スクリーンの登場。わかりやすくスクリーンとは書いたが、実際はスクリーンとか意識する余裕などない。
まさに圧倒的没入感と感動体験
視界いっぱいに広がるのは海底に沈んだ海賊船たち。数秒後、いきなり海賊船たちが浮上し、海上へあがる。
※話が脱線します。
このシーン何がすごいって、船の浮上と共に、ビークルも揺れる。
何言っているかわからないと思うが、本当に乗っているビークル自体が揺れるので、浮かび上がってきた感覚になるのだ。浮上するタイミングで水しぶきも飛んでくるから余計。
ネタばれがないように、極力映像系は避けていたが、この一番の目玉シーンだけは流れてきて数秒見てしまったことがある。
なので、巨大スクリーンがあることは知っていた。
だが、言ってもスクリーンでその仕組みさえわかってしまえば没入感が下がるのでは?という不安と興味を持っていた。
実際はというと、想像のはるか先をいっていた。映像の動きに合わせて、まさかの船が振動するのだ。
まじでこの船どうなってんだ。
映像上で、左から右へデイヴィ・ジョーンズの船が現れる。
デイヴィ「スパロウ・この臆病者!」
ジャック「宝を返してほしいなら、取り戻しに来いよ」
ここで、パイレーツオブカリビアンのメインテーマが流れ始める。
お、ついに戦闘シーンが来るのか、どんな展開になるのかな(ワクワク)
突如、左から視界の中央に、黒いものが移動してくる。なんだ?と左に頭を揺らす。
ありのまま、その時起きたことを話すぜ。
実物のブラックパール号が動いている。
は?????わけがわからん
なんで映像を見ていたと思ったら、実物のブラックパール号が動いて現れるの???
わけがわからず、口を大きく開けたまま呆然としてしまう。
※再び、この仕組みについて解説。
わけがわからなかったので、計3回乗った後、ディズニープラスの『イマジニアリング』という動画を見てようやく仕組みを理解した。
一言で言えば、視点誘導と最新技術の掛け合わせ。
まず、球体の巨大な空間と、横幅が広いスクリーンがある。
ビークル(乗っている船)は初め、スクリーン右端に進んでくる。
スクリーンの前で止まり、船が浮上する様子を動きと共に体感する。そして海上まで上がって、いくつもの船が映像上で行き来するあたりで、ゆっくりビークルがスクリーンに合わせて横滑りを始める。
(もちろん、映像に集中しているため動いていることに気が付いていない)
映像も、ビークルの動きにあわせて少しずつ場所を移動していく。
映像上で、左から右へデイヴィ・ジョーンズの船が現れるシーン。
自然と、右に移動する船の中にいるデイヴィに視点が集まる。
そのうちに、自分達の乗ったビークルは横滑りを続け、スクリーンの左端まで到着。その左端にあるのは、実物のブラックパール号。
つまり、ブラックパール号が動いているように見えたのは、スクリーンと共に自分たちが乗った船が動いていたからである。
視点誘導と、技術力の掛け合わせ。すごすぎ
唐突に目の前に出現した「ブラックパール号」
視点の左側に見えていたパール号は、ヌルっと正面に切り替わる
(自分の船が方向転換した)
そして、その横には先ほどまで映像にいたはずの「フライング・ダッチマン号」の姿が。
この二つの海賊船が戦っている間を、自分たちの船は進んでいくのだ。
とにかく海賊船が大きい。
日本のカリブで出てくる海賊船もかなり大きな印象があったけれど、それの比にならないくらいの大きさ。実際に上海の後、日本のカリブに乗ったらすごく小さく感じた。
あとは海賊船との距離もある。上海カリブは、真近で船を見上げるような形で見ることができた。だからこそ余計大きさが実感できたのかも。
※話が脱線
今、映像を見て思い出していたのだが、自分で「見上げる形」と書いたときにふと疑問に思った。よく天井のことを気にならなかったなと。
俺は現実を常に見てしまう人間なので、アトラクションの天井が気になってよく見てしまう。それなのに、上海のこのシーンでは気にならなかった。
疑問に思い、映像を見返してみると天井が見えないほどの真っ暗になっていた。なるほど部屋の大きさを認識させない適度な暗さ、賢い。
爆音のパイレーツメインテーマと共にビークルは進んでいく。
刀の当たる金属音や、大砲の音、船が崩壊して波にのまれる音など、様々な音がいたるところから聞こえる。
そしてまたまた、方向転換。
前に進んでいたと思ったら、今度は切り返しのように左に向き始め、後ろに下がっていく。
あっさり前向きと後ろ向きが入れ替わるので、全く進路が予測できなくて最高に面白い。
クライマックスのシーン。
映像上、同じ船内でジャックとデイヴィ・ジョーンズが争うのだが、爆発エンド。
前方の映像で爆発が大きくなると、周囲の照明もランプが消え炎が迫ってくる演出に。それと共に、船が後ろ向きにぐんぐんと速度を上げて進んでいき、そして落下する。
急な、後ろ向きの落下は想定できないってw
テーマソングがきれいに終わる。
落下後、再び陽気な音楽が流れ始める。
なんと、三回乗ってわかったことなのだが、ここでエンディング分岐がある。
ジャックが宝を手に入れるパターンと、宝が腐れ落ちるパターン。
1,2回目乗った時は宝が腐るパターンだった。
宝にプロジェクターで映像が映し出され、目の前で宝が腐っていく。そしてジャックが持っていた酒も一緒に落下するという、パイレーツっぽいオチ。
このパターンしかないと思っていたら、なんと3回目、成功するパターンに乗車。宝はそのままでジャックが、カリブの海賊でおなじみ「ヨーホーヨーホー海賊暮らし」を歌うではないか!!!
出てこないなと思っていたら、最後の最後で出てくるなんて。
このジャックが宝に振り回されるところで終わりかと思いきや、最後にもう一度パイレーツオブカリビアンのメインテーマが爆音で流れ始める。
普通に涙出そうになった。
そうか、映画を題材にしているから、最後エンドロールとしてもう一度メインテーマが流れるのか。
すっげぇ、意味わからないくらい満足度が高い。
技術が進んでいるのは理解していたけれど、ここまでとは思わなかった。
このアトラクションを生きているうちに経験できて、本当に良かった
音楽、イマジニア達の技術力、没入感、演出、視点誘導、そして回転効率。
比較的高頻度で出発する上、一台につきかなりの人数が乗車できる。ものすごい回転効率のアトラクションなのだ。よって、混んでいても30分程度の待ち時間。
まじで日本にできたら絶対に300分は当たり前に超えるであろう。
というか、そのぐらい待って乗っても後悔しないと思う。
待ち時間が多ければよいアトラクションなわけではないけれど、明らかに待ち時間と、クオリティが違いすぎる。ズートピアもすごいけれど、このカリブを置いてまで乗りたいアトラクションなどない。
おそらく、死ぬ瞬間の走場灯で見るんだろうな。それくらいに人生に影響を与えたレベルでやばい。
ディズニー好き嫌い関係なく、全体に感動するので、少しでも上海ディズニーに興味がある人は行ってほしい。
この没入感と感動と興奮をぜひ皆様も、リアルで味わってきてほしい!!!
っていうnoteでした。これ書き終えるのに2か月たったわ!!!
ここまで見てくれてありがとうございました。トロンについて書く気力があったら、次に続きます。
ps.カリブ感動しすぎてピンバッジ買っちゃった。かわいい

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