気づいたら、動けなくなっている。あるいは、止まれなくなっている。ー適応麻痺™︎という状態についてー
はじめてこのページに来てくださった方へ。
ありがとうございます。ととのんです。
普段は、組織開発や人材開発に携わっています。
人や組織の中で感じる、ちょっとした違和感。
そのままにしていると、いつの間にか振る舞いが変わっていくことが
あります。
ここでは、ととのんが現場で観たり、感じたりした生の体験をもとに、
そんな状態をを気の向くままに綴っています😌
はじめての方は、こちらの記事から読むと入りやすいかもしれません。
よろしかったら、気軽に覗いてみて下さい。
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気づいたら、少しだけ動きが止まっていました。
やらなきゃいけないことは、分かっている。
どうすればいいかも、頭では理解している。
それでも、なぜか手が動かない。
言葉が出てこない。
あるいは、逆に、考えずに動いてしまう。
そんな瞬間に、何度も出会ってきました。
最初は、性格や能力の問題だと思っていました。
やる気が足りないのかもしれない、とか。
もっと努力すべきなのかもしれない、とか。
でも、少しだけ立ち止まって見ていると、
どうやらそうでもなさそうだ、と思うようになりました。
人ではなく、
「状態」の問題なのかもしれない。
そう考えたときに、
ひとつ名前をつけてみたくなりました。
それが、ANL(Adaptive Numbing Leadership™︎:適応麻痺™︎)です。
少し強い言葉に聞こえるかもしれません。
でもこれは、何かが壊れている、という意味ではありません。
むしろ逆で、
その場に適応しようとした結果、
一時的に動きが制限されている状態。
そんなふうに捉えています。
ANLには、いくつかの“出方”があります。
ひとつは、止まるような感覚。
考えているようで、
どこか思考が流れていく。
言葉が右から左へ抜けていく。
会議に出ていても、
あとから何も残っていない。
それ、
処理モードかもしれません。
もうひとつは、逆に動きすぎる状態。
次々と答えを出す。
場を回そうとする。
間を埋めようとする。
一見すると、よく動いているように見える。
でも、どこかで、深く考える前に進んでしまっている。
それ、
爆走モードかもしれません。
どちらも、悪いわけではありません。
その場を乗り切るために、
とても自然に起きている反応です。
ただ、その状態のままだと、
あとから振り返ったときに、
「本当は違ったかもしれない」
そんな感覚が残ることがあります。
もうひとつ、別の状態があります。
無理に頑張っているわけでもなく、
かといって止まっているわけでもない。
少しだけ、余白がある。
話を聞きながら、
自分の中でも感じている。
必要なときに言葉が出て、
必要ないときには、無理に出さない。
そんな状態。
これを、
自然モードと呼んでいます。
人は、ずっと同じ状態でいるわけではありません。
場面によって、
相手によって、
自分のコンディションによって、
行き来しています。
だから大切なのは、
どの状態が“良いか”ではなくて、
「いま、自分はどこにいるのか」
に気づけること。
そして、
必要であれば、少しだけ戻れること。
気づくだけでも、
少し変わります。
「あ、いま少し固まっているかもしれない」
そう思えたとき、
ほんの少しだけ、余白が生まれる。
その余白が、
次の動きを変えていきます。
変えようとしすぎなくても、いいのかもしれません。
まずは、気づくこと。
そして、そのまま少し見てみること。
すると、
動きのほうが、あとから変わってくることがあります。
それ、
もしかすると今、
ANLの中にいるのかもしれません。
でも同時に、
そこから動き出す手前にいる、
とも言えるのかもしれません。
