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【語学学習】コントロールできない要素を受け入れる勇気を

  • 計画的にすすめる

  • 毎日コツコツ継続する

  • 高い目標を持つ

のような言葉は、いたるところで胸焼けしそうなほど言い尽くされています。ネット上の知らない誰かに、「継続が力だ!」と言われても、もう特に何も響かなくなっているといってもいいんじゃないかと思います。

ところで、

  • 計画通りにいかなかった場合

  • さぼってしまった場合

  • 目標を達成できなかった場合

はどうすればいいのでしょうか。世の中自分の思い通りにいかないほうがふつうですから、当初の予定通りにいかないほうが多数派だと思います。

そこでよく出てくる話は、挫折した時の対策の話なのですが、僕はそのような、「挫折に対するアフターケア」ではなく、そもそも挫折をしたことにしない、という、今日からできる考え方の転換をおすすめしています。今回はこの話をします。

コントロールできないこと

世の中にはコントロールできることとできないことがあります。そして、コントロールできないことのほうが圧倒的に多いです。

たとえば、単語を1日10個覚えるという目標を立てたとします。その計画通りに、つまり、うまくコントロールしながら進めることは一見できそうですが、「忘れる」という、自分ではまずコントロールできない要素に計画の達成が阻まれることになります。いつ何を忘れるかは、その人自身でコントロールできませんし、「1か月後になったらこの単語を忘れるだろうな」なんて目途は立てられないはずです。

計画的に進めない

英単語学習における「忘れる」という要素を例に挙げて説明しましたが、自分の意思ではどうしようもない要素は常について回ります。

ところで、なぜ挫折するのかというと、計画があったからです。英単語を毎日10個覚えるという計画がなければ、覚えた単語を忘れてしまっても、挫折したことにはなりません。とんちのような言い回しに聞こえるかもしれませんが、これは大事な話です。

計画的にすすめないことと、コントロールできないことを受け入れることは同じです。自分の意思ではどうにもならない要素で決まった結果はしかたないと素直に受け入れ、偶然や運を柔軟に乗りこなす方が、精神的にもラクです。前回の記事でも説明しましたが、「前進していること」を強く自覚する工夫をしてこれを拡大するのが僕は良いと思います。

前進しているかどうかであれば、「今その瞬間」を確認することで判断できます。「自分はいま前進しているな」という確証が持てれば、あとはそれを拡大するだけですし、なにより迷いが生まれません。

https://note.com/trans_souta/n/n39a15065669c

単語の話に戻りますが、何かしらの単語の意味や用例に触れ、ある程度その内容が腑に落ちるまで理解できたのであれば、それは前進です。ここに量的性質はなく、前に進んだかという話のみが重視されます。

なんとかする

語学学習には不確定要素や運がつよく効いてくる、というのがここまでの筋なのですが、そのため必然的に、「短期的に仕上げる」ことはだいぶ難しくなります。また、「確実に成果を上げる」のような熱血体育会系のノリもあまり役には立たず、それも、この記事で言うところの挫折の材料になります。

じゃあどうすればいいのかという話になるのですが、「どうにかして、なんとかする」しかありません。僕は、「英語学習ではこれをやろう!」のような、アドバイス系の話をほとんどしないのですが、それは何かもったいぶって言わないことをしているからではありません。語学学習の試行錯誤はその人にしかできないし、ネットでたまたま知り合った人が偉そうにアドバイスできるようなことじゃない、と考えているからです。

語学学習に限らず人生というのは、少しずつ仮説を捨てていく活動であるといえます。前進という言葉を使いこれを説明しましたが、前進するとはすなわち、手元の仮説を少しずつ破棄しながら、最後まで手元に残る結晶化した仮説をもとに方向を決めながら、その人のペースで進むこと、とも言えます。

語学学習を頑張っている人に言えることは、「頑張ってね」しかないんですよね。このnoteをいつどこで、誰が読んでいるのかなどは僕自身把握しようがないですし、その人がどんな人かわからないままアドバイスなどできるはずがありません。

X(Twitter)のような、「もっとも過激な発言をグレーゾーンギリギリでした人が勝つ」みたいなプラットフォームの場合、思ってもないことや無責任なアドバイスらしきものを平然と言ってしまう人だらけの景色になるのですが、あのような場所でみんながやっていることを僕はしたくない、という気持ちがあります。「自分の力で少しずつ前進するのがいい」というメッセージは、そのような背景を踏まえて最低限いえることのひとつです。「これだけでOK!」とか、「たったひとつのあることをするだけで英語力がグングンアップ」のような言葉を何のためらいもなく言ってしまうのには謙虚さが欠けます。

さいごに

  • アンコントローラブルな要素は存在するため計画通りには進まない

  • 前進している事実をかみしめて味わうのがいい

というのが話のまとめです。計画を立てたり、毎日頑張ろうと気負ったり、ビッグな目標を立てたりしても、ほとんどの場合でそれらは挫折の材料になります。

計画がなければ100%挫折することはないわけですので、僕は、計画を立てずにすすめる英語学習をおすすめしています。

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