YouTube動画等(気候変動関連) :基本の理解
メモ:
(以下の記事は、オリジナルサイトからの抜粋です。より詳細な動画まとめは、リンク先をご参照ください。)
オリジナルサイト(PC閲覧推奨):
この記事では、気候変動について基本的な理解を得るための動画を紹介します。
動画(基本理解)
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1. The Tipping Points of Climate Change — and Where We Stand | Johan Rockström | TED (2024/08/15)
現在の危機的状況がよく分かる動画(TED公演)です。
「必見」と言っても良いのではないでしょうか。+1.5度オーバーで、現在想定されている16個のうち5つのtipping pointを超えてしまう可能性や、科学的予測の結果が、研究が進めば進むほど厳しいものになってきていることなど、知っておくべきことが多数言及されています。
現時点では、地球環境(海や森林等)が気候変化のダメージの多くを吸収してくれているものの、不可逆変化によりそれが逆転する可能性も言及されています。
そしてそれは目の前に迫っている、という危機感が伝わってきますね。我々一般人は、「科学者が多くを知っているだろう」と考えていると思いますが、実際この先も気候変化が進めば、どうなるかは殆ど分からず、元に戻ることも不可能な、未知のゾーンへと突き進んでいくという恐ろしさを感じさせてくれます。
Geminiによる要約:
加速する温暖化と経済損失: 地球の温暖化は予想を超えて加速し、現在のペースでは2100年までに3°Cに達する恐れがあり、この危機により2050年までに世界GDPの18%(年間38兆ドル)が失われるという深刻な経済的コストが予測されています [01:37]、[03:31]。
ティッピングポイントの危険性: 地球の安定を司る16の重要システムのうち、グリーンランド氷床や熱帯サンゴ礁など5つが、温暖化が1.5°Cに達した時点ですでに不可逆的な臨界点(ティッピングポイント)を超える可能性が高いことが科学的に示されています [09:56]、[10:03]。
残された時間はわずか5年: 1.5°C目標達成のための炭素予算は、現在の排出量で計算するとわずか5年分しか残されておらず、手遅れになる前に化石燃料からの迅速な脱却と、自然再生を伴う指数関数的な規模の変革が求められています [12:20]、[15:32]。
2. Al Gore: How to make radical climate action the new normal | TED Countdown (2021/12/03)
アル・ゴア氏の講演です。
少し古い(2021年)動画ですが、気候変動の全体像について、コンパクトに説明されています。気候変動により起こりうる問題、その不平等な性質、技術的な進歩、資本主義の見直しまで、話題は多岐に渡り、よく纏められていると思います。
Geminiによる要約:
過激な行動の必要性: 地球の気候危機は、「新たな常識(ニューノーマル)」として、従来の漸進的な対策ではなく、急進的で大規模な行動を直ちに実行することを求めています。
解決策の普及: 太陽光や風力などのクリーンエネルギー技術のコストは劇的に低下し、その導入は世界中で加速しており、私たちは既にこの危機を乗り越えるためのツールを持っています。
主要な課題は政治的意志: 技術的または経済的な問題ではなく、課題は、世界的な「ネットゼロ」達成に向けた変革を加速し、これを実現するための政治的および社会的な意志を集結させることです。
3. What the news won't tell you about climate change | Hannah Ritchie, PhD (2024/08/09)
「Our World in Data」のサイトで、多くのデータを作成しているHannah Ritchie氏(Our World in Data の副編集長、データサイエンティスト)による気候変動対策の説明動画です。
コンパクトで分かりやすくまとまっており、気候変動対策の全容をざっくり掴めます。
データ視点からの説明は、ネット世代には受け入れやすいのではないでしょうか。ただ、あくまで「技術的解決」の観点が中心であり、確かに技術的には進歩しているが、社会変化の進捗は全く不十分(排出量は絶賛上昇中)、という問題へ、どう対処していくか(緊急かつ大規模に)、という視点の補足は必要かと思います。
総じて、良い材料を示すことでで人々を「励まそう」というメッセージになっていますが、気候変動を取り巻く現状は「危機的」な状況を示しており、現在の延長線上の努力(個別解決の積み上げ)のみではなく「大きな変化」(根本的な社会変革)を必要としている、という認識は重要だろうと思います。
Geminiによる要約:
課題は解決可能: 多くの人が気候変動を絶望的に感じているが、データに基づけば、エネルギー、輸送、食料、建設の4つの主要分野で具体的な解決策が開発されており、課題は克服可能である [00:00]、[01:06]。
コスト競争力のある技術: 太陽光発電や風力発電は石炭やガスよりも費用対効果が高くなり、ガソリン車・ディーゼル車の世界的な販売台数は2018年にピークを迎え、電気自動車(EV)への移行が加速しています [03:41]、[05:49]。
その他の対策: 食料分野では肉・乳製品の削減、建設分野ではセメントからのCO2排出削減技術(CCSなど)が重要であり、技術と政策によって人間の進歩と環境への負荷は両立できる段階にあります [06:53]、[10:07]。
4. See what three degrees of global warming looks like (2021/10/30)
この動画では主に、+3度となった場合に「起こるであろう状況(症状)」について一通り取り上げています。
(さらに水不足、食糧難、生態系崩壊、などでの壊滅的ダメージも加わるでしょう)もちろんこういった「症状」も恐れるべきですが、本当に恐ろしいのは不可逆変化の連鎖反応であり、それが早めに始まった場合には、今世紀末どころか、今世紀半ば頃には+3度近くに達し、さらに加速していく状況が十分あり得るはずです。
(その場合は、今世紀末には完全に文明崩壊しているでしょうね)
Geminiによる要約:
3度上昇がもたらす破滅的な影響: 地球の気温が産業革命以前から3度上昇すると、熱波、干ばつ、極端な降水、火災などの壊滅的な影響が世界中で発生します [00:19]、[00:24]。
世界は3度上昇の軌道上: 現在の政策のままでは、今世紀末までに3度に達する可能性が4分の1あり、全ての公約が守られた最も楽観的なシナリオでも、3度に達する可能性は20分の1(5%)残ります [03:26]、[03:54]。
適応の限界と緩和の必要性: 豊かな都市でも猛暑や洪水などの影響を免れず、海面上昇、長期的な干ばつ、高湿度の熱波(ウェットバルブ温度)は特に脆弱な地域で人命にかかわる問題を引き起こします [04:08]、[08:08]。この破滅的な未来を避ける最善の方法は、緩和努力を強化し、3度の世界に至らないようにすることです [15:08]。
5. Climate Change: Past, Present, and Future (2024/05/07)
コーネル大学での、NASA科学者による気候変動の講義です。
動画の最初からしばらく、気候変動が自然サイクル等でなく人為的なものだ、という説明が少し長く退屈に感じますが、アメリカに気候変動否定論者が少なくないのだろうと考えると、仕方ないのかなとも思います。
その後(14:30あたりから)は、ポイントを押さえた説明でわかりやすく、特に「現在分かっていないこと」などについても説明してくれているのは、大変良いと思います。
全体にバランスの良い説明で、基本的ポイントの理解に良いのではないかと思います。
Geminiによる要約:
気候変動の原因と現状: 地球温暖化は、軌道の変化や太陽活動など自然要因ではなく、主に人間活動による温室効果ガス排出が原因であり、世界の平均気温は産業革命前から約1.2℃上昇しています。
温暖化の影響と不確実性: 温暖化は、熱波の激化、干ばつリスクの増加、海面上昇、強力なハリケーンなど具体的な影響をもたらしており、将来の気温上昇は人間の行動(排出シナリオ)に大きく左右されます。
今後の対策: 温暖化を食い止めるためには、「ネットゼロ」排出の達成が不可欠であり、既存の解決策(再生可能エネルギー、効率化など)を用いて、劇的かつ迅速な排出削減が必要です。
6. Prof. Kevin Anderson, Climate: Where We Are Headed (2024/02/15)
ケビン・アンダーソン教授が、気候変動の危険な現状と、背後にある問題などについて説明している動画です。
「今世紀中に地球の気温は3〜4℃上昇」の軌道にありますが、生態系や現代社会の崩壊等、壊滅的な状況となるであろうことが説明されています。
そして、現在の各国の気候変動対策が、将来の大規模な「炭素除去技術」運用の想定(技術的に証明されていない)に依存している現状について、危険な先送りであると批判しています。また、意思決定者達が謂わば社会の「既得権層」であり、そのために抜本的な社会変革を避け続けてきたことが、現在の失敗の背景にあると指摘しています。
希望は、市民社会運動にあるとしています。
Geminiによる要約:
現在の排出量の増加傾向から、今世紀中に3~4℃の絶対的な破局的温暖化に向かっており、これは人類史上未曽有の危機であり、社会や生態系の崩壊をもたらします。
過去30年間、指導者たちは口先だけで行動を怠っており、目標として掲げられる「ネットゼロ」は困難な排出削減を未来の技術や世代に押し付ける欺瞞(ぎまん)であると警鐘を鳴らしています。
気候変動への「失敗」は回避可能な選択であり、急速な変革は可能であり、その希望は学界や政治家ではなく、実際に変革を推し進める市民社会の運動から生まれています。
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