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離島の暮らし【夏休みイカダを作る】

通信簿もらった
工作の残骸持った
宿題わかった
夏休みの友も持った

待ちに待った夏休み

先生が夏休みに向けて
何か注意事項みたいな事言ってる

「もう誰も聞いとらんよ」
ランドセル背負って帰る体制に入って
体はもう半分出口に向いている

先生の夏休み前のありがたいお言葉を
ちゃんと聞いている奴いるのかな?

またはちゃんと
聞いていないのは私だけだったのか

そんな事どうでもいい
早く帰りのあいさつ!!
早く!!

先生さよおなら、みなさんさよおなら

ドドドッ早く家に帰って遊びに行きたい
今日から夏休みだ!

まだ友達と何をするか話してなかったが
おいおいその日その日で決まるだろう

家に着いた
カバン放り投げる
ドガッ!

「ちゃんと片付けて行け!」オフクロが言ってる
もう半分は聞こえていないw

まともに話を聞いていたら
「今年こそは宿題を計画立ててやれ」
「いつも30日に慌ててやってるから毎日少しづつ宿題をやって行くんだよ」とか言われるから
ピューッと逃げる

帰ったらどうせ言われるんだよw


ともあれ
友達のとこに行く
まだ家にいてお母さんと何やら話している
ジレジレしながら待つ

友達が1人、2人揃った
何する?
海辺で遊びながら計画を立てていると
船(伝馬船、魯漕ぎの船)を
いつでも借りれないから
今年はイカダを作って行きたい時に
海に出ようという話になった

材料は海岸に流れ着いた漂流物の板や
発泡スチロールなど
紐、ロープも流れ着いたものと
家から持って来れる物
釘はそこら辺に落ちている板に付いているものを
抜いて使って
足りなければ家からこっそり持って来る

カナヅチなんか持ち出せないので
真砂石で叩く
ロープを切るのも石で叩き切る

たいていは外で何か叩く時は真砂石だ
サザエやアワビを割って食べたり
魚釣りに使う割ビシを閉める時にも使う

糸を切るのは糸切り歯
道具なんて使う奴はいなかった

骨組みを作り板を貼って
その下に発泡スチロールを張る

3〜4時間もかかっただろうか
羽子板の様な形のイカダができた
ちなみに羽根を打つ板の方がが前

今思うけど
冒険少年の無人島脱出見ていると
俺がこれに出たらぶっちぎりの優勝だな😤
と番組を見て思っている

作られたイカダを見ると
「それじゃ進みが遅いよ」とか
「丸いまんま結びつけたら抵抗大きいじゃん」
と呟いていると
奥さんが「この人達はあんたみたいな野蛮人じゃないから」と呆れた顔で言うw


試運転は明日の朝からと決めた

次の朝
たぶん3人乗っても大丈夫だと思うけど
とおそるおそる1人…2人…3人

乗れた!しかも意外に余裕
オールも作っていたので早速漕ぎ出す

楽しいw自分達で作ったのでまた格別
漁船の波で波乗りしたり
西と東の防波堤を往復したり

そのうち釣り道具を積んで魚釣りしたりして
楽しんでいた
釣り道具といっても手釣り
カセと言われる木の糸巻きに
テグスを巻きつけたもの
テグスの先に錘と針が付いている


魚釣りの餌は浜からゴカイを取ってきてつける

1匹釣り上げるとその魚を捌いて
半分醤油つけて食べて
半分をエサにする

無限にエサには困らない

そうして2〜3日遊んでいたある日
防波堤の中でイカダを漕いでいると
デカい魚が瀕死状態で腹を見せて
プカプカ、バシャバシャと水面を漂っている

近づいてみると
「ヒラスズキだ!捕まえよう」
近づいてオールでイカダに寄せて上げる
「ヨシ!捕まえた」
70センチくらいのデカさ

ヒラスズキはエラのところに
2つの鎌みたいなのがあるから
うっかりすると手を切ると
オフクロに聞いていたから怪我なくできた

どうしようかと話して
「うちの獲れた魚と一緒に売ってもらうわ」
そしたらみんなで山分けしようと言う事になり
家に持って帰った

オフクロに事情を話して売ってもらう事にした

この始めに作ったイカダの名前は1号
ナントカ1号ではなく
ただの1号w

それから更に2〜3日遊んでいたら壊れたので
また2号を作ろうということで
作ったが1号ほど出来が良くなかったので
つまらなくなり
そのうち飽きてイカダ遊びはブームが去った

ちなみにこの夏の宿題も間に合わなかったw
オフクロにも先生にも怒られました。

大人になった今はトレジャーボートが欲しい
ふるさとに別荘を建ててそのボートで遊びたいと思っています。

お付き合いありがとうございました。

ねこターボ🐈



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