なぜ私は福岡に移住したのか?〜東京出身の私が“次の暮らし”に選んだ理由〜
私は東京生まれ東京育ち、大学までずっと東京で暮らしてきました。就職後も都内勤務、そして結婚後も神奈川・千葉・埼玉と首都圏から離れない生活をしていました。
そんな私の暮らし方を大きく変えたのが、新型コロナウイルスです。多くの人が行動を制限されたあの時期、私の勤め先では在宅勤務のシステムが一気に整備されました。
やがて「社員は全国どこに住んでもOK。出社時の交通費は支給する」というルールができ、場所に縛られない働き方が現実のものとなりました。この変化をきっかけに、私は2024年2月、福岡市へ移住する決断をしました。今回は、その理由を8つに分けてご紹介します。
1. あまり行ったことのない場所に住んでみたかった
私は地理が大好きで、小学生の頃から地図帳を眺めてワクワクしていたタイプでした。大人になっても、(東京から離れた場所でも)「ここに行ってみたい、住んでみたい!」とワクワクしながらよくgooglemapを眺めていました。まさか、その「住んでみたい」が、こうも簡単に実現するとは考えてもいませんでした。
全国どこに住んでもOKということで、これを機にあまり行ったことのない場所で暮らそうと思い、以下の都市を移住先候補にしました。
札幌、仙台、大阪、神戸、広島、福岡
すべて出張や旅行で訪れたことはありましたが、暮らしたことはありません。

2. 地方でも「都市圏」にしたかった
移住先は都市部に限定して考えていました。なぜなら、私はこれまで東京や東京近郊にしか住んだことがなく、地方の耐性がないためです。地方の中でも都市圏であれば、生活インフラ・仕事・人間関係のギャップが少ないと考えました。
よく「田舎暮らしでうまくいかなかった」という声を聞きますが、あれは都会と地方の価値観や習慣の違いに起因するもの。都市圏であればそのギャップも小さく、ソフトランディングできます。

3. 大地震リスクの高い地域から離れたかった
首都直下地震や南海トラフ地震のリスクが叫ばれる中、私なりの災害対策として、リスクの高い地域から離れたいと考えました。福岡も地震がゼロというわけではありませんが、それらの地震の被害リスクはかなり低いと言われています。
また、私はいつも住む場所を選ぶ際には、必ずその地域のハザードマップ・地盤・標高をチェックして決定しています。また、今回は海に近いところに住んでいることもあり、万が一津波が来た際のことを考えて、地上から25m以上の階に住んでいます。少し慎重すぎるかもしれませんが、家族の命には代えられません。少しでもリスクを取り払うことで、より安心・安全・平穏に暮らすことができます。

4. 暖かい気候は暮らしやすい
妻は肺があまり強くなく、冬の厳しい寒さが体にこたえます。また私自身もトライアスロンをしているので、雪が積もる地域では練習が制限されてしまいます。そのため、候補地の中でも雪が少なく暖かい都市を優先しました。加えて、内陸より沿岸部の方が寒暖差が小さいため、体への負担も少ないと感じました。住むエリアの気候の特性は大事です。自分に合った環境を選べるとより満足度の高い暮らしが実現できると思います。

5. 強制的に「自分時間」が増える在宅勤務
在宅勤務の導入によって、1日あたり4時間の自由時間が生まれました。
・通勤不要
・身支度時間の短縮
・飲み会も減少
東京勤務ではありますが、福岡在住でも月に1回程度の出社で済んでおり、「物理的に遠い」という理由が、むしろ業務の効率化と自律的な働き方につながっています。自分でコントロールできる時間が増えることは、幸福度を上げてくれます。
6. 先祖のルーツが福岡だった
私の祖父は福岡で育ち、福岡の高校を卒業し、軍人になった人でした。私の父は戦時中に祖父が亡くなった後、祖母に育てられたため、祖母の故郷である熊本で育ち、就職の際に上京しました。
私は父の仕事の関係で東京で生まれ、育ちましたが、実はその祖父の関係もあり本籍地は福岡でした。移住をきっかけに戸籍を調べたところ、少なくとも江戸時代から福岡で暮らしていた家系であることが判明。私と父の2代だけが東京に出ていた形になります。今では「先祖に呼ばれて戻ってきた」のだと感じています。

7. 地域企業の支援がしたい
30代後半に、会社の研修で地方の中小企業の課題解決に取り組むプログラムに参加しました。この経験を通じて、自分のスキルが誰かの役に立つ実感を得たことが、地方での暮らしや働き方に興味を持ったきっかけです。
現在は九州の企業を中心に個人事業で、広報PR•デジタルマーケティングの事業支援活動をしており、顔の見える距離感で関係を築けることに充実感を覚えています。
8. 福岡は「勢いのある街」
福岡市は人口増加率が全国トップクラスであり、スタートアップ支援にも力を入れています。博多駅や福岡空港の賑わいを見れば一目瞭然ですが、非常に活気のある街です。やはり「成長している街」に身を置くと、自分のモチベーションも自然と高まります。
まとめ:福岡移住が人生を変えてくれた
こうして振り返ると、私が福岡を選んだ理由は実にさまざまです。
・行ったことのない場所で住んでみたい
・安心して暮らしたい
・自分の可能性を広げたい
これらの思いがすべて重なり、私は今ここ福岡にいます。
移住によって、東京では出会えなかった人、訪れなかった場所、知らなかった文化に触れることができました。仕事面でも福岡・熊本の企業から新たな依頼をいただくようになり、自分のキャリアも飛躍的に成長しています。
福岡移住は、間違いなく私の人生を前向きに変えてくれました。
これから移住を考えている方のヒントになれば嬉しいです。
