好きだけでは越えられない壁
好きだけでは、どうしようもないときがいずれくる。
どれだけ野球が好きでも、
プロ野球選手になれるわけではない。
どれだけ仕事が好きでも、
それだけで結果を出せるわけじゃない。
「好き」という感情が大事なのは、
もちろんわかっている。
たとえば、仕事が好きな人と、
そうじゃない人では、好きな人のほうが頑張れる。
それはなんとなくわかる。
でも、仕事が好きな人が全員、
成績を上げて出世できるかと言われると、
そうではない。
その違いはいったい、
どこで生まれるのだろうか。
僕が思うに、
その差は「好き」の先に「負けたくない」
という気持ちがあるかどうかだと思う。
「好き」というのは、どこか現状の居心地が良くて、
そこで満足してしまうような感情
だと思っている。
だからこそ、好きなだけでは
その心地よさに浸っているだけ
で終わってしまう。
しかし、そこから一歩踏み出して、
「今の自分はまだまだだ」
と気づけるかどうかである。
「もっと上手くなりたい」
「もっと結果を出したい」
と悔しさを感じられるかどうか。
その「負けたくない」という感情を持てるかが、
決定的な差を生む。
僕も、かつては「好き」で満足していた。
写真を撮るのが好きだったし、
文章を書くのが好きだった。
でも、いつからか
このままじゃ同じことを繰り返すだけだ
と思って、それだけじゃダメだと気づいた。
写真を撮って
自己満足して終わりじゃない。
誰かに「この写真、すごくいいね」と言われたとき、
僕はその一言に甘えていた。
「そうか、僕は写真が得意なんだ」
だけど、奥山由之さんの写真を
あるときSNSで見た瞬間、
あっさりと負けを感じた。
「なんだ、これ……僕の写真とは違う」
悔しさが込み上げた。
でも、同時にこう思った。
「まだ、やれることがある」
そこから僕は、自分の写真の振り返りを始めた。
いいねがつく写真を見直し、
他の人と何が違うのかを分析した。
同じ構図を撮るにしても、
もっと工夫できることがないかを考えた。
あるときは、AIに採点してもらったりもした。
「負けたくない」と本気で思えた瞬間、
自分の中で何かが変わった。
今僕の中で、文章を書くことも
そのフェーズに差し掛かっている。
だから色んなことを試している。
書き方を変えてみたり、
冒頭にこだわってみたり
色んなことを試している。
「好き」だけでは飛び抜けられないのは、
それが得意な人は大勢いるからだ。
その中で抜きん出るためには、
「悔しさ」や「負けたくない」
という気持ちを持たないといけない。
別に勝敗なんてない。
文章や写真の作品に優劣はない。
と他人には言えても
自分には口が裂けても言えない。
「好き」だからやる、
ではなく、「悔しい」からやる。
その差が、結果に繋がっていく。
もちろん、好きなことを楽しむのは大事だ。
だけど、もし少しでも
「もっと上手くなりたい」と感じたなら、
その気持ちを忘れないでほしい。
その感情こそが、
あなたを次のステージに引き上げてくれるからだ。
「好き」で終わるか、
「負けたくない」で進むか。
その一歩が、未来を変える。
僕自身もまだその途中だけれど、
悔しさが僕を前に押し出してくれている。
だから、もしあなたが
「好きだけじゃ物足りない」と感じたなら、
「負けたくない」と思える自分を信じて、
一歩を踏み出してみてほしい。
きっと、その先には、
好きなだけでは
見えなかった最高に楽しい
世界が広がっているはずだ。
ほなまた。
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