【東京/立川】エミリーフローゲモーニング2026年春:2年目突入!フランスの香り漂う色彩豊かなモーニング

2025年4月に始まったモーニングが四季を一周し、この4月でついに2年目へ突入しました!
“モーニングは忙しい朝に食べに行くもの”
そのイメージを払拭したいと真逆をいったエミリーフローゲ。
忙しい朝でもゆっくりモーニングを味わって一日のスタートをきってほしい。
想いはそのままにレベルアップした2年目のモーニングが開幕!
常に「より良く」の意識でお客様に最高のひとときを与えてくれます。
今年も全シーズン来店できるように予約を頑張らねば。
1年前を思い出しながら張り切って早朝に家を出発。
パティシエたちはきっともう仕事を初めていることでしょう…

この日案内されたテーブルは初めてのテラス側!
いつもと違う角度から見る店内は新鮮。新たなスタートという感じがします!
パティシエの挨拶を聞き、まだ見ぬフランスの春を頭に浮かべながらさっそく朝食をいただきましょう。
食を通じて伝えるフレンチの美学

今回はクレープがメインデザートとなっていて、それに向けさまざまな春のおいしさが芽吹きます。
クレープというと、夏にいただいたガレットが懐かしいですね!
その時のモーニングについても記事にしています↓
フランス修行時代のパティシエの朝が表現されたメニュー。
体を目覚めさせるひと口目はこちら。

⚫︎軽いアプリコットのムース
アプリコットの明るい酸味とムースの甘みが混ざり合い、舌の上ですっと溶けます。
果肉がしっかりと残ってるので噛むごとに香りも濃厚。
ふんわりとしたムースの下にダコワーズ生地が敷かれていて、ほわっと立つ香ばしさが奥行きを与えます。
トップのラベンダーがプロヴァンスの風を連れてくる一品でした。
二品目は旬のおいしさが凝縮したひと皿。

⚫︎ホワイトアスパラ ミモザスタイルで
フランス修行時代によく訪れていた市場で出会ったホワイトアスパラに驚いたというパティシエ。
軸は太く、味が濃くてくどくない。こんなにも香りや味の違いがあるのかと感動したそう。
私もこちらが運ばれてきた時、ブーケが届いたようでとても感動しました。
白の器を背景に、ホワイトアスパラの愛らしさ、繊細さ、そして本来の色味をはっきりと魅せています。

淡白なイメージがあるホワイトアスパラですが、サクッとやわらかい歯応えからあふれる甘みに驚き。
前日に仕込んでいるそうですが、味わいはとてもフレッシュ。
塩とオリーブオイルのシンプルな味付けでみずみずしさが引き立ちます。
丁寧に裏ごしされた卵はふわっふわ。
そら豆のグリーンが愛らしいだけでなく、レモンの皮とセルフィールで香りも爽やかです。
働く合間の密かな楽しみ

さて、ここからメインが続きます。
三品目に合わせてこの日もロゼワインが用意されていましたが、私はお酒が弱いので「ティーソーダ」を。
紅茶を深く煮出したシロップとレモンの爽快感ある一杯で春の余韻を追いかけます。

⚫︎グランチャーレのタルティーヌ2種
完熟トマトとブラウンマッシュルーム
パティシエがフランスの職場で出していたというピザをヒントに作られたタルティーヌ。
脂身の多いベーコンのようなものとチーズが乗っていて、忙しい合間にかき込むように食べたのが思い出だそう。
そのベーコンに一番近い印象だった「グアンチャーレ」で当時の味を再現。
「グアンチャーレ」はイタリアの伝統的な生ハムで、豚のホホ肉を塩漬けにしたもので、パンチェッタよりも脂が繊細。
旨味のあるトマトやブラウンマッシュルームと絡み口の中で濃厚なソースができあがるよう。
溶け出した脂身の甘みが素材と一体となりカンパーニュに染み込みます。
ブラウンマッシュルームの方にはエミリーフローゲのモーニングではお馴染み?な、ぶどうのマスタード。
仕上げのかぼすで和のテイストを香り付け。
「グアンチャーレ」もすごく気に入っちゃいました!
香りを移す、砂糖の重要性

⚫︎オレンジ風味の温かいクレープと自家製キャラメルアイス
焼きたて熱々のクレープにひんやりアイス。
「クレープシュゼット」ってソースでシャビシャビになっているイメージだったのですが、一瞬でくつがえされました。
パティシエがアレンジを加えたエミリーフローゲらしい「クレープシュゼット」。
折りたたまれた生地の中にオレンジソースとオレンジの皮がたっぷりと。
焦げ目をつけたヘーゼルナッツのほろ苦さがキャラメルのコクとマッチし、豊かな風味を生み出します。
オレンジが太陽のように輝き、春の訪れを告げているようです。

もう…言葉にできません…こんなクレープ食べたことがないです。
生地はほどよい厚みで弾力があり、側面はカリッと歯応えを感じます。
ひと口ごとに鮮やかな香りが顔中を包み、バターの余韻が鼻を抜け、そしてまたオレンジの香りが戻ってくる。
クレープの温かさで溶けた砂糖がオレンジと結びつき、生地と馴染むことでより一層香りが引き出されます。
オレンジの果肉一粒一粒にたっぷり詰まった果汁が弾けて広がりなんと芳醇…
そして温かさと冷たさが交互にやってくる楽しさ。
こんなにも奥深く完成されたクレープがあるのかと、人生で初めて食べた感覚です。
お菓子作りにおいて砂糖はとても重要な役割をもつのだと改めて学びました。
甘さを足す、保湿する、深みを出す。
そして、香りを吸わせる。
香りを強調させる、という方が近いでしょうか。
言葉で表現するには難しいですが…
食材が持つ香りをより鮮明にする効果が砂糖にはあるんですね。
長年の経験から成る感覚が作り出すこの絶妙なバランスが素晴らしく、それをひと口で魅せるって本当にすごいです。
コーヒーもいただいて、モーニングタイム最後の1秒まで優雅に堪能させていただきました。

南フランスの郷土菓子「ナヴェット」

モーニングの最後に手渡されるパティシエからの贈り物。
この日は小さな焼き菓子でした。
なんだかバゲットのミニチュアみたいでかわいい…
こちらは、聖母マリアの木像が乗ってマルセイユに流れ着いた小舟をイメージして作られたという、歴史のあるお菓子だそうです。
粉とオイル、オレンジウォーターと少ない材料で作られ、硬めの食感なので船乗りの保存食でもあったとか。
粉にオイルとオレンジフラワーウォーターなどを混ぜて焼いた硬めの生地でとても素朴。

粉の風味や柑橘の香りがプロヴァンスへと誘う素敵なお菓子でした。
こうした乾き菓子にはコーヒーや紅茶がぴったりですね!
まだまだ出てくるフランス修行時代の思い出トーク、今回もフランスの市場で出会ったおじさんの話などとてもおもしろかったです。
「楽しいことも悲しいことも嬉しいことも切ないことも全てをひっくるめて人生なんだ」
ということを教えてくれたというおじさんの
「また来週な」
の一言が当時の自分にはとても嬉しかったとパティシエは話します。
1日1日がどんなに貴重であったことでしょう…
このモーニングはただおいしいだけではなく、見たことのないフランスの景色まで見せてくれます。
ぜひ一度体験していただきたいです!
予約の詳細はエミリーフローゲ公式Instagramにてご確認を。
Emilie Floge(エミリーフローゲ)
東京都立川市曙町2-5-1
営業時間 ショップ:10:00~20:00
サロン:10:00~19:00(L.O 18:30)
https://www.instagram.com/emiliefloge.1980/
