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新しい人生、新しい経済学を考える④ 執着の捨て方

〇 まえおき

・「仏教の視点で新しい人生、新しい経済学を考える」の4回目です。
・今日のテーマは「執着の捨て方」です。
・これが仏教の幸福論のハイライトです。
・人間の「苦しみ」の原因は執着です。
人間は、執着を捨てることができれば幸福になれます。

新しい人生、新しい経済学を考える③ ほんとうの幸福とは何か/ほんらいの資本主義のあり方とは|hide

・また、これは「富の奇跡実現」の要諦でもあります。
・「富の奇跡実現」の要諦の一つは、
「よきインスピレーションをもらうこと」です。

・よきインスピレーションをもらうための条件が執着を捨てることです。
(自我の念いが強いと客観的にものごとが見られなくなり、よきインスピレーションがもらえません。)

・執着を捨てるためには三つの視点が必要です。

① 現実を受け止める力 ⇒ 理性、知性の力 and/or 自分の心の傷の痛みに耐える勇気の力
② 目の前のできごと(自分が悩んでいること)が些細なことであると感じる力 ⇒ 大局観、あるいは本質を見抜く悟性の力
③ 自分にとっての中道とは何かを知る力 ⇒ 自分の本質と現在の自分の実力を知る反省の力

・ひとつづつ説明します。

1 現実を受け止める勇気

・執着をすてるためには、自分の心を見つめる反省が必要です。
・反省するためには、自分の心の傷を見つめることが必要です。
・つまり、現実を受け止める勇気です。

・「現実を受け止める勇気」に関しては、このサイトで何度もお話をしています。 

仏教的視点で新しい人生、新しい経済学を考える① 現実から逃げない勇気を持つ|hide

公式③「できない自分」という現実を受け止める勇気 ー 「心のなかのダイヤモンドを輝かせる💛七つの公式」の秘密|hide

・「にせものの自分に気づく」というシリーズ物の記事も公開しましたが、これも「現実を受け止める」ということです。

・ふつうに生きていると、人間は自分の現実を見たがりません。
・だから、お金儲けや人からほめられることや欲を満たすことで、その現実から逃げようとします。
・これが執着です。

〇 仏教の修行の本道

・つまり、
執着=現実から逃げようとする心=反省できない心=にせものの自分
 という図式です。

・人間は、「生」「老」「病」「死」「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五蘊盛苦」の四苦八苦に出会って、苦しみから脱出したくなります。
・そこで仏陀を求めて反省するというのが仏教の修行の本道です。

2 「目の前の現実が些細なことである」と感じる力

・仏教の道に入ると、この世が諸行無常のはかない世界であることがわかります。
・この肉体も、お金も、名誉も、愛する仲間も、嫌な人間との出会いも、どこかで壊れます。永遠に続くものはありません。
・それに執着していればどこかで必ず苦しみがやってきます。
(ふつうの人間は「苦しみ」がやってきてからそのことに気がつきます。)

・さらに、冷静に考えれば、その「苦しみ」というのは、自分の「眼」「耳」「鼻」「舌」「身」「意」からくる感覚を心で受け取って、そこでつくられた思いです。
・この思いをはかない幻とみるのが「空」の世界です。

・「諸行無常」や「空」の真理を悟ると、人間の心の奥底にある仏性が輝きだします。
・仏性が輝きだすと、「苦」と思われていた事柄から愛と智慧が生まれてきます。
(逆境が人間を鍛えるというのは昔から語られている真理です。)
・これが悟りへの道です。

3 一人ひとりの中道

・心の解脱を得て悟りに入るには、出家してプロの修行者として長い年月の修行をすることが必要です。

・すべての人が出家をすれば社会は壊れてしまいます。
・そこで、仏教では一般の在家信者向けにも教えが説かれています。

・仏教の最大の特徴は対機説法にあります。
・すべての人の機根に合わせた教えが説かれています。
・だから、八万四千といわれる教えがあるのです。
・しかし、すべての人にあった教えですから、それを説けるのは仏陀だけです。
・空海であっても、日蓮であっても、親鸞であっても、お釈迦様と同じような教えは説けません。
・だから、仏教は自分で学ばないと、どれが自分に合った教えかはわかりません。
・自分で学んで、自分の中道をみつけることが仏教の本道です。

〇 一人ひとりの中道を探究する方法

・ここで、一人ひとりの中道を探究する方法を紹介しておきます。

・まず、1で述べたように、自分の「苦」を受け止めて冷静に分析します。

・すると、自分の性格や能力によって「無理のしすぎ」か、「現実から逃げたがっている」のどちらか極端になっている自分を発見できます。

・あるいは、「自分勝手」か、「人のことを考えすぎて自分のことを責めている」かのどちらか極端になっている自分を発見できます。
(得意な部分の負の部分が「苦しみ」となって現れています。)
(たとえば、発展タイプは無理をしすぎになります。調和タイプは現実から逃げたがります。人のために無理をしすぎる人、自分のことを考えすぎて現実から逃げる人もいます。)

・そして、将来の理想の姿を考えます。
(これは、現実的ではなく、自分の心に忠実な理想です。)

・結論として、「苦しみ」が大きいときは、「将来、自分の得意な方を伸ばす」ということを心にとめておいて、弱点の修正を考えます。
・現在、順調であれば、得意なところを伸ばすことに注力をすればよいと思います。

参考

「心とは何か・序論」 ー 人間の本質とほんとうの幸福について(2026年5月7日改訂版)|hide

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