北海道の旅#31|帯広の学祭で青春を思い出し、330円で旅が救われた日
十勝に月1くらいで通うようになって、もう2年以上になる。
北海道の旅というと、絶景や温泉を思い浮かべる人が多いかもしれない。
でも旅の大半は、案外こういう日でできている。
洗濯をして、買い物をして、壊れたものを直して、晩ごはんを作る。
そんな一日である。
前回の話はこちらです。
このシリーズのまとめ記事はこちらになります。
関西から北海道へ通い、車中泊で北海道ワーケーションを実践中の記録。
北海道の旅日記2024
小雨の朝とオリンピックの準備
2024年7月7日。
帯広は朝から小雨だった。
前日の美瑛や十勝岳のような派手な予定はない。
それでも朝5時に起きて洗濯をする。
車中泊の旅では、洗濯できる日が意外と大切だ。
旅を続けるためのメンテナンスでもある。
この日はiPadにTVerとNHKプラスを入れた。
もうすぐ始まるパリオリンピックを北海道でも見られるようにするためだ。
車中泊旅とオリンピック。
昔ならまったく結びつかなかった組み合わせだが、今は軽バン一台あれば何とかなる。
便利な時代になったものである。
帯広農業高校の学祭へ
午前中は帯広農業高校の学祭へ向かった。

校門を入ってまず思った。
広い。
とにかく広い。
屋台までが遠い。
普通の高校なら校舎が主役だが、ここは違う。
園芸施設や牛舎の存在感が圧倒的だった。

さすが農業高校である。
歩きながら、自分の高校時代を少し思い出した。
学祭そのものより、あの頃の空気感が懐かしい。
大人になると文化祭に行く機会などほとんどない。
だからこそ、こういう場所に来ると時間が少し巻き戻る。
旅先で青春に再会するとは思わなかった。
330円で救われる
学祭から帰る途中、車のシガーソケットに電源が来ていないことに気付いた。
車中泊ノマドワーカーにとって、これは結構な問題である。
スマホもタブレットも充電できない。
場合によっては仕事にも影響する。
一瞬嫌な予感がした。
北海道の旅では、故障はできるだけ遠慮してほしい。
とりあえずダイハツへ電話して翌日の予約を取る。
そのうえで、念のためオートバックスへ向かった。
結果はヒューズ切れ。
交換費用は330円。
修理時間もわずか。
拍子抜けするほどあっさり解決した。
旅をしていると、こういうことがある。
頭の中では数万円コースを覚悟しているのに、終わってみれば330円。
すぐにダイハツへキャンセルの電話をいれた。
その日の幸福度は、たぶん330円以上だった。
そして工賃はいらないと言ってくれたオートバックスのお兄さんありがとう。
車中泊は秘密基地づくり
午後はDCMで買い物。
ガスコンロ、ガスボンベ、鍋、消臭剤、クッション。
自分にとって北海道は観光地というより生活圏に近い。
次のワーケーションに向けて車内環境を整える。
クーラーボックスを机代わりにする。
荷物の置き場を見直したり、収納を少し改善したり。
こういう作業が妙に楽しい。
大人になってから秘密基地を作るとしたら、きっと軽バンになるのだろう。
そう思う。
さらに、移動中ずっと悩まされていた車内のBBQの臭い問題も解決した。
原因は網戸ネットとカーテンがわりのバスタオルだった。
洗濯して撤去しただけで車内はかなり快適になった。
犯人が分かると少しうれしい。
夜は鍋をつつく
夜は日高昆布でだしを取った鍋。

豆腐、水菜、エノキ、鶏胸肉、糸こんにゃく。
冷蔵庫のない車中泊旅では、こういう温かい食事が妙にありがたい。
観光名所もない。絶景もない。SNS映えもしない。
でも振り返ると、こういう日が旅を支えている。

帯広で洗濯をして、学祭を歩いて、330円でトラブルを解決して、夜は鍋を食べる。
北海道の旅は、特別な出来事だけでできているわけではない。
むしろ、こういう何でもない日があるから長く続けられるのだと思う。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回の話はこちらです。
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関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践しています。
