北海道の旅#32|十勝ワーケーション。廃校で働き、モール温泉で整う一日
十勝に月1くらいで通うようになって、もう2年以上になる。
北海道へ来ると、「今日はどこへ観光に行ったのですか」と聞かれることがある。
もちろん観光もする。ただ最近は、少し違う。
仕事をして、温泉に入って、ご飯を食べて、また仕事をする。
そんな日が増えてきた。
この日の十勝は、まさにそんな一日だった。
前回の話はこちらです。
このシリーズのまとめ記事はこちらになります。
関西から北海道へ通い、車中泊で北海道ワーケーションを実践中の記録。
北海道の旅日記2024
朝は旅の後片付けから始まる
2024年7月8日。
帯広の拠点で朝5時に起床した。
まずは洗濯。そしてGoProで撮影した動画をSSDへコピーする。
旅の写真や動画は撮るのも楽しいが、整理する時間も意外と大切だ。
さらに請求書を発行して送信予約。
こうして書くと、完全に出張中のサラリーマンである。
しかし窓の外に見えるのは北海道の空。そこが少し違う。
午前中は前回同様に理髪館ブルーで散髪も済ませた。
旅先で髪を切ると、不思議と気分が切り替わる。
十勝平野を見下ろす
昼過ぎに向かったのは十勝が丘展望台。

曇り空だったため遠くまでは見渡せなかったが、それでも十勝らしい広さは十分に感じられた。
十勝に来るたびに思う。ここには「派手さ」は少ない。
その代わり、広さがある。
空の広さ。畑の広さ。時間の流れの広さ。

関西で暮らしていると、つい予定を詰め込んでしまう。
十勝へ来ると、その感覚が少し緩む。
道の駅でソフトクリームを食べる
続いて立ち寄ったのはガーデンスパ十勝川温泉。

温泉施設や足湯がある人気の道の駅だ。
ここで食べたのがカマンベールチーズソフトクリーム。
濃厚である。かなり濃厚である。
「これはソフトクリームなのか、チーズなのか」
と一瞬考えるくらい濃厚だった。

北海道に来ると乳製品のレベルが高すぎて、ときどき感覚がおかしくなる。
気付けばブロッコリーラーメンまで買っていた。
廃校が職場になる
この日、一番印象に残ったのは昭和商学校Paletteだった。
廃校になった小学校を活用したコワーキングスペースである。

校門をくぐる。廊下を歩く。教室だった場所に机が並んでいる。

少し不思議な感覚だった。
窓の外には十勝らしい田園風景。静かで、人も少ない。
都会のコワーキングスペースのような洗練された雰囲気ではない。
その代わり、落ち着く。
実際に仕事を始めると驚くほど集中できた。

ふと窓の外を見る。畑が広がっている。また仕事をする。そしてまた外を見る。
この繰り返しが心地いい。
ノマドワークという言葉を使うことはあるが、本当に求めているのは自由ではなく、こういう環境なのかもしれない。

温泉で思考をほどく
仕事を終えたあとは十勝川温泉第一ホテルへ。
十勝川名物のモール温泉に浸かる。
茶色がかったお湯に体を沈めると、肩の力が抜けていく。
温泉は好きだが、最近は少し見方が変わった。
以前は観光施設だった。今はメンテナンス施設である。
仕事をして。移動して。考えて。また仕事をする。

その途中で温泉に入る。
すると頭の中が整理される。アイデアも浮かぶ。体も軽くなる。
夕暮れのリモート会議
温泉を出たあと、再び十勝が丘展望台へ向かった。
夕日を期待したが、曇り空だった。

自然相手なので仕方がない。
そのまま車内からリモート会議に参加する。
目の前には十勝平野。会議の相手は大阪。
なかなか不思議な働き方である。
会議が終わる頃には周囲も暗くなっていた。

朝から仕事をしていたはずなのに、不思議と疲れていない。
働くために旅をする
この日を振り返ると、観光らしい観光はそれほどしていない。
展望台へ行った。ソフトクリームを食べた。温泉に入った。
それくらいである。
でも満足度は高かった。
仕事をする。温泉に入る。少し考える。また仕事をする。
そんな一日が、案外いちばん贅沢なのかもしれない。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回の話はこちらです。
書いている人はこちらです。
関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践しています。
