見出し画像

北海道の旅#53|帯広で散髪、帯広畜産大学の学食、そして自炊せせり丼

この日は帯広で過ごす一日。

散髪に行き、洗濯をして、帯広畜産大学へ行き、学食で辛味噌豚丼を食べる。そのあとスーパーのダイイチで買い物をして、夜は自炊のせせり野菜丼。

帯広で暮らすように過ごす日としては、かなりいい。

車中泊旅やワーケーションを続けていると、こういう「普通の日」がじわじわ効いてくる。

前回の話はこちらです。

このシリーズのまとめ記事はこちらになります。
関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践している記録です。
北海道の旅日記2024



朝は凍った軽トラックから始まる

2024年12月4日。7時起床。

外を見ると、軽トラックのシートが凍っている。
12月の帯広である。

関西としては、ちょっと嬉しい氷。

関西の冬とは、やっぱり違う。
寒いというより、空気がきっちり冷えている。

まずはシャワーを浴びて、体を起こす。そして、7時過ぎに洗濯。

朝ごはんはシンプルに梅干しおにぎり。

朝から凍った車を見て、洗濯をして、おにぎりを食べる。
旅先というより、完全に拠点生活である。

でも、こういう始まり方が嫌いではない。

2ヶ月ぶりに理髪館blueへ

9時から散髪。

理髪館blueへ向かう。2ヶ月ぶりに髪を整える。

帯広で散髪するのも、だんだん自然になってきた。旅先で髪を切るというより、「帯広に来たらここで切る」という流れになっている。

こういう店ができると、街との距離が縮まる。

店では、飼われているカエルがやたらと活発だった。
冬眠するものだと思っていたが、意外と元気。

カエルの生態に少し興味が湧く。

散髪に来て、カエルを観察する。なかなか帯広らしい朝である。いや、帯広らしいかどうかはわからない。少なくとも自分の旅らしくはある。

シャワー、洗濯、そしてせせりを解凍

散髪後、部屋に戻る。

散髪したあとは、やっぱりシャワーを浴びたい。短い毛が気になるので、すっきり流す。

ついでに洗濯ももう一回。

さらに冷凍庫からせせりを取り出して、解凍を始める。

この時点で、夜ごはんの方向性はだいたい決まった。
今日はせせりの日である。

昼の予定を考えながら、部屋で仕事。いつも車や公園や道の駅で仕事をするわけではない。部屋でできるときは部屋でする。

北海道の帯広にいながら、パソコン作業をして、冷凍せせりを解凍している。
ノマドワークという言葉だけ聞くとしゃれているが、実際はけっこう生活感があって、それがいい。

久々に帯広畜産大学へ

12時50分ごろ、久々に帯広畜産大学へ向かう。

キャンパスの雰囲気は相変わらず。少し懐かしい気持ちになる。

帯広畜産大学は、帯広に来るたびにどこか気になる場所だ。
観光地とは少し違うが、息子との思い出の場所だ。

近くの川、かしわプラザの入り口、逍遥舎、ファームデザインズ。
キャンパス内を歩くだけでも、帯広にいる感じがする。

大学という場所は、街の中でも少し独特だ。

学生の生活があり、研究があり、食堂があり、生協がある。
そこにふらっと立ち寄ると、その土地の日常の一部が見える。

生協で見つけた畜大酒

生協では「畜大酒」が販売されていた。

帯広畜産大学には、上川大雪酒造が運営する「碧雲蔵」という酒蔵がある。
そこで造られている日本酒が、畜大酒などの銘柄だ。

大学キャンパス内に酒蔵があるというのが、まず面白い。

畜大酒は、帯広畜産大学と学生が関わって造る日本酒。

十勝らしい肉料理や、脂ののった刺身などにも合う食中酒として紹介されている。

売上の一部は、帯広畜産大学や学生の教育・研究費として寄付されるとのこと。

日本酒を買って、少し大学の応援にもなる。これはなかなかいい仕組みだ。

同じく販売されていた「萠宥」も気になる。

桃を感じさせるような控えめで華やかな香りがあり、口当たりも軽やかとのこと。

北海道といえば海鮮やジンギスカン、豚丼のイメージが強い。

でも、帯広畜産大学の中に酒蔵があり、そこから日本酒が生まれているというのは、かなり面白い。

帯広の奥行きを感じる。

学食で辛味噌豚丼

昼食は、帯広畜産大学の学食へ。

辛味噌豚丼と味噌汁をいただく。

学食はやっぱりいい。
値段も手ごろで、ボリュームもある。

横のストーブが心地いい。

豚肉の旨味に、ピリ辛の味噌が絡む。ご飯が進む。

帯広といえば豚丼。有名店の豚丼ももちろんいいが、学食で食べる豚丼もまたいい。

観光客向けの味というより、日常の中にある豚丼。こういう一杯に、帯広らしさを感じる。

食堂内のヒーター設備も印象に残る。冬の北海道では、こういう設備にも土地柄が出る。

食べ物だけでなく、建物の中の温め方にも北海道を感じる。関西ではなかなか意識しないところだ。

ダイイチで米と野菜を買う

食後はダイイチへ。

米と野菜を購入する。部屋の戻った後、さっそく米を炊く。

朝から解凍しておいたせせりがある。そこに玉ねぎとキャベツ。

夜はせせり野菜丼にする。

旅先で米を買い、炊き、肉と野菜を炒める。もう完全に生活である。

でも、拠点がある旅はこれができる。

毎食外食でもいいが、自分で作るごはんが入ると、旅のリズムが変わる。
財布にも胃袋にも、少しやさしい。

まあ、昨日はジンギスカン、たこ焼き、寿司、唐揚げ、イカリングだった。
やさしさの帳尻を今日ここで合わせにいっているのかもしれない。

夕食はせせり野菜丼

炊きたてのご飯に、炒めたせせり、玉ねぎ、キャベツをのせる。

せせり野菜丼、完成。

ジューシーなせせりと、シャキシャキしたキャベツと玉ねぎ。
これがご飯に合う。

せせりはうまい。鶏肉の中でも、食感と脂の感じがちょうどいい。

外食のごちそうとは違うが、こういう丼は満足度が高い。

帯広の拠点で、自分で炊いたご飯にせせりをのせて食べる。北海道旅の食事としては地味かもしれない。

でも、これもちゃんと旅の味である。

夜も追いせせり野菜丼

夜になっても、またお腹が空く。

結局、もう一度せせり野菜丼を食べる。

追いせせりである。

昼は畜大の辛味噌豚丼。
夜はせせり野菜丼。
さらに追いせせり野菜丼。

丼の一日だった。帯広拠点の食生活は、なかなか忙しい。

でも、旅先でちゃんと食べられるのは大事だ。
寒い北海道では、なおさらである。

帯広の日常が旅になっていく

この日は、散髪、洗濯、帯広畜産大学、学食、ダイイチ、せせり丼。

観光らしい観光はしていない。いつしか、それが普通になってきたような気がする。

理髪館blueで髪を切る。
帯広畜産大学で学食を食べる。
生協で畜大酒を見る。
ダイイチで米と野菜を買う。
拠点の部屋でせせりを炒める。

こういうことをしていると、帯広が旅先から少しずつ生活圏に変わっていく。

北海道の旅は、絶景や温泉やグルメだけではない。
拠点を持つと、スーパー、大学、理髪店、洗濯、冷凍庫のせせりまで旅の一部になる。

車中泊旅とノマドワークとワーケーション。
その間に、日常がすっと入り込んでくる。

それが、自分の北海道旅らしさなのかもしれない。

2024年冬の北海道旅、3日目。
帯広拠点で、髪を切り、豚丼を食べ、せせり丼で締めた一日だった。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回の話はこちらです。

書いている人はこちらです。
関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践しています。


いいなと思ったら応援しよう!