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北海道の旅#43|帯広から根室へ。ハイゼットカーゴの車検見積と最東端を目指すロングドライブ

この日は、帯広で身の回りを整えてから、根室を目指す一日だった。

旅といえば絶景や温泉、うまいものを思い浮かべるが、車中泊旅ではそれだけでは終わらない。

ガソリンを入れ、オイル交換をする。車検の見積もりを取る。洗濯をする。自転車に目印をつける。

こうして書くと、旅というより生活である。

でも、北海道でノマドワークをしながら車中泊を続けていると、この生活感こそが旅の土台になる。

そしてこの日は、帯広から厚岸を経て根室へ。

最東端へ向かうロングドライブが始まった。

前回の話はこちらです。

このシリーズのまとめ記事はこちらになります。
関西から北海道へ通い、車中泊で北海道ワーケーションを実践中の記録。
北海道の旅日記2024



帯広の朝。まずはガソリンと散髪、と思ったら定休日

2024年10月8日。

朝7時、帯広の拠点で目を覚ました。

前日にジモティーでママチャリを手に入れ、いよいよ帯広滞在の自由度が増したところである。

まずは8時58分、ガソリンを満タンにする。

この日は根室方面へ走る予定なので、給油は大事だ。

北海道の移動では「まだ大丈夫やろ」が、たまに命取りになる。

距離感が関西とは違う。

次のガソリンスタンドまでの距離も、地図で見るより気持ち遠い。

その後、伸びた髪をさっぱりしようと、いつもの「理髪館 blue」へ向かった。

この春からずっと、地元では散髪せず、帯広に来たタイミングで髪を切っている。

旅先で散髪するという、少し変わったルーティンである。

ところが、到着してみると火曜日は定休日。

残念。

旅の予定は、髪の伸び具合だけでは決められない。

店の定休日もちゃんと見ないといけない。

当たり前のことを、北海道で学ぶ。

オイル交換と帯広駅での買い物

散髪はできなかったが、予定を切り替えて9時20分からオイル交換へ。

ハイゼットカーゴのシロは、北海道旅の大事な相棒である。

長距離を走るなら、人間より先に車の状態を整えておきたい。

自分の体調管理は少し雑でも、車のメンテナンスはわりと真面目にやる。

車中泊旅では、車が宿であり、移動手段であり、時には仕事場でもある。

つまり、シロが不調になると、旅全体が止まる。

オイル交換を済ませたあとは、帯広駅近くのセブンイレブンへ。

駅中の北海道四季彩館で、鮭とばスライスや鮭スティック、柳月のお菓子を購入する。

北海道の駅の売店は危険だ。

ちょっと見に行っただけなのに、気づけば何かしら買っている。

「これ、あとで食べるやつやな」と思ったものは、たいていその日のうちに食べる。

その後、セリアで帯広用ママチャリのキーホルダーとシールを購入。

前日に手に入れた自転車に目印をつけるためだ。

中古で買ったママチャリに、自分用の印をつける。

それだけで、急に「帯広の自分の足」になったような気がする。

地味だけれど、こういう準備がうれしい。

昼はやっぱり、じんぎすかん北海道

11時。

帯広に来たら外せない「じんぎすかん北海道」へ。

ここは、もはや恒例行事である。

北海道に来たからジンギスカンを食べるのではない。

帯広に来たから、じんぎすかん北海道へ行く。

そういう感覚になってきた。

入口では熊の人形がお出迎え。

店内に入り、鉄板の前に座ると、旅の安心感が一気に増す。

この日は、ノンアルコールビールとジンギスカン。

そして、いなきびご飯。

いなきびご飯は、白米に黄色い雑穀のいなきびを混ぜて炊いたご飯で、もちもちした食感がある。

ジンギスカンとの相性もいい。

肉を焼いて、タレにつけて、ご飯と一緒に食べる。

この流れに、むずかしい説明はいらない。

うまい。

以上である。

今回はイカも頼んでみた。

ジンギスカン屋でイカ。

少し横道にそれた感じもあるが、こういう寄り道もリピート店ならではの楽しみだ。

何度も来ている店では、少しずつ試せる余裕がある。

変わらない安心感と、少しの新しい発見。

旅も店選びも、結局このバランスが楽しい。

食後は拠点に戻って洗濯。

長めの旅ではこういう時間が大事になる。

ハイゼットカーゴの車検見積もりへ

13時半、帯広を出発。

14時ごろ、音更のDCMでダンボールを処分し、その足でハイゼットカーゴの車検見積もりへ向かった。

今回の旅では、シロの車検見積もりも大事な用事のひとつだった。

見積もりは、基本費用に加えて、サビ防止やオイル交換などを含めて総額8万2000円ほど。

さらに、長距離移動の安心を考えて、2年間保証を追加することにした。

保証は1万9900円。

合計で約10万円の見積もりになった。

少し迷う金額ではある。

ただ、先月アトレーワゴンのエンジンをリビルドエンジンに交換したばかりだった。

その経験があると、保証の見え方が変わる。

何も起こらなければ高く感じる。

でも、何か起きた時には「入っておいてよかった」と思う。

旅先で車にトラブルが起きると、予定も気持ちも一気に崩れる。

特に北海道は移動距離が長い。

安心を買うという意味では、ここは迷わず保証をつけることにした。

車中泊旅は自由だ。

でも、自由の裏側にはメンテナンスと保険がある。

帯広から釧路、厚岸、根室へ

用事を済ませ、いよいよ根室方面へ走り出す。

帯広から釧路、厚岸、そして根室へ。

地図で見ると一本の移動だが、実際に走るとかなりの距離がある。

北海道のロングドライブは、景色が大きい。

道が広い。空が広い。そして、目的地までが遠い。

この遠さが、北海道を走っている実感でもある。

17時45分ごろ、釧路市へ入る。

そこからさらに東へ。

厚岸の手前で給油。

220km走って、14.4リットルを給油した。

途中、道の駅 厚岸グルメパーク、厚岸味覚ターミナル・コンキリエにも立ち寄る。

厚岸といえば牡蠣。

本当ならゆっくり味わいたいところだが、この日は根室まで進む。

旅には、立ち寄る日と通過する日がある。

この日は通過する日だった。

さらに走り、20時26分ごろ、道の駅スワン44ねむろに到着。

そこからもう少し移動し、20時49分ごろ、根室市街の手前で再び給油。

88km走って、4リットルを入れた。

夜の根室に近づくにつれて、空気もぐっと変わってくる。

帯広とはまた違う、東の端へ来たような感覚がある。

根室駅で記念撮影

21時ごろ、根室駅に到着。

駅前で記念撮影をする。

根室駅は、終点の駅である。

ここまで来たという感じが、駅の雰囲気からも伝わってくる。

この時はまだ、東根室駅が日本最東端の駅として知られていた。

根室駅はその一つ手前ではなく、根室本線の終点。

ただし線路の形の関係で、東根室駅のほうが根室駅より東に位置していた。

こういう少しややこしい鉄道の話は、旅先で知ると妙に印象に残る。

地図と現地の感覚がつながる瞬間である。

根室駅で写真を撮ったあとは、明治公園へ向かった。

この日は、明治公園で車中泊することにした。

明治公園でThinkPadトラブル

明治公園に到着し、車内で少し作業をしようとした。

ところが、ここでトラブル発生。

ThinkPadのバッテリーが完全に放電していた。

さらに、充電ケーブルがうまく機能しない。

これはまずい。

根室まで来て、夜の車内でノマドワークをしようとしたら、まさかの電源問題。

ノマドワーカーにとって、電源トラブルはなかなか痛い。

空腹より困る時がある。

いや、空腹も困るが、仕事の締切がある時は電源のほうが怖い。

あわててグローブボックスを探る。

すると、予備のケーブルを発見。

これでなんとか充電に成功した。

予備、大事。

本当に大事。

旅の荷物は減らしたい。

でも、ケーブル類の予備は減らしすぎてはいけない。

根室の夜に、またひとつ学びを得た。

夜の車内で軽く食べて、明日の納沙布岬へ

この日の移動中は、「ブルーピリオド」を流しながら走っていた。

帯広から根室までの長い道のり。

音だけでも何か流れていると、運転のリズムが作りやすい。

明治公園では、気温も下がってきた。

車内で納豆巻と竹輪を食べ、軽めの夕食にする。

昼にじんぎすかん北海道でしっかり食べているので、夜はこれくらいでちょうどいい。

いや、ちょうどいいということにしておく。

翌朝は、納沙布岬で朝日を見る予定。

日本の東の端で朝日を見る。

それを思うと、少し気持ちが高まる。

帯広で車を整え、ジンギスカンを食べ、車検の見積もりを取り、根室まで走る。

道内移動は、単なる移動ではない。

それ自体が旅になる。明日は最東端へ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


追記:東根室駅の廃止について

2025年3月15日のダイヤ改正に伴い、JR北海道の根室本線、花咲線にある東根室駅は廃止されました。

東根室駅は、長く「日本最東端の駅」として知られていた駅です。

根室本線の終点は根室駅ですが、線路の形の関係で、東根室駅のほうが根室駅より東に位置していました。

そのため、終点ではないのに日本最東端の駅という、少し珍しい存在でした。

今回の廃止により、日本最東端の駅は根室駅となりました。

旅の途中で見た駅や、通り過ぎた場所が、あとから歴史の一区切りになることがあります。

北海道を旅していると、そういう変化にも出会うのだと感じます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回の話はこちらです。

書いている人はこちらです。
関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践しています。


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