見出し画像

北海道の旅#40|帯広リピート旅。じんぎすかん北海道、ひまわり温泉、道の駅おとふけ車中泊

北海道の旅も、回数を重ねると少しずつ変わってくる。

最初の頃は、どこへ行っても新鮮だった。

道の駅も、温泉も、食堂も、道路の広さも、コンビニの駐車場の広ささえも、いちいち感動していた。

ところが、帯広に何度も通うようになると、今度は「また行きたい場所」が増えてくる。

新しい発見もしたい。

でも、外したくない店にも行きたい。

旅人としては開拓したいのに、胃袋は保守派である。

この日は、そんな帯広リピート旅の一日だった。

前回の話はこちらです。

このシリーズのまとめ記事はこちらになります。
関西から北海道へ通い、車中泊で北海道ワーケーションを実践中の記録。
北海道の旅日記2024



朝は帯広の拠点で、残り物から始まる

2024年8月12日。

朝5時、帯広の拠点で目を覚ました。

まずは朝ごはん。

前日のオム焼きそばの残りを食べることにしたのだが、どう見ても量が多い。

「残り物」というより、ほぼ一食分。

いや、場合によっては二食分である。

それでも、朝からしっかり完食した。

北海道に来ると、なぜかよく食べる。

空気がうまいからなのか。

旅先だからなのか。

それとも、ただ食い意地が張っているだけなのか。

食後は近所を2時間ほど散歩。

帯広の朝は、歩いているだけでも気持ちがいい。

道が広く、空も広い。

拠点に戻ってからは、バナナ、モズク、メロンを追加。

さっきオム焼きそばを食べたはずなのに、まだ食べる。

自分でも不思議だが、これが旅の朝である。

その後はコーヒーを淹れて、昼まで仕事。

検収前のシステムの動作確認を進める。

画面とにらめっこしながら、キーボードを叩き、時々音声入力にも助けてもらう。

帯広の拠点で、北海道の旅をしながら仕事をする。

こういう時間が、ワーケーションらしくて気に入っている。

観光だけではない。暮らすように旅をして、合間にちゃんと仕事もする。

帯広の鉄板。じんぎすかん北海道へ

13時。

昼ごはんは、帯広の「じんぎすかん北海道」へ向かった。

ここは何度か来ているお気に入りの店である。

新規開拓もしたい。

でも、帯広でジンギスカンを食べるなら、ここは外したくない。

そう思わせてくれる安心感がある。

店に入ると、鉄板で焼かれる肉と野菜の香ばしい匂いが漂ってくる。

この匂いだけで、もう勝ちである。

注文したのは、ノンアルコールビール、キングラム、キングマトン、焼き野菜。

鉄板の上で肉を焼き、タレにつけ、ご飯にバウンドさせる。

肉のうまみ。タレの甘辛さ。ご飯の受け止め力。完璧な三角関係である。

キングラムもキングマトンも、やっぱりうまい。

帯広でジンギスカンを食べるなら、こういう店が一軒あるだけで旅の安心感が変わる。

初訪問の天然モール温泉、ひまわり温泉へ

食後は、14時半ごろに「ひまわり温泉」へ。

帯広では「オベリベリ温泉 水光園」に行くことが多いが、この日は少し新しい場所に行ってみることにした。

リピート旅とはいえ、全部を同じにすると旅というより巡回になってしまう。

それはそれで悪くないが、せっかく北海道に来ているのだから、少しは新しい発見も欲しい。

ひまわり温泉は、帯広市内の住宅街にある天然モール温泉。

植物由来の有機物を含んだ、琥珀色のお湯が特徴だ。

入ってみると、肌ざわりがやわらかい。

しっとり、つるっとする。

「美人の湯」と呼ばれるのもわかる。

自分が美人になるかどうかは別として、湯上がりの肌はたしかに気持ちいい。

モール温泉は、帯広や十勝に来る楽しみのひとつだと思う。

温泉に入るだけで、その土地に少し馴染めたような気がする。

15時半ごろに温泉を出ると、駐車場にキッチンカーが来ていた。

「中札内の田舎どり かがり火」という看板が見える。

香ばしい匂いが漂い、地元の学生らしき人たちが店主と楽しそうに話している。

こういう何気ない風景がいい。観光名所ではない。絶景でもない。

でも、旅の記憶にはこういう場面が残る。

温泉の湯ざわりと、キッチンカーの匂い。学生たちの笑い声。

帯広の日常を少しだけ見せてもらったような時間だった。

北海道で散髪するという、少し変なルーティン

16時過ぎ。

近くの理髪店「理髪館blue」へ。

ここで髪を切るのは、今回で3回目である。

関西から北海道へ来て、帯広で散髪する。

よく考えると、少し変なルーティンだ。

でも、旅を重ねるうちに、こういう「自分だけの定番」ができてくる。

観光地でもない。有名グルメでもない。ただ、髪を切るだけ。

それでも、北海道に来たときだけこの店に行く、という流れができると、そこに妙な愛着が湧いてくる。

スープカレーのビリーブも、やっぱり外せない

散髪のあとは、スープカレーの「ビリーブ」へ向かった。

ここも帯広で何度か訪れている定番の店だ。

17時のオープンと同時に入ると、待たずに席につける。

これも、リピートしているからこそわかる動きである。

注文したのは、ジューシーチキンと野菜のスープカレー。

具だくさんで、見た目から満足感がある。

野菜、肉、きのこ、海藻、豆。

一皿の中に、いろいろな食材が入っている。

旅先では、つい肉に偏りがちになる。

いや、今日も昼にジンギスカンを食べているので、すでに偏っている。

そこにスープカレーの野菜が入ると、急に健康的な気分になる。

実際に健康かどうかは別として、気分は大事である。

ビリーブのスープカレーは、和出汁のうまみとスパイスのバランスがよく、何度食べても安心する味だ。

新しい店も探したい。

でも、ここに来ると「やっぱりこれでよかった」と思う。

帯広の旅において、こういう店があるのはありがたい。

道の駅おとふけで車中泊。雨音とタイガース

18時10分。

帯広の拠点を出発して、「道の駅おとふけ」へ向かった。

この日は、ここで車中泊する。

道の駅おとふけは、音更町にある人気の道の駅。

正式には「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」。

飲食店や直売所があり、十勝旅の拠点としても使いやすい。

お盆前の時期ということもあり、駐車場はかなり混んでいた。

この日の写真を撮る余裕はなかった。

旅では、こういうこともある。

むしろ、人気の道の駅ほど、写真を撮る前にまず場所を確保する必要がある。

車中泊旅は、意外と現実的なのだ。

この日は雨が降っていた。

そのおかげで気温は少し下がり、車内はミニ扇風機で十分しのげるくらいだった。

北海道の夏とはいえ、車中泊では暑さ対策が大事になる。

涼しい雨はありがたい。

買い出ししておいたビールとつまみを広げ、車内で晩酌。

外からは、しとしと雨音。ラジオからは、タイガースの実況。

これがまた、妙に落ち着く。

軽バンの車内で、雨音を聞きながらビールを飲む。

こういう時間が車中泊旅のよさだと思う。

自分の小さな基地にこもって、今日一日をふりかえる。

この日は、その忙しさをそのまま楽しむ一日だった。

帯広でジンギスカンを食べ、天然モール温泉に入り、散髪して、スープカレーを食べる。

最後は道の駅おとふけで車中泊。

派手な観光地をめぐる一日ではない。

でも、こういう日こそ、北海道で暮らすように旅をしている実感がある。

雨音を聞きながら、ビールをもう一本。

次は新しい場所を開拓しようか。

それとも、また同じ店に行ってしまうのか。

たぶん、その時の腹が決める。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回の話はこちらです。

書いている人はこちらです。
関西から北海道へ通いながら、車中泊で北海道ワーケーションを実践しています。


いいなと思ったら応援しよう!