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8月のおうちビストロ ~長野ワインと夏メニュー~

猛暑の8月が過ぎようとしています。
7月も暑かったので身体が慣れましたが、それにしてもこんなに暑い時期が長いと参ります。
夜は冷え冷えワインでクールダウンしました。

今夏は特に「長野ワイン」の気分で、以前からご紹介している長野県のワインショップ「fun」さんから、7月と8月にワインを購入しました。

どんなペアリングになったでしょうか。
今月のメニューはこちら!



長野ワイン

長野県のワインが好きだ。
日本ワインのなかで、多く味わっていると思う。

これまでアプリで記録した2100種類のワインのうち、国内はざっと430種類で、そのうち長野県は100種類ほど。

長野ワインは、私が好きなイタリアワインにややバランスが近い気がする。
適度に果実味があって酸味が強すぎず、自宅で作る料理に長野ワインは合いやすい。

<産地>

長野県が情報発信している「長野ワイン」公式サイトを見ると、県内の産地は5つに分けられる。

桔梗ヶ原ワインバレー
日本のワインの先進地として、またナイアガラ、
コンコードの産地として有名。

千曲川ワインバレー
雨が少なく日照時間が長い気候と土壌の質が
欧州系のワイン用ぶどうの栽培に最適。

日本アルプスワインバレー
松本、安曇野に広がるエリア。
欧州系のワイン用ぶどうによる醸造も盛ん。

天竜川ワインバレー
果物の産地でヤマ・ソービニオンやヤマブドウなど
日本の固有品種を用いたワインが特徴的。

八ヶ岳西麓ワインバレー
八ヶ岳と南アルプスに挟まれた標高800m超の産地。
冷涼な気候を生かしヨーロッパ系品種が盛ん。

NAGANO WINE 公式サイト
公式サイトのワインバレーマップ

2年前に塩尻へ行ったとき、公式サイトのワインバレーは4ヶ所だった。
最近、八ヶ岳西麓ワインバレーが加わったようだ。

このうち、私が訪れたことがあるのは、以下2ヶ所のバレー、3ヶ所のワイナリー。

・桔梗ヶ原ワインバレー「五一わいん」
・千曲川ワインバレー「リュードヴァン」「ヴィラデストワイナリー」

なかでも、「ヴィラデストワイナリー」は千曲川におけるワイナリーの先駆者。
その兄弟ワイナリーである「アルカンヴィーニュ」には「千曲川ワインアカデミー」もあり、ワイナリーの起業・経営について学べる。

先日訪れたラ・ボッチの本多さんも、このワインアカデミーの1期卒業生であった。

<今夏のセレクト>

続いて、この夏に購入した長野ワインを紹介。

先月は、桔梗ヶ原ワインバレーと天竜川ワインバレーのワイン。
なかでも、天竜川ワインバレーは初購入。

左側が「桔梗ヶ原ワインバレー」
アルプス 竜眼、五一わいん 塩尻セイベル9110、ドメーヌコーセイ メルロ ロゼ
右側が「天竜川ワインバレー」
ヴァンヴィの白とロゼ


今月は、日本アルプス、千曲川、桔梗ヶ原の3ヶ所のバレーから。

左から「日本アルプスワインバレー」
ノーザンアルプスヴィンヤード シャルドネ プレミア、
「千曲川ワインバレー」
のらのらふぁーむ 信州の甲州オレンジ、
「桔梗ヶ原ワインバレー」
サンサンワイナリー柿沢シャルドネ ネイキッド、ドメーヌコーセイ メルロ


これら9本のうち、ドメーヌコーセイのロゼは鰻とあわせた記事をアップ済。


冷やしおでんと竜眼(桔梗ヶ原ワインバレー)

まず、桔梗ヶ原ワインバレーの「竜眼」から紹介。

「竜眼」は「善光寺」とも呼ばれる品種で、長野県と結びつきが深い。
初めて購入したワイナリーは「五一わいん」で、今回は「アルプス」にした。

このワインとは、TV番組「相葉マナブ」で紹介していた「トマトの冷やしおでん」を合わせてみよう。

番組では白だしを使っていたが、家にあるヒガシマルの関西うどんスープの素を使う。

鍋に水を入れてうどんスープの素を溶かし、カツオ出汁、残っていた「いしり」も加えて火にかける。

トマトを丸ごと入れて少し煮たら取り出して、皮をむく。
鍋に油揚げ、レンチンした茄子と、ほぐした「そうめんうり」を加えて少し煮る。

「そうめんうり」は近所で見つけて買ってみた。

洗って半分に切ったところ
半月に切って、綿を取り除いた

切ってよく煮ると、そうめんのように細い繊維がほぐれてくる。

そうめんうりを煮る
右上にトマトが見切れている

そうめんうりを冷水で冷ましてからほぐすと、細い麺のようになる。

さっと煮て、出汁ごと粗熱をとって、冷蔵庫で冷やす。

冷やしおでん
奥のグラスは余った出汁にゆでトウモロコシを加えたスープ

出汁を吸ったトマト、油揚げ、ナスに、シャクシャクとした食感のそうめんうりが爽やか。

竜眼のワインを合わせてみる。

アルプスファーム 塩尻 竜眼 2023

色調は明るいイエロー、フレッシュな柑橘類や、ライチのような軽めのトロピカルフルーツの香り、華やかな印象、ドライで酸味と果実味のバランスもよく、アルコール度12%らしいライトミディアムなボリューム。

華やかさと爽やかさがあって、夏にいいワイン。
冷やしおでんの優しい出汁にも主張しすぎず寄り添う。

また、この日はタコ帆立じゃが芋のジェノベーゼ和えも作った。
ジェノベーゼのバジルの風味と竜眼ワインの相性も良かった。

タコ帆立じゃが芋のジェノベーゼ和え


これが今月上旬のこと。



安曇野そばとシャルドネ(日本アルプスワインバレー)

Eijyoさんから、長野県大町市にある倉科製粉所の情報を得た。

早速、ポチっと購入して、乾麺、そばの実、そば粉が家に届いたのがお盆前。

安曇野そば(乾麺3把、つゆセット)
そばの実(むき実)とそば粉(あずみ野 荒挽粉)


そして、この倉科製粉所と同じ長野県大町市にあるのが、先程ワインを紹介したノーザンアルプスヴィンヤードさん。

3年以上前からnoteで交流させていただいており、愛娘のMomoDaちゃんと料理をしたり野菜を栽培したりした様子や、ブドウ畑の様子などを教えてもらっている。

猛暑だった今年の夏も、北アルプスの麓の大町市は比較的涼しかったらしい。
その同じ産地の「シャルドネ白」と「蕎麦」を合わせてみたい。

そば以外に何を作ろうか考える。
先日、ノーザンさんはタイムを効かせたチキンと夏野菜のオーブン焼きと、シャルドネを合わせていた。

ハーブを効かせたチキンと白ワインは、相性が良さそう。
最近気に入っている志麻さんの「チキンの悪魔風」にしよう。

いざ、調理開始。

フライパンで塩コショウしたチキンをソテー、途中、しめじ、バターも入れる。
別のフライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りしたニンニクの香りが立ったら、パン粉、イタリアンパセリみじん切り、乾燥タイム、塩少々を炒める。
ソテーしたチキンを皿にのせて粒マスタードをぬり、そのうえに、カリっと香ばしい香草パン粉をのせる。

フライパンでつくる「チキンの悪魔風」

また、あずみ野の荒挽粉でガレットを作り、チーズをのせる。
麺つゆより、白ワインにはガレットの方が合いそう。

荒挽粉のガレット チーズのせ


ここでよく冷えた白ワインを出す!

ノーザンアルプスヴィンヤード シャルドネ プレミア 2023

ワインをグラスに注いでみる。
色調は明るいゴールド、柑橘類、白桃の香り、バニラ、りんご蜜の香り、樽香が適度に効いていて、酸味と果実味のバランスもよく、いい飲み応え。

チキンのパン粉焼きと合わせると、鶏もも肉やニンニクの旨味、パン粉の香ばしさに、コクのある白ワインが寄り添っていい相性。

チーズのせガレットは、蕎麦の香りもしつつふんわり優しい。
香草パン粉を少しのせて食べるとよりワインに合う。

蕎麦とワインは、両方とも北アルプスの涼風を運んでくれるような共通項があるようにも感じた。

8月下旬、秋が待ち遠しくなるタイミングである。

自家製の人参ドレッシングを添えたグリーンサラダと一緒に、じっくり味わいながらワインを楽しんだ。

ノーザンさんのシャルドネは程よい樽香もあり、初秋を先取りする気分になれてよかった。

自家製のすりおろし人参ドレッシング
本来、人参の旬は秋だそう



鯵と香味野菜サラダそば、信州の甲州オレンジ(千曲川ワインバレー)

先月には、gingamomさんがまたしても美味しそうな「イケメン」たちをつくられていた。

夏のイケメンは、以下の7種類。
①「山形だし」と揚げなすのぶっかけそば
②なすの田舎煮そば 
③温泉卵と鶏そぼろでいただく胡麻そば
④カポナータそば
⑤夏野菜とツナ缶でグリーンカレーそば
⑥焼き鯖と香味野菜サラダそば~ちょびっとタイ風
⑦プルコギ&ナムルそば

このうち、特に夏らしくて興味をもったのが「焼き鯖と香味野菜サラダそば~ちょびっとタイ風」

8月が終わる前に作ろう。
今回は鯵の天日干しでアレンジ。

まず、干し鯵を焼いて身をほぐし、甘長唐辛子は切って軽く炒めて、ナンプラーやレモン果汁、きび砂糖などを混ぜた「ナムチム」と和えて冷やす。

鯵、甘長唐辛子、チムナム(タイ風のタレ)

これに、切った青ネギ、貝割れ、醤油少々を加えて、茹でて冷やした「安曇野そば」と盛り付ける。

焼き鯵と香味野菜サラダそば

鯵や薬味と蕎麦を混ぜて、絡めながらいただく。
ほぐした鯵とナンプラーの旨味と塩味、レモン果汁、糸唐辛子、ネギなどの風味がいいアクセントになり、蕎麦を引き立てていて美味しい。

この蕎麦に合わせたのは、のらのらふぁーむの甲州オレンジ。

のらのらふぁーむ 甲州 オレンジ 2024
(はすみふぁーむから名称変更。以前、ワイナリーの入口まで行った)

オレンジの色調のとおり、オレンジの香りがして、やや紅茶のような軽いタンニン、おだやかな果実味、酸味もおだやかで、肩の力が抜けるようなカジュアルさがある。

サラダそばのレモン果汁と、ワインのオレンジの香りがリンク、重さのバランスも悪くない。スッキリした軽い白ワインだったら、サラダそばの個性に負けてしまうだろう。

安曇野そばは、裏の表示によると、小麦粉、山芋粉も入っていて、麺の色は白っぽく上品な印象。
そばは一袋2人前が250gで、1人前125gにしてみたら量が多めだった。
それでも、麺が細めなこともあり、パクパク食べられてさほど多いという感じはしなかった。

今回のサラダそばは、タイ風のタレ「ナムチム」が、鯵、和風薬味、蕎麦を全体的にまとめている。
さすが、gingamomさんのレシピ!
「プルコギ&ナムルそば」なども、是非作ってみたい。



そばの実、南信のワイン、桃のパスタなど

その他に、夏っぽいと思ったワインと料理もざっと紹介。

まず、gingamomさんの記事を参考にあずみ野の「そばの実」を炊いてみた。

1時間以上浸水したそばの実を土鍋で炊いた。

そばの実がうまく炊けた
3/4は冷まして冷凍保存
そばの実は色々活用してみよう
レバノン風サラダ

ぷちっとしたそばの実の食感と、キュウリ、ミニトマトなどの夏野菜がいい組み合わせ。
ニンニクとレモン果汁を活用するのも夏っぽい。


今夏、「VinVie(ヴァンヴィ)」というワイナリーから、ワインを初めて購入。
ヴァンヴィがあるのは、中央アルプスと南アルプスに囲まれた、南信州・松川町。

知人から「南信で頑張っているワイナリーがあって、飲んでみたら美味しかった」と言われて買ってみた。

ヴァンヴィ ソーヴィニヨン・ブラン 2024 ロゼ 2024

この2本のうち、ソーヴィニヨン・ブランが特に印象的。
洋ナシ、白桃の香り、ややハーブっぽい青いニュアンスもあり、程よい酸味、果実味があってアルコール度10%とは思えない飲みごたえがあり、ドライでキレイに仕上げてあった。

このワインは、枝豆入りハンバーグや素麺といった夏らしいメニューに合わせた。

枝豆入りハンバーグ オクラ添え
(左にあるのは赤いトウモロコシの実をカットした軸、珍しくて横に並べてみた)


桃の冷製パスタも、夏らしくてよかった。
桃のパスタを最初に食べたのは20年近く前だったろうか。
たまに思い出して作る。

パスタは茹でてから、茹でたときと同じ塩分濃度の冷水でしめる。
そのパスタと、ジェノベーゼソース、カニカマ、小さめにカットした桃を絡めて、桃と盛り付け。

桃の冷製パスタ
ジェノベーゼソースは少量の方が桃とバランスがいいようだ
(相変わらず盛り付けがラフですが)

この日は、アルザスのリースリングを合わせた。
白桃の香りがリンクして、軽いスパイスの香りがいいアクセントになっていて美味しかった。

右がアルザスのジャン・ビシェール リースリング 2023
(6月のおうちビストロで紹介済)

このように手頃なフランスやイタリアのワインもこの夏に活躍。


そして、桃も美味しいが、ブドウも美味しい。

藤稔 ふじみのり(種なし)
ジューシーでとても美味しい

これからブドウが実る季節。
そして、ワイナリーにとっては収穫&醸造シーズンがやってくる。



🍑    🥂    🍇



長野の蕎麦とワインを中心とした夏メニューはいかがでしたか?
長野ワインについて書くと長くなってしまって、5千字を超えてしまいました。

長野県のワイナリー数は全国2位で72場(令和5年時点)です。
近年、長野のワイナリーは増加傾向にあり、最も多い山梨県の92場に迫りつつあると言われています。

北信州から南信州まで多くのエリアにワイナリーがありますので、長野に行かれた際は、是非ワインもお試しください。

なお、来月、長野旅行を計画しています。

まだまだ暑いですが、それでも午後には太陽が傾いて影が長くなり、日の入りが早くなっています。
9月には過ごしやすくなって、秋らしくなることを願います。

今回もお読みいただきありがとうございました🍷


▽これまでの長野県ワイナリー訪問記



▽蕎麦食推進中


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