中臣鎌足創建!親鸞聖人誕生の地「萓尾神社」法界寺の鎮守社【京都伏見シリーズ/京都伏見・山科シリーズ】
京都府京都市伏見区日野にある「萱尾神社(かやおじんじゃ)」は、親鸞聖人誕生の地として知られる日野に鎮座し、かつては法界寺(私のNOTE)の鎮守社でもあった、極彩色の美しい本殿を持つ古社です。
ちなみに、日野家は室町時代に足利家の御台所を何人も送っている名家で、一番有名な人は日野富子でしょうか。藤原北家一族であり、日野家廟所が近くにある。
すぐ近くには親鸞聖人の誕生地である「日野誕生院」や、国宝の阿弥陀堂を持つ「法界寺」があり、日野一族の繁栄を物語る静かな歴史エリアの中心に位置しています。
変更履歴
2026/05/16;初版
▼HP▼アクセス
HP:--
アクセス:〒601-1412 京都府京都市伏見区日野畑出町
祭神:大己貴命(オオナムチノミコト=大国主命)
縦列駐車用駐車場はあるが、関係者以外はNGのコーンが立っています。一応、鳥居前に車1台分のスペースがありますので車で行けるかと思います。本NOTEを書いていて思ったのですが、この神社の1キロほど山手に入ったところにに、鴨長明が住んだ方丈庵の跡がある。駐車場のコーンは、方丈庵に行く人用の警告なのかな??
▼見どころ
→由緒/歴史
655年: 斉明天皇元年、藤原(中臣)鎌足がこの地を訪れた際、天押雲命(アメノオシクモノミコト)に出会ったという伝承に基づき、社殿が造営されたとされる。
鎌足が、奈良の春日野に似ていたことから「春日野」の標を立てたが、鹿が「春」の字を舐め消してしまったため、改めて「日野」と名付けられたという伝説が残る。
日野家の始祖・藤原真夏が創建した説もある。
1051年: 日野資業(すけなり)が薬師如来を安置する法界寺を建立。以後、その鎮守社として位置づけられる。
1467年 - 1477年: 応仁・文明の乱の戦火により、社殿を焼失する。
1652年: 現在の本殿が再建される(1650年、1653年とする説もある)。法界寺の坊中や地域の氏子らによって造営された。
1868年: 明治維新の神仏分離により、法界寺から独立する。
1961年: 屋根の改修が行われ、以前の檜皮葺から銅板葺に変更される。
1985年: 本殿が、極彩色の装飾や近世前期の神社建築としての価値から、京都市指定有形文化財に指定される。
2018年: 平成30年、彩色修理が行われ、鮮やかな姿が蘇る。
→境内へ




→拝殿・本殿







見逃した~「マリア観音」・・・。所謂、キリシタン灯籠で、今熊野観音寺(私のNOTE)、橋寺(私のNOTE)、繁昌神社(私のNOTE)、長建寺(私のNOTE)にあるようですが、長建寺以外は全然記憶がない・・。




萱尾神社の本殿は一間社流造であり、醍醐寺清滝宮本殿と相通じているようです。
認定番号 第234号
認定理由
萱尾神社は、伏見区日野畑出町に所在し、法界寺の北東に位置する。祭神には大己貴命を祀り、日野村の産土神として崇敬を集めた。現在、鎮守の森は地域の重要な景観要素ともなっている。江戸時代までは法界寺の鎮守社でもあったが、創建については、法界寺創建以前である斉明天皇元年(655)とする説もあるなど定かでない。
現本殿は、棟札から慶安5年(1652)に再建されたものと考えられている。流造で一間社の規模だが、背面には間柱を建てて2間となっている。当初は檜皮葺であったが、昭和36年(1961)の改修により銅板葺に変更された。身舎柱は礎石上に建ち、柱上に舟肘木を置く。向拝を備え、連三斗(つれみつと)と中備蟇股(なかぞなえかえるまた)を用いている。内部は前後に内陣と外陣を区切るが、もとは1室だったと考えられる。正面には弊軸の付いた両開きの板唐戸、側面である南側面には両開き板唐戸を嵌める。外観に華やかな彩色が施されているのが特徴で、軸部は丹塗り、虹梁や蟇股などは極彩色、板壁・軒裏は胡粉塗としている。残された多数の棟札等から、建築後、度重なる修理によって木部や彩色が維持されてきたことが確認できる。近年では平成30年(2018)に修理が行われ、彩色が蘇った。同社の造営、修理には醍醐泉村の大工が当たったことが分かっており、社殿の意匠には醍醐寺清滝宮本殿(重要文化財)の影響があったものと推測される。本殿の左右には、柳社、田中社、若宮社、稲荷社の四社が建てられている。このうち柳社は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、田中社は天穂日命(あめのほひのみこと)で、本社祭神の大己貴命すなわち大国主命(おおくにぬしのみこと)の国譲りに関係する神が祀られている。
萱尾神社は、日野の鎮守として現在でも地域の崇敬を受け、境内の鎮守の森も地域にとって重要である。華やかな彩色を特徴とする近世前期の神社建築であり、資料から社殿の建設や維持に当たった近世期の日野地域の工人たちの活動を伺える点でも評価される。
参考 京都市指定有形文化財(建造物)
→本殿左:田中社/稲荷社
田中社は田中大神、稲荷社は稲荷大神を祀る。田中大神は伏見稲荷大社からかと思ったが、稲荷大神に内包されるので違和感を感じたが、田中社は天穂日命(アメノホヒノミコト)のようです。なんか納得したが、同時に出雲・佐太大社の田中大神(私のNOTE)ってアメノホヒなのかなという新たな疑問が出てきた・・・。確かに、アマテラス地繋がり「稲穂」の「穂」なので「田んぼ」と繋がるが。




→本殿右:柳社/若宮社
前述より、柳社は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀っているようです。意外とこっそり京都で祀られているのがニニギですよね。宮崎のイメージだけど・・・。一例を言うと、京都・日向大神宮(私のNOTE)ですね。


柳社の祭神は柳大神で、若宮社は若宮大神ですが主祭神の子・コトシロヌシでしょうね。ただ創建の歴史から春日大社の若宮・天押雲命(アメノオシクモノミコト)もあり得るなと。


▼メディア情報
修復前の境内です。今と違いますね。
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼旅行記
パンと抹茶と藤の花|伏見から宇治へ、五感で楽しむ京都一日旅!そして153年ぶり秘仏公開&京都非公開文化財特別公開◆京都宇治③伏見山科⑫◆|やんまあ@旅行記
その他
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