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島の未来に思いをはせて

男木島に散りばめられた建物やアートをたどり



島の風景に沿いながら、港への道を引き返す。最後
に訪れたのは男木島 麦と未来の資料館。古くから
島で行われた麦作も、人口が少なくなるとともに
閉じてゆく。芸術祭が開催されるようになった島
で再び光が当てられた大麦は、琥珀色に輝きだす。


石段を下りる



下りた石段を見上げる



風景をぐるりと引いては



寄るほどに、島の細部が見えてくる



桟のリズムに導かれ



島に流れる歴史と、未来に



触れる資料館へとやってきた。棚に並ぶのは



なじみのものも、そうでないものも



中には輝く伊勢角のペールエール


琥珀の輝きは、人生の喜びでもある



島の夕日がビールに重なる



タコの意味を持つプルポビールは


島の麦を原産にしたもので


祝祭の気配の中、アートで島が動き出す


昭和40年会とよばれるグループは

芸術祭とともに歩み



島の未来への思いが込められた作品が



時を重ねた家屋に展示される



メンバーには、波の動きを



線描に落としこんでは
 

作品と風景を重ね合わせる


大岩オスカール氏も参加され


描かれる島の風景には



大麦が連なりなびく


かつて島にあったという麦の風景を

いつかの旅に重ねては


島で再開される大麦の風景に思いはせる



島は過去から未来へと



時代の波に揺れては進む



積み重ねられる歴史と



今の景色の揺らぎの中に



石の鳥居と鮮やかなペチュニアと


島の歴史は未来へと


静かな島で続くにぎやかな芸術祭は、人の流れを
変えて、島に伝わる文化の継承が図られる。瀬戸内
の海と島々を舞台に紡がれた祝祭が、未来の風景を
変えていく。いつかの旅で、琥珀の輝きに乾杯を。


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