瀬戸内をつむぐ素材をたどって
空気を描く線。波をつむぐ形
小さな建物は島の空気をまといながら、海を望む。
軽やかで柔らかな紙管に支えられて建つ建物は、
祝祭の気配を帯びた2025年の瀬戸内の海を素材で
つなぐ。見えない糸で結ばれた風景に旅を重ねる。

空間を包み込む柔らかな素材

紙でできた管を骨組みとして

瀬戸内をのぞむ場所にそっと建つ

海の向こうとこの場所を
建築家が重ねては並べた素材が

静かに引き寄せあうように
建物と線描が風景に浮かぶ

緑と空の間に

そろりそろりと近づいてくる猫は

旅をつなぐ存在ともなる

紙管が支える建物が、島の風景に浮かぶ

2025年の瀬戸内への旅は

祝祭の気配につつまれて、見えない線で結ばれる

船とアートがつなぐ風景の先に

穏やかな海が続いていく
瀬戸内海をめぐる旅

瀬戸の間をつなぐ建物は
2025年の記憶に浮かぶ。建物を囲う素材は

編み込まれるように

組み合わされては空間を構成する

紙管に導かれるように

2025年の祝祭に浮かぶ建物を訪れた
万博の思い出を重ねては

赤と青と白の記憶も振り返る
柔らかな手触りの素材は風景をつなぎ

旅の補助線となる。連続する紙管は

空間を支えては、ゆるかな区切りとなる

瀬戸内海の西の端に位置する大分の地
九州の地から始まった言葉への旅で

うねる形に沿うようにして

紙管を用いた椅子をたどる
瀬戸内に面する大分で、思い浮かべる建築といえば

ガラスと木の格子で覆われた美術館
建築家によって散りばめられた素材は

空間をふわりと包み込む

素材が場所と場所をつなぎ

形は未知なる風景への入口となる
建築家が手がけた建物は、瀬戸内を縫うように
点在し、海に面して建てられた美術館は
世界に名を馳せては、風景に動きを与える
水にゆらりと浮かぶ建物。空間を包み込む素材。
海に沿って建つ建物は、軽やかに緩やかに、空気
の流れを捉えては、風景に揺れる。建築家の足跡を
たどる旅は、九州の地から瀬戸内をめぐるように。
