万博にちりばめられた形をたどる
デザインされた時間の流れの中
2025年の万博に散りばめられた形をたどる。私の
旅の楽しみは目に映るもの、その形、映らないもの、
その気配を感じること。万博には、様々な人の思い
が重ねられ、それをたどるだけでも充分楽しくて。

日本館の循環をモチーフとした

円の形はつながり、黄金に輝く

円を描くシャインハットは

1970年の記憶を紡ぐ
太陽の塔の黄金の顔が見据えた未来が

今の形となって立ち上がる
シャインハットを手がけた伊東豊雄氏の
デザインも記憶の中に重ねていく

ちりばめられた形の先に

アートの風景はつながって。様々なキャラクターで

壁面を楽しげに彩られた
COOK ONEが生み出す世界が万博にも

円描くやわらかな形もあれば、新たな時代の

訪れを表現するかのように、風景を鋭く切り取る

形もある。形は角度によって見え方を変え

歩くほどに、そのデザインの面白さに触れる
仮設には惜しいようなデザインのレイガーデン

大屋根リングに沿って歩けば

その先に広がる海。海は旅への気持ちをかき立てる

丸い形と尖った形を見比べつつ

大屋根リングの下を走る外周バスも見送って

また歩く速度で、万博を彩る形を拾い集めれば

足元にはバスの姿のコミャクも並ぶ
姿を自由に変えるこみゃくはひそかな人気もので
万博を紹介する動画では主役にも

会場のあちらこちらに現れるこみゃくは

アートの中にも取り込まれて。ピンクのふくよかな
シルエットのアートは訪れる人をやさしく包む

見上げればシルバーのパネルに文字が踊るようなアート

そのかたわらにはトイレのピクトも浮き出るように
ピクトの表現は時にはアートのように

万博会場の緩やかなにつながる形をたどり

連なる形を点で結ぶように

デザインにあふれた風景を進む

海をふわりと漂う生き物のオブジェが吊るされた

クラゲ館。クラゲのような形となる

壁には色鮮やかなモザイクタイルを持つパビリオンは
こどもに向けた命の遊び場というコンセプトに

黄金に輝く丸い形。ぶらん、ぶらんと揺れる形。
柔らかくて、温かみのある形。シャープに時代を
切り取る形。モザイク上に入り乱れる色や形。万博
に散りばめられた形を、記憶の中に重ねていく。
