EXPO'70の記憶は鮮やかに
1970年に行われた大阪万博の記憶をつなぐ
EXPOパビリオン。2023年に建てられた別館には、
太陽の塔のてっぺんに設置されていた黄金の顔。
会場を彩っていたユニフォームに岡本太郎が残した色とりどりの作品。EXPO'70の記憶は鮮やかに。

次は、桜の花をモチーフとした5つの円で構成された

1970年の万博のシンボルマークが描かれた別館へ

そこで展開される万博の色の記憶

太陽の塔の赤と白。それを浮き立たせる青の背景

赤と青と白で組み合わされたユニフォームが並び

色は反転しながら構成されて

円をかたどるデザインも当時を忍ばせる

1970年のレトロで新しいデザインにひかれ
赤と青と白の色の連なりを広げていく

1970年の大阪万博の中心となる

太陽の塔をモチーフとしたユニフォームも、斬新で

壁面を埋める大きなパネルにも、当時の空気を感じる

鮮やかに紡がれた万博の色と形。岡本太郎が

手掛けた色に満ちたマスクに

繋がれた時間を旅をして
時代を見据える表情にも魅せられている

5つの円のシンボルマークは日本館の
モチーフとなり、1つの円の直径は58メートル

その存在感と、スケールに驚かされながら

当時の万博の風景に浸り、模型によって

鮮やかに色どられた万博会場を見渡してみる

色鮮やかなデザインには、岡本太郎による

黄色や赤の手の椅子も。そのやわらかな手のひらは

包まれるようにそっと置かれた、岡本太郎記念館の
優しげな表情のポートレートへと記憶をつなぐ

赤や黄色のアートに緑や青の空間が続く

通路の先の中庭には、銀に輝くスペースフレーム

その先にそびえる太陽の塔を眺めながら

大屋根の模型の上に立てば、かつてここにあった

EXPO'70の風景が広がるように

つたに包まれ、今へと時を紡いでいる

EXPOパビリオンには、太陽の塔の内部のひだも

展示され、その内部空間に当時の人も驚いたに違いない
あらがいながらも、発せられる生へのエネルギー

隈取のように体に描かれる赤いラインはモザイクタイル
ディテールを知るほどに、作品に近づける気がする

黄金の顔の目の輝きのキセノンライトは

未来へ向かう光を放ち

高さ70メートルの塔の頂きに取り付けられた黄金の顔は

1970年の万博から、今に至る時代と

この先の未来を、これからも見守り続けている
太陽の塔は1970年の、岡本太郎の残した
かけがえのない遺産であり、道標でもある
黄金の顔が1970年に見た未来。その輝く視線は、
この時代の先へ向けられている。55年前にここに
あった風景は、今も新たな気づきを与えてくれる。
太陽の塔は時代の波を乗り越え、今もここに建つ。
EXPOパビリオンには1970年の記憶が満ちている。
