構築される画面と線と旅と
ぐらりと揺れる認識を
確かな質感をたよりに引き寄せては、構築された
線にまたほどく。旅を連ねるほどに積層する色や
質感は混じり合い、離れては近づき、重なり合う、
芸術家達が時代を超えて残した視点を紡いでいく。

布地のひだに光が潜り

影が柔らかな質感を浮かび上がらせる

何気ない日常の鮮やかさが

静かな色で重ねられる

切り取られる日々の営みに

折り重なるドレープと

凛とした眼差し

構成された画面に

静かに動きが与えられる

踊り子が纏う赤と黒に
芸術家たちの視点が
時代に交わり今へと繋がれる

引かれた線が時代を彩り

錯綜する動きが

入り混じって色となる

芸術家が刻んだ線は

時代を突き動かすように

ぶつかり反発しては層を帯びる

溶け合い混じり合う色の上で

線は動きを加速させる
時代を切り取る視点は、静から動へと揺れ動き

内から外へと開かれる

陽光が画面全体に広がり

境界線が混じり合う

流れゆく雲が

稜線に重なり
旅の風景を描き出す

各地を歩き、置かれた色が

旅の質感を浮かび上がらせる

立ち上がる赤い大地

雪山は光を拡散させ

画面は柔らかな白で包まれる

白は色を帯びては

幾重に光を拡散させ

芸術家の心に刻まれる

視点に色が重ねられ

層をまとい

季節を繰り返しては

時代を超える
芸術家たちの思いに触れる
穏やかな日の静かな色。滲む光。しんとした画面。
ぶつかっては混じり合い、反発しては絡み合う線。
景色を覆う柔らかな白。大地をめぐり、川を渡り、
光と色が重ねられる。芸術家の足跡を感じては、
視線を先へと向ける。たどった道筋を思い描き、
続く旅路に色や形を重ね合わせていくように。
