見出し画像

自転車で島の風景をなぞるように

いつかの豊島の旅でのイルヴェントは

今でも大切な記憶。その空間が今でも残っている
ことに喜びを感じつつ、先へと進む。今回は自転車
で島をぐるりとめぐる旅。島の風を切り、地形を
体全体で感じる。レンタサイクルの電動アシストは
島の地形をゆるやかにし、旅に心地よい風が吹く。


2025年瀬戸内国際芸術祭への旅でふれるアートは


島と海の記憶をつなぐもの



壁は波を模し、柱が海の色となる建物の扉は



閉ざされている。まだ朝も早く、開くまでには時間があり



まずは海を目指す。建物に海とのつながりを感じ



内部の様子も伺いつつ



庭にそびえるフェニックスヤシに感じる作家の面影に



朝の光にリズミカルな表情を見せる建物



芸術祭でアートの気配を帯びる島の



のどかで、おだやかな風景に



道沿いの社は、緑に溶け込むように



大いなる自然をたたえるように建つ



島のなにげない風景の中、自転車は



坂を上っては下り先へと進む


島での自転車の旅では、空と緑と海の風景を


潮風に乗り、ときには切るように


体全体で島を感じる旅となる



カーブの先に、緑の向こうに



海の風景がふいに開ける



棚田の緑は鮮やかに


地形が作り出す記憶を彩る



  空と緑と海。ここちよい風にのって



海へと一気に坂を下る。白いガードレールの先には



古びた赤い消火栓。風景の中の色をたどり



青い幟をアートの目印に


旅の途中に、赤と青と白の組み合わせを楽しんで




ようやく港の風景へとたどりついた



停泊する漁船は、島の風景をつなぐもの


旅をするほどにつながっていく船と島の風景



小さな埠頭で港と一体となるように



広がる海の風景を感じ



港に設置された細くて長く



また太くて短い船をつなぐ杭



風景が刻むリズムとともに


自転車で島の旅を繰り返している。地形をなぞる
ように坂を上り、また下る。緑は深く、浅く、層を
なして繰り返す。カーブを曲がった先に海の風景
がふいに広がる。そよぐ風に、運ばれる潮の香り。
太陽の光はさんさんと風景を輝かせる。船の記憶
をつむぐアート。港にはロープで繋がれた漁船。
海の風景を重ねるほど、島への思いが募っていく。


いいなと思ったら応援しよう!