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海をたどる旅にもひかれている

この旅のきっかけはアートに会いに行くことで



海を越えてアートへ会いに、瀬戸内海に浮かぶ島へ
向かう。夜の神戸で降りしきる雨は、夜明けの頃に
降り止んで、なんとか自転車の旅も成立しそうだ。
フェリーは高松を経由し、目的地の新しいフェリー
ターミナルで、出迎えてくれるアートの元へと。



瀬戸内海の穏やかな海。雲間に広がっていく朝の光



甲板に並ぶコンテナ。フェリーは人やモノ、また記憶を乗せて



空は厚い雲に覆われているものの、雨はなんとか降り止んで



自転車で島をめぐる風景に思いをはせる



現れては、過ぎゆく島の風景を眺めながら



まず寄港したのは高松東港。このフェリーは神戸と高松を結び



夜の便は、この港を経由してから目的地の島へと向かう



フェリーは港の中で大きく旋回して



周囲に広がる風景を見渡せば、舶用圧力容器の



タンクが並ぶ。スケールの大きなものづくりを手掛けるのは


泉鋼業株式会社。海路が栄えた瀬戸内海で、モノ造りを



高さを変える乗船口の高低差にも目を留めつつ



ここでは乗り降りする人を待ち



港を後にして、目指す島へと向けて



過ぎゆく島々の風景を眺めて進む



海上を行き交うコンテナ船も目を留めて



刻々と変わりゆく風景を眺める内に



島の一端が現れてくる



瀬戸内海に浮かぶ大きな島は、アートが集まる



瀬戸内国際芸術祭2025の開催地でもある



訪れたのは5月末日、春会期の最終日



広がる海と空と雲を感じながら



少しずつ雲の切れ間から光がにじみ



だんだんと連なる緑が色を帯びて



島の風景が鮮やかに広がっていく



赤と白の色をまとうフェリーも、海にブレーキをかけるように



島の玄関口のフェリーターミナルへと到着した




フェリーでの旅を重ねている。始まりは、時間に


追われつつも飛び乗った、九州の世界遺産にふれる旅



2年半を過ごした博多は海に面していて、壱岐島への


フェリーの航路もある。実りの島の風景を感じ



また数カ月後には、季節を変えて海を越え


壱岐島の風景を重ねる旅をした



穏やかな海をゆっくりと、かもめが飛び交う風景を


楽しみながら、有明海も東から西へ



そして旅は西へと足を伸ばし、長崎港からフェリーに乗り


海に浮かぶ記憶が漂う島への旅も懐かしい


神戸港からフェリーに揺られ海をたどり、広がる風景
を感じて進む。2年半の短い間ではあったが、九州で
過ごした期間に海にふれる旅を重ねた。水平線を染め
ていく太陽。海と同化するような雲。海の色はゆっくり
と表情を変え、島は現れては過ぎ去っていく。瀬戸内海
の穏やかな風景に、海をたどった記憶を重ねていく。


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