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坂手港のアートをたどり、記憶の中の旅とともに

旅の守り神でもあるシップス・キャットを後にして


港に設置されたアートをたどる。以前より小豆島
は瀬戸内国際芸術祭の会場で、2013年に坂手港に
設置された2つの作品。その時から10年以上もの
月日が経つ。かつて小豆島へ旅をしたのは2015年
のことで、小さかった子供たちも今は受験生。時の
流れを感じ、物語を刻み続ける作品へもう一度。



フェリーに揺られて小豆島へとやってきた。ガラスに



描かれたイラストの、角を持つ球に乗るドラゴンには



以前の旅でも訪れた。2025年の芸術祭の作品でもある



ヤノベケンジ氏によるスター・アンガーは設置されて



10年以上もの間、輝き続ける。丸い鏡が連なるデザインに



ふと大地の芸術祭のミラーが連続する作品が重なって


アートの記憶を懐かしみながら旅を続けている



港の灯台跡に設置された作品は、地元のシンボルともなり


今も回転し、輝き続け、旅人の目印ともなっている



すぐ横の建物に描かれる作品も、2013年の芸術祭のもので



同じくヤノベケンジ氏の構想が壁画となったもの



10年以上の時を越え、語り継がれる物語に圧倒されながら



当時はバタバタと子供たちを追いかけ、今回はゆっくりと



建物一面に描かれる絵巻物の



細やかで、圧倒的な壁面が残されているという感動に



浸りつつ、かつてはフェリーの待合所であった


建物一面に描かれた作品を見渡して



あらためて2025年の瀬戸内国際芸術祭の旅の始まりへ



2015年の旅で訪れたヤノベケンジ氏のもう一つの作品は



ビートたけし氏との共作で、美井戸神社にまつられている



アンガー・フロム・ザ・ボトム。古井戸を模した石垣上に



高さ8mにもなる迫力の牙をむいた彫刻は



ゴミと一緒にうめられていく井戸への怒りを表し


 
2013年の芸術祭の後には、社が設けられて今の姿に


建築を手掛けたのはドットアーキテクツ



小高い丘から振り返り、小豆島の周囲に広がる海の風景に




ふと記憶は2015年に遡る



その時も同じ神戸港からフェリーに乗り、デッキの上に


シップス•キャットの代わりに設置された



オリーブを抱いたジャンボ・トらやんと



描かれた物語を楽しみつつ、子どもたちを連れて小豆島へ



坂手港に到着したフェリー。その時の色の記憶も振り返り



駆け出す子どもたちの姿が目に浮かぶ



坂手港のフェリー待合所に描かれた小豆島縁起絵巻



当時にもあった赤、青、白の自動販売機


色は旅の記憶を緩やかにつないで


目を丸くして、作品を見上げる子どもたちもなつかしい


旅を重ねるほど、時間は過ぎ行き、記憶もおぼろげ
となるけれど、広がる風景は、確かにそこにあった
経験にふとつながる。残され輝き続けるもの、色褪
せつつも物語を刻むもの。思い出をたどりながら
別の角度で、懐かしい記憶の中を旅するように。


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