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時代をつなぐ彫刻の先に

建物の間を通り抜けては

美術館を背に立つ彫刻をたどる。手の上の太陽が
きらりと光る。彫刻は阪神淡路大震災から20年目
のモニュメントとして、2015年に設置されたもの。
彫刻は過去から現在へ、未来へと時代をつなぐ。



彫刻の表面を覆うステンレススチールが



港の風景を映し込む



輝いてはエネルギーの源となる



太陽を手のひらの上に掲げた



サン・シスターが未来へとまなざしを向ける



光を浴びる黒髪は



つややかに、力強く



きらめく銀色のワンピースをまとい



神戸の港に、凛として立つ


なぎさの愛称を持つサン・シスターに



人々の思いも込められる


ヤノベ・ケンジ氏の手掛けた彫刻が



場所と時代をつないでいく



サン・チャイルドからサン・シスターへと


積み重ねられる想像力



彫刻は時代をつなぐ



先にこの地に設置されていた彫刻の名は



きいろとぶるう



支え合うように立つ黄色と青色の



間をくぐるように



質感にふれる



柔らかな色合いが



美術館の展示の絵画とつながり合う


元永定正が手掛けた絵画や彫刻は


やわらかな色や形をまとい



美術館に引かれた線に動きを与えるように



並び立つ


時代に沿って作られた彫刻が、建物をまとうよう
に立つ。並ぶサン・シスターときいろとぶるうは、
文化の復興のシンボルとして建設された美術館に
込められた思いを、そっと未来へと紡いでいく。


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