折り重なる線や形を持つ空間へ
つないだ先に浮かぶ形
重なり合う線が形を作る。縦横斜めに引かれた線
は、面を構成しては空間を立ち上げる。複雑に、また
シンプルに、幾何学が空間の中に散りばめられる。
線をなぞっては組み立て、旅の風景を立ち上げる。

建築家が街に引いた線や

素材や形をたどる

線の傾きは動きを作り

繰り返される凹凸と

積層が空間の密度を上げる

形が指し示す方向へ

歩みを進め

行きつ戻りつ
形と風景を接続させる

線材は光を拡散しては

帯びるように展開され

色や素材は単純化されては
重なり合うことで複雑さを帯びていく

並べられた幾何学に

与えられた質感は、角度によって形を変え

光をまとっては

静かな空間の質の元となる

石に刻まれた凹凸と

文字に感じる石の厚み

空間にそっと置かれた彫刻は

建物のモチーフとなるような色や形や

凹凸のある面にふれる

壁面に貼られた石には

線が刻まれては

厚みを帯びて

空間の質を和らげる

素材は光を吸い込んでは

拡散させて、形を浮かび上がらせて

連続する幾何学を
建物の中で重ね合わせる
建物を構成する線や形、色や素材。凹凸は光に影
を生じ、光は平滑さに反射しては、粗い表面に吸い
込まれる。素材の質感は空間の厚みを増していく。
散りばめられた多様な形が、一つの建物を形作る。
