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SoFi 2025年第2四半期決算に死角なし ― 営業レバレッジと新戦略が描く成長曲線

先日、2025年第2四半期の決算が発表された。今後の行く末にますます期待の持てる、申し分のない決算だったと言って良い。

市場予想も大きく上回り、以下のとおり、2025年の通期ガイダンスも上方修正される結果となった。

以下に決算を振り返る。

1.    営業レバレッジの継続
2025年第1四半期の決算と同様に、売上の伸びが費用の増加を「相対的」に上回ることで、結果として利益の伸び率が売上の伸び率を上回る──いわゆる「営業レバレッジ」が効く状況が継続している。

今後、スケールメリットが出るにつれて、この傾向は強まることが想定される。

2.    ローンプラットフォームビジネスの拡大
SoFiは決算説明会で、2025年後半にかけてローンプラットフォームビジネスがさらに成長する見通しを示した。あわせて、個人ローンに特化しているこの事業を、今後は学生ローンや住宅ローンなどにも広げていく方針を明らかにした。ローンプラットフォームビジネスは、SoFiにとって「ゲームチェンジャー」となり得る存在であり、今後のさらなる成長を期待させる好材料だ。

なにせ、申請を却下したローン申し込み額は年間「1000億ドル」にものぼる。この未活用の申し込み需要をローンプラットフォームビジネスに活かすことで、SoFiは信用リスクを取ることなく、非常に大きな手数料収入を得られる可能性がある。

3.    ステーブルコインの発行の可能性
ステーブルコインの発行の可能性についても言及があった。以前のブログで記載したように、経営陣はステーブルコインの発行を通じて、様々なビジネス展開を模索していくことが期待できる。

・参考資料
SoFiがVisa・Masterを揺さぶる日 ―ステーブルコインがもたらす決済の進化【前編】
SoFiが狙う新たな収益源 ―ステーブルコインがもたらす送金革命とBaaS戦略【後編】
【補論】SoFiが切り拓く「ポストVisa・Master」の世界に迫る ― ステーブルコイン決済

なお、「GENIUS Act」(「支払いや送金に使用されることを目的としたステーブルコイン(Payment Stablecoin)」に関する包括的な規制法案)の関連規則の策定には、12ヶ月から18ヶ月程度かかる見込みである。

そのため、銀行免許を持たないSoFiの競合企業は、その期間の後半までライセンスの申請・承認を得ることはできない。しかし、SoFiは銀行免許を持つことから、他社よりもいち早くステーブルコインの導入が可能と、競合企業と比べて有利なポジションに立っている。

なお、決算発表後に増資が発表されたが、まったく心配をしていない。気になる方も多いと思うので、以下に簡単に記載をしておく。

・2025年6月末現在の発行済株式数:1,113,442,968株
・公募価格1株当たり20.85ドルで71,942,450株の発行が決定
・加えて、最大10,791,367株を追加購入する30日間のオプションが付与

上記に基づいて、以下となる。
・発行済株式数:1,185,385,418株(確定)~1,196,176,785株(未定)
・希薄化率:6.5%(確定)~7.4%(未定)

この程度の希薄化であれば、個人的にはまったく気にしないし、むしろ今後のステーブルコインをはじめとした様々なビジネス機会を積極的につかみにいくための投資資金の確保という点では、大きなプラス材料だ。

また、SoFiは今回の増資によるEPSへの影響は、「現金の増加による利息収入の増加」と「負債の返済による利払い費用の削減」により、中立(株式希薄化のマイナスを利益増加分が相殺)とみている。よって、今回発表された2025年のEPSガイダンス0.31ドルもそのまま維持されるとみるのが妥当だ。

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