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青いお店、青い塩 ~ソラマチで見つけた、私だけの137番~

とうきょうスカイツリーは、私の縄張りである。

スカイツリーの下のソラマチには、用がなくても、なんとなく足が向く。
そしていつものように、また出没した。

もう何度行っているだろう、塩の専門店「ぐるぐるしゃかしゃか」さん。


店に入った瞬間、綺麗な青が目に飛び込んでくる。
壁も、什器も、スタッフの方が使うエプロンや小さな道具まで、すべてが青い。
ここまで一色にこだわる店を、私は他に知らない。

カウンターの向こうにある棚には、たくさんの種類の塩・塩・塩!
世界中の塩がある。
こんなにたくさんの塩を見る機会は、ここに来ないと無いだろうと思う。

このお店、ソルトコーディネーターさんが監修しているのだそう。
お塩にコーディネーターさんがいるというのも、この店に来なかったら知らなかった。

自分好みの塩を作れるワークショップがありますよと提案され、カウンターの前に座った。
レシピはなんと600種類もあり、その膨大な中から、私にぴったりの塩を見つけ出してくれる。

左から、甘味・苦み・塩味・酸味・旨味の塩たち
奥は口直しの黒豆茶

さっそく、準備された塩選びのセット。
可愛らしい無味無臭の青い寒天が出てくる。ここに塩をひとつまみのせて、味わうのだという。甘味、苦み、塩味、酸味、旨味。五つの塩が、五つの顔を持って並んでいる。

同じ「しょっぱい」はずなのに、こんなに違うものかと思う。
ひとつ味わうごとに、黒豆茶で口をリセットする。
この寒天、おかわりができるらしい。何度でも試していい、というその余白が、なんだかうれしかった。

スタッフの方と少しずつ言葉を交わしながら、私の好みが絞られていく。
どんな食材に合わせたいか、塩の食感は? 塩の色は何色にする?

そうして出来上がったのが、137番。
これが、私の塩になった。今度買いたくなったら、番号をひとつ伝えるだけでいい。まるで、自分だけのカルテを持っているようだ。

偶然にも三種類とも日本の塩だった
こんな持ち帰りのバッグに入れてくれる


この店は、世界中でここにしかない。だから旅先に行くとき、この塩や黒豆茶を持っていくことにしている。
渡すと、たいてい「美味しい」と喜ばれる。自分で作ったわけでもないのに、なぜかちょっと誇らしい気持ちになってしまう。


さすが自分の好みに作っただけあって、文句なしに美味しかった。


自分の塩を選ばなくても、最初から出来上がっている塩も購入できる。
お店ができたばかりの頃は、種類はふたつだけだったと記憶している。
混ぜて使う「ぐるぐる」と、かけて使う「しゃかしゃか」。
それが今では、魚用、各種の肉用、野菜用、お米用、たまご用、揚げ物用、燻製、と、ずいぶん増えた。おやつ用の塩、なんてものまである。

我が家には、基本の「ぐるぐる」と「しゃかしゃか」が常備してある。
それから最近、たまご用の塩も仲間入りした。

たかが塩、と思っていた。でも、こんなふうに選び、名前をつけ、持ち帰る楽しみがあるとは、知らなかった。

台所の隅に並ぶ、青い蓋の小さな塩たち。
今日もそこから、ひとつまみの旅と、ひとつまみの選択が始まる。


ぐるぐるしゃかしゃか お店情報
東京都墨田区押上 1-1-2 東京ソラマチ 4 階
10:00~21:00(最終受付 20:00)年中無休
塩づくり体験:2,970円(約30分)
※土日祝日はソラマチが混みあうので平日がおすすめ


最後までお読みいただきありがとうございました。

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