健康を再定義する ― 支援者は、何を“改善”と呼ぶのか ―
Your Best Solution代表、五木田穣です。
ここまで、ICFという枠組みを通して、
健康をどう捉え直すか、
人をどう観るか、
そして、その視点を現場でどう活用するか、
について書いてきました。
その中で、どうしても避けて通れない問いがあります。
それは、
私たち支援者は、何を“改善”と呼んでいるのか。
ということです。
※運動指導者や治療家などの専門職をまとめて、
“支援者”と表現しています。
痛みが減ること。
動きがよくなること。
姿勢が整うこと。
数値が変わること。
検査所見が改善すること。
もちろん、それらは大切です。
けれど、それだけで本当に「よくなった」と言い切れるのでしょうか。
本人がまだ生きづらさを抱えたままでも、
支援者の評価軸の中では
「改善」とされてしまうことがある。
逆に、症状が少し残っていても、
本人は以前より
ずっと生きやすくなっていることもある。
そう考えてみると、
改善とは何か。
支援とは何か。
その問いを、もう一度見つめ直す必要があるのではないかと思うのです。
支援者は、何をもって「改善した」と判断しているのか。
本記事では、ICFの視点を土台にしながら、支援者自身の評価軸を問い直していきます。
痛みが減ること。
可動域が広がること。
姿勢や動作が変わること。
もちろんそれらは大切です。
けれど、それだけでは捉えきれない“回復”があります。
本人にとっての改善とは何か。
支援者の見ている改善と、本人が取り戻したいものは一致しているのか。
“治す”と“支える”はどう違うのか。
記事の後半には、
自分の「改善の定義」を見つめ直すワーク、
そしてICFの5要素で改善を整理し直すワークも入れました。
技術や知識だけでなく、
支援者としての在り方そのものを深めたい方へ。
YBSの思想と実践感を重ねながら書いた一本です。
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