黙示録解説 第15章-第16章_学習用レジュメ
ヨハネの黙示録の学習用レジュメです。
聖書本文とご一緒にご覧ください。
第15章・第16章概略
神の憤り(七つの鉢)
✅天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た
✅神の憤り(七つの鉢)
✅第六の鉢(ハルマゲドンに召集)
✅第七の鉢(事は成就した)
ここから本編
【ヨハネの黙示録 第15章】
✅天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た
黙示録 第15章本文
1 またわたしは、天に大いなる驚くべきほかのしるしを見た。七人の御使が、最後の七つの災害を携えていた。これらの災害で神の激しい怒りがその頂点に達するのである。
2 またわたしは、火のまじったガラスの海のようなものを見た。そして、このガラスの海のそばに、獣とその像とその名の数字とにうち勝った人々が、神の立琴を手にして立っているのを見た。
⚫︎1節
七人の御使が最後の七つの災害を携えていた。神の激しい憤りが頂点に達しました。ここでの神の怒りと憤りとは、偽キリストに対するものです。
⚫︎2節
火が混じったガラスの海を見た(第4章の「御座の前」)。
獣とその像とその名を示す数字「666」に打ち勝った人々(聖徒)は、神の竪琴を手にしてガラスの海のほとりに立っている。
「ガラスの海」は、天から見る地上の様子と思われます(黙4:6)。
聖徒は、ガラスの海の近くに立っており、地上で最後の戦い出陣します。地上の聖徒(と神の民)は、霊的に守られるとあります(黙3:10)。
黙示録 第15章本文
3 彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とを歌って言った、「全能者にして主なる神よ。あなたのみわざは、大いなる、また驚くべきものであります。万民の王よ、あなたの道は正しく、かつ真実であります。
4 主よ、あなたをおそれず、御名をほめたたえない者が、ありましょうか。あなただけが聖なるかたであり、あらゆる国民はきて、あなたを伏し拝むでしょう。あなたの正しいさばきが、あらわれるに至ったからであります」。
⚫︎3~4節
彼らはモーセの歌と子羊の歌を歌った。「すべての国々の民は来て御前にひれ伏す♪」「あなたの正しい裁きが明らかにされた♪」
黙示録 第15章本文
5 その後、わたしが見ていると、天にある、あかしの幕屋の聖所が開かれ、
6 その聖所から、七つの災害を携えている七人の御使が、汚れのない、光り輝く亜麻布を身にまとい、金の帯を胸にしめて、出てきた。
7 そして、四つの生き物の一つが、世々限りなく生きておられる神の激しい怒りの満ちた七つの金の鉢を、七人の御使に渡した。
8 すると、聖所は神の栄光とその力とから立ちのぼる煙で満たされ、七人の御使の七つの災害が終ってしまうまでは、だれも聖所にはいることができなかった。
⚫︎5~6節
天にある神殿が開かれ、七人の御使が出てきた。
⚫︎7節
四つの生き物の1つが鉢を渡した。鉢には、神の憤りが満ちていた。
⚫︎8節
七つの災害が終わるまで、誰も神殿に入れなかった。
【ヨハネの黙示録 第16章】
✅神の憤り(七つの鉢)……【おそらく2028年】
黙示録 第16章本文
1 それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。
⚫︎1節
大きな声が神殿から出て言った、「神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」。
黙示録 第16章本文
2 そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。
⚫︎2節 第一の御使【鉢①】
「地」に傾けた。
獣の刻印を持つ人々と獣の像を拝む人々(世の政治に依存し世の価値観に毒されている人々)は、(心に)悪性腫瘍(霊的な死に至る病)ができた。
「地」とは、世の宗教や価値観のこと。
黙示録 第16章本文
3 第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。
⚫︎3節 第二の御使【鉢②】
「海」に傾けた。
海は死人の血のようになって、海の中にいる生き物(政治家)はみな(霊的に)死んでしまった。
「海」とは、政治(人による統治)のこと。
黙示録 第16章本文
4 第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。 5 それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。
6 聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。
7 わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。
⚫︎4~7節 第三の御使【鉢③】
「川と水の源」とに傾けた。
それらはみな血になった。 水をつかさどる御使が言った、「彼ら(獣側の者)は、聖徒や預言者たちの血を流したが、あなた(神)は彼らに血を飲ませました(復讐した)」。
「川と水の源」とは、世の風潮と人々のこと。
黙示録 第16章本文
8 第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。
9 人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。
⚫︎8~9節 第四の御使【鉢④】
「太陽」に傾けた。
太陽(真理)は人々を火で焼く(精錬する)ことを許された。人々は激しい炎熱で焼かれ神の名を冒涜(否定)した。彼らが回心する(神に立ち返る)ことはなかった。
「太陽」とは、真理(聖書)のこと。
黙示録 第16章本文
10 第五の者が、その鉢を獣の座に傾けた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、
11 その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。
⚫︎10~11節 第五の御使【鉢⑤】
「獣の座」に傾けた。
獣の国は闇(悪の支配)に覆われ人々は苦しんだ。人々はその苦しみと腫物のゆえに神を冒涜し自分の行いを回心しようとしなかった。
「獣の座」とは、支配者が座すところ。
✅第六の鉢(ハルマゲドンに召集)
黙示録 第16章本文
12 第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。
13 また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
14 これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
⚫︎12~16節 第六の御使【鉢⑥】
「大河ユーフラテス」に傾けた。
「大河」とは、大水が流れる大きな川、つまり、人間社会全体。
①水は涸れ(人々は不毛となり)、日(真理)の上る方から来る王たち(子羊と14万4千の聖徒)の道を備える。
②竜と獣と偽預言者の口から蛙のような三つの汚れた霊が出た。これらは悪霊どもで、全世界の王たちのところへ出ていき、神との戦いに備えて彼ら(王たち)を召集する。
黙示録 第16章本文
15 (見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)
16 三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。
⚫︎15節
目覚めている者は幸い(3つ目の祝福)。
⚫︎16節
ヘブル語でハルマゲドン(テル・メギド=メギドの丘)に王たちを集めた。
「ハルマゲドンに召集」とは、物理的な地名や場所に王たちを集めるのではなく、霊的な意味での描写でしょう。よって、イスラエル地方(西アジア~中東地域)で、物理的な戦争が行われることを予言しているのではありません。
しかし、この記述を利用して支配者が戦争を引き起こし、世の人々を惑わすことは考えられます。
ハルマゲドンでの戦いは、第19章(再臨後)に描写されています。
✅第七の鉢(事は成就した)
黙示録 第16章本文
17 第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。
18 すると、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった。
19 大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。
20 島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。
21 また一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、この雹の災害のゆえに神をのろった。その災害が、非常に大きかったからである。
⚫︎17~21節 第七の御使【鉢⑦】
「空中」に傾けた。
聖所の中から、御座から大きな声で「事はすでに成った」と宣言された。
【雷鳴・地震・雹】の描写は、黙示録11章と同じ同じ場面になる。
人間が地上に現れて以来、かつてなかったほどの地震で、大きな都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れる。
【神のぶどう酒の杯を与えられた】の描写は、黙示録14章9-10節と同じぶどう酒で、諸国民と神との契約を表す。
【黙示録 14章9-10節】
ほかの第三の御使が彼らに続いてきて、大声で言った、「おおよそ、獣とその像とを拝み、額や手に刻印を受ける者は、神の怒りの杯に混ぜものなしに盛られた、神の激しい怒りのぶどう酒を飲み、聖なる御使たちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。
【島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった】の描写は、黙示録6章と同じ場面になる。
「空中」とは、地上を含む大気圏内。つまり、人の生活圏。
「島と山」とは、しばしば、信者の集まり、神の民の集まりを表す。また、王国や国家を表すこともある。

次回➡️ ヨハネの黙示録 第17章
【黙示録】概観図
聖書の中でも難解と言われる「ヨハネの黙示録」の全体構成を図表化しました。全体図を視覚的に俯瞰することができます。
